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現実にさようなら
この世界が嫌いだ。そう思ったのは社会人になって1年ぐらいのこと
会社の上司にペコペコ頭を下げながら説教され、ただの光る鉄の塊の前で文字が打てるプラスチックを空白のとこに数字をうち文字を打つ、この作業が昼の休憩まで続きまた仕事
起きて、ご飯食べて、仕事して、帰って、ご飯食べて、寝て、この繰り返し。自分、何してんだろう。と思う日続けてる
でもこんな生活でも幸せはある、アルコールだ
タバコと煙臭い匂い、うるせぇ声
「あーい!もう1杯くださあーい!!」
俺がグラスを片手にもち、その腕を上げて若い女に向かって叫ぶ
「ふぅぅー!!!」
周りの男と女達がテンションを上げて茶化す
この時間が1番気持ちいい…
でも明日からはそれじゃねぇ、会社に行き、また鉄の塊を前にカタカタして会社に貢献していく日々、こんな人生疲れた、もうどこか遠くに行きてえ、でもどこに行けばいい?田舎にいっても虫はうるせぇし、田んぼ仕事はゴメンだ、だからって都会に居たらまたあの社畜を食らう、人間関係もめんどくせぇ。全てがめんどくさい
「はぁ、神様が居るならこの世界をどうにかしろよ、」
俺はそんなアホらしい事を呟き、俺は終電を諦め、ゆっくりそこら辺の道端で寝た
「んん…?、」
俺は目を開け、時計を見た、針は1時12分を指している、俺は辺りを見渡した、あれ?ここどこだ?、夢でも見てんのか?俺が知っている渋谷ではなかった、頭が変な形の奴らばっかり…頭がシャーペンの女、頭が腕の男、頭がパソコンの奴、
自分は夢を見ているんだ、そう、そうなんだだってこんなの人間じゃ
「お兄さん大丈夫そ?」
頭がおかしい奴らの世界。