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ULTIMATE〜season8 (2038) INFECTION

第3話 - 第3話

2023年03月30日

#創作

#ファンタジー

#ミステリー

〓Mｒ.鷹党〓

主要登場人物一覧

蔵島壱成（19）…2代目主人公 ULTIMATE緊急事案機動処理部隊第1班所属

中島佑紀弥（19）…ULTIMATE緊急事案機動処理部隊所属

松浦風雅（19）…ULTIMATE緊急事案機動処理部隊所属

長内貴也（52）…ULTIMATE中央指令部長

水崎一躍（23）…ULTIMATE緊急事案機動処理部隊所属

柳生敦也（51）…ULTIMATE緊急事案機動処理部隊所属

赤木龍一（33）…ULTIMATE緊急事案機動処理部隊長

室口翔平（42）…ULTIMATE3代目総監

福良啓二（29）…ULTIMATE総監秘書

岸田正龍（25）…警衛局中央監察部首席監察官付き監察官

工藤哲也（45）…警衛局中央監察部首席監察官

「ULの組織管理を任されました首席監察官付きの岸田です」岸田はULの幹部達をまえに簡単な自己紹介を行った。

「で管理って何するんだ？」第1実動部隊長の大野が聞いた。

「まずは実動部隊を第8まで拡大そして拡大した組織のサポート役として支援機動班のメンバーを増員します。名前も変えましょう。緊急事案機動処理部隊なんかどうでしょう？」

「おいおいちょっと待てよ。そんな急に組織改革なんてできると思ってんのか？できる訳ねーだろ」

「改革やら管理やら言ってるけどよ。そんなもんただの税金の無駄使いにすぎねーんだよ」「綺麗事だけで務まるほど国防はあまくねーぞ」次々とUL幹部から声が出た。

「何？文句あんの？あーめんどくせぇーな」そう言いながら岸田は腕をめくった。そこには龍のタトゥーが刻まれていた。

「そんな事ばっか言ってるから何も進歩してないんじゃないのか？今や西日本方面本部は機能しなくなりつつあり封鎖区域内は犯罪が大量発生している。日本国憲法が通じない無法地帯になりつつあるんだ。国内で国の憲法が通用しない？そんな事あってはならない。このまま続けば日本はいつかテロ国家になる。亜細亜連合への敗北を認めることになる。そんな事があっていいのか？」

岸田の言葉に幹部達は黙り込んだ。

「俺はこいつの意見に賛成だ。このまま長期的に奴らと対峙する事は誰も望んでいないだろう。」赤木が言った。

「ここに2万8600人（警衛局所属のノンキャリア警衛官）の資料が入った段ボールがあります。あなたがたにはここから緊急事案機動処理部隊及び第6から第8までの実動部隊のメンバー選考をお願いしたい。よろしいですか？」そう言うと岸田は眼鏡を外した。

「それではお願いします。メンバー選考が終わりましたら中央監察部までお願いします。定員数は全て50人ずつでお願いします。」そう言うと岸田はその場を後にした。その頃ノンキャリア警衛官達は昼休みを迎えていた。

「今日の水めっちゃ美味いジャン笑おねぇーさん何か俺に入れた？」松浦は前髪をかきあげながら食堂の女性職員を口説いていた。

「あの野郎、熟女もいけんのか？笑」それを見ながら蔵島が言った。

「まーあの女の人顔良いしなー笑」中島が笑いながら言った。その時2人組の警衛官がやってきた。

「おいULだよな？お前ら」

「そうだけどあなたがたは？」中島が聞くと男達は笑みを浮かべた。

「俺らは本隊所属の者だ。UL上層部が変な事計画してるらしいな。組織拡大とか？俺ら本隊の者までULに行かなきゃならなくなるのは止めたい。お前らからUL上層部に掛け合ってくれないか？」

「俺らにそんな力無いよ」蔵島が言った時近くを赤木が通った。それを見て蔵島は赤木のもとに駆け寄った。

「赤木さん、お疲れ様です」