奇病シリーズです(不定期投稿になるかと思います )。
※終わり方は曖昧かと思いますが、皆さんが思った終わり方がいいと思ったのでその様な終わり方にします。
第1話 殺人病
奇病と呼ばれる病が、身近な存在となっている世界線のお話。
私の街では、殺人病と呼ばれる病が流行っていた。
毎日の様にどこかで殺人病の人が殺人事件が起きました。って言うニュースばかりが取り扱われていた。
そんなある日の事だった。いつも通りに学校から帰っている途中で、幼なじみからこんな事を言われてしまった。
「なぁ…〇〇最近…俺さ、家に帰ってからお前の事を考えていると目が赤くなるんだ。」
「は?目が赤く…なる?あんた親と一緒に病院に行ったらどうよ…」
「…お前なぁ。でも、病院な…帰ったら母さんと話してみるよ」
「そーしなよ。」
…まさかアイツが殺人病になっている…なーんて事ないよね!きっと…きっと…
病院か、俺の答えは出ているのに…でも行ってみよう。結果はその後ちゃんと〇〇に伝えないとな。
「んじゃなぁ!」
「病院にちゃんと行きなねー。じゃ、バイバーイ」
そして翌日
おっきい総合病院の待合室
「…なってた。俺の予想が当たったんだな」
でも、〇〇になんて伝えれば…いいんだろう答えが見つからない。
そんな思いをしながら病院から帰路につくと母さんから「〇〇ちゃんには、ちゃんと伝えるのよ!?」と
俺は「わかってる」とだけ母さんに言った。
そして俺が出した結論は
ピーンポーン
「おー。〇〇入っていいぞー」
ガチャ
「お邪魔しまーす。」
ちゃんと話さないと!俺も〇〇も後悔する気がする。
「急に話があるって、メッセージが送られてきた時はびっくりしたよw」
「悪かったよ。でも病院行ってきたんだぜ?」
「お!偉い!」
…よし!〇〇に言うんだ、今の俺の気持ちを全て!
「〇〇…俺な……だったんだ」
「うん」
あぁ…やっぱりでも、言ってくれて嬉しいなぁ。あんたが言ってくれたから私も覚悟ができたよ。
…お前は俺の事が、怖く…ないのか?どうしてそんなに穏やかな目をしてるんだよ!
「ねぇ…私もあんたに言わなきゃいけない事があってさ…」
「おう…!!」
「だからさ、私はあんたの事が好きなんだと思う。あんまり自覚ないけどね」
「そうか…なぁ〇〇。数分後にまた会おうぜ」
「…何そのまた会おうって、バカみたい。」
「そうだな…じゃあいいな?」
「はいはい。いつでもいいよ」
「「…好きだよ、そしてありがとう」」
グサッ………ドサ