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私は松尾芭蕉、かの有名な俳聖です。
今鬼弟子の曽良君と旅に出ているのですが、
行く先で雷が鳴ったのです。
今、丑三つ時なのですが寝つけません。
それは何故かって?雷が怖いからです。
いつもはマーフィー君を抱いて寝るのですが、あの鬼弟子 (曽良君)が松島の海岸に放り投げてしまったので乾かしているから、抱いて寝れないのです。
え?いい歳こいて雷がこわいのかって?
まぁ、そんなことはいいんです、寝れないのが問題なんです。
『クッソー!あの鬼弟子め!!こっちは師匠だぞ!』
芭蕉が曽良を起こさないように小声でいう。
そこへ、また雷が鳴る
芭蕉は怖かって布団を被る。
『はぁ』
どこからともなく溜め息がなる。
『だっ、誰?』
芭蕉は雷だけでも怖いのに幽霊や心霊の非科学的なものは嫌いなのに追い打ちを掛ける用に鳴った。
『僕ですよ、芭蕉さん』
曽良が言う。
『なんだ、曽良君か…』
芭蕉は安心した様に言う。
『それよりうるさいんですよ。起きちゃったじゃないですか、』
曽良は呆れながら言う
『だ、だって!怖いんだもん雷』
芭蕉は反論する様に言った。
『仕方ないですね……』
曽良は芭蕉が寝ている布団に入り込み
芭蕉を抱く。
『へ?』
芭蕉は腑抜けた声を出す
『これで寝れますか?』
曽良は呆れた顔を出しながら目を閉じる。
芭蕉は思った、
(曽良君珍しく私に優しくない?もしかして、なんか食べた?
マジヤバイダケでも食べたのだろうか?だとしたら、ベツニヤバクナイダケを食べさせないといけない)
なんて思ってたら、どんどん眠くなっていく。
『芭蕉さん起きてください』
曽良が芭蕉に断罪チョップをかましながら起こす。
『痛ァァ!!曽良くん普通に起こしてよ』
芭蕉は涙目になりながら言う
(やっぱり曽良くんは鬼弟子だ)
と思う芭蕉だった。