64.キングオーガの亜種がエグい
その巻が完成した場合は、題名の横に「改」をつけます。
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ワオ…。
俺の視線の先には、暴れ狂ったキングオーガが二体いる。
俺は、リヒトさんにキングオーガの説明を聞いたあとに地下室の梯子を使って地下室へ通りたのだった。
問題のキングオーガは二体とも、リヒトさんの言っていた通り、前回戦ったキングオーガと種類が違うようだ。
一体は炎系亜種から誕生したようで角が燃え盛り、肌が真っ赤だ。
もう一体は、恐らく毒系亜種。肌はいつもと変わらず緑色だが、そのキングオーガが歩いたところは泡立って溶けて行っている。
普通に怖いんですが。
まあ、ここまで来たなら戦うしか選択肢は無いな。
「いくぞ、マール、フック、カル」
「はい!」
「ケロ!」
「にゃ!」
俺たちは一斉に武器を構えた。
俺は魔法の杖と片手剣。どうにかしてこの2つを一緒にできないかな?
マールは肉をえぐり取るような形状の刃をした短刀を構えている。
フックは光属性魔法で仲間の補助。
カルは前と同じで胴体から触手を二本伸ばしている。匂いからして、超高純度痺れポーション付与の骨剣だろう。
俺は皆が戦闘態勢に入ったのを見ると、キングオーガに向かって走り出した。