注意事項
・この作品はmzyb様、ci様の二次創作です。
・本人様とは関係ありません。
・検索避けに協力してください。
・猫パロです。
猫視点と、人間(モブ)視点の2つがあります。
・猫×猫の嫌がらせ要素等も含まれます。
・名前のあるモブが出てきます。
名前に意味などは無いです。
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人間が何かを言っている。
左手に持たれたカゴをカーペットの敷かれた床に置き、開いた。
中からオレンジがかった毛色の猫が1匹、飛び出てくる。
くん、と匂いを嗅ぎ周りを見渡す。
周りにいる猫が警戒しながら彼の匂いを嗅いだ。
遠くのソファの下に潜っている俺は、小さく欠伸をした。
俺は、紫がかった毛色の猫だ。
俺はここ、猫の保護施設に来てから数週間経っているが、その間に何匹もの猫が新たにやってきている。
その頻度に驚き、そして俺は人見知りなので、友達ができずにいた。
きっと、あのオレンジ色の猫とも友達になれないのだろう。
そう思い、ぐぐ、と身体を伸ばしていると、人間が俺を掴み、ソファの下から出してしまった。
「やめてください。」
そう頼むが、どうやら人間は猫の言葉を理解してくれないらしい。
久しぶりに俺を見た彼らがこちらに寄ってくる。
「んはは、shpまた隠れんぼしてたん?」
「…うるさい、ut先生に関係ないでしょ。」
けらけら、と笑う青色の猫はut。
ここにいて長い日を過ごしている奴だ。
ドンッ!!
ふと、鈍い音が聞こえて振り返る。
人間が何かを言いながらオレンジ色の猫を持ち上げた。
ああ、殴られたのか。
ここの保護施設には嫌なことに、悪戯好きの猫が多数いて、グループになっている。
そこに何かを言って、目をつけられてしまったのだろう。
あーあ。可愛そうに。
お前、呆気なく逝ってしまいそうだな。
俺はふん、と鼻を鳴らしソファの下へと潜り込んだ。
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「…すー、すー…ぅ、ん"?」
「…ぺふ、ぺふー…。」
その晩、寝息が聞こえて目が覚めた。
隣にはオレンジ色の猫がいて、寝ている。
頬に傷ができている、また殴られたのか。
それにしても、寝息が下手くそすぎる。
そう思い、手で口を抑えてみた。
「ぺぶっ…、ぶ、ぅ?」
「ここ、俺ん場所やけど。」
「…ご、ごめんなさい、いい場所だなって、思って、」
ぺしょ、と悲しそうな顔をしてソファの外を見る。
少し震え、怖がっているようだ。
「…お前名前は?ないん?」
「ciです、お爺ちゃんがつけてくれた。」
「ciか。…俺はshpや。つけてくれた人は知らん。」
案外話せることに驚きを感じながら、ソファから出てみる。
ciは怯えながらも慌てて俺の後を付けて出てきた。
「あのねこ、たちは?」
「寝とるやろ。ま、起こさんかったらええでしょ。」
物音を立てないようにカーペットの上を歩き、水の入ったカップをciに差し出す。
「…っ?ん?」
「飲め。どーせアイツらのせいで飲めへんかったんでしょ。」
「は、はい…ありがとうございます、」
ぺちょ、と舌を出して水を飲むのを待つ。
アイツらが来ないように監視をしながら。
「…んくっ、もう、大丈夫です、」
「ん。じゃもう寝ましょ。またあした。」
「…えっ、ぁ、は、はい、」
俺は素早くソファの下に潜る。
そっ、とciを見てみると、どうしようかときょろきょろしていた。
でももう、俺は眠気に勝てる気がしない。
ま、大丈夫でしょ。
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「ひぐッ、ぅ…。んんっ、」
「…ん"あ?」
またまた、声に起きた。
ソファの下、と言ってもshpが寝ていた位置とは離れた端の壁際の方に、ciはいた。
小さくまるまって声を漏らしている。
ちら、と外を見てみるとアイツらが既に起きていて、周りにオレンジ色の毛が散らばっていた。
ほんと、何したらあんなに目をつけられるんだか。
俺はciの傍に近寄った。
「またやられたんすか。」
「…ッ、ぅん、」
「はー。ちょっとまってて。」
俺はソファの下から飛び出し、おもちゃ箱からぬいぐるみを取り出した。
そして帰る途中。
「おい陰キャ!」
「…ん?」
「その奥に汚ねえ色したやつがいるはずだ。連れてこい。」
あーあ。最悪だ。声をかけられてしまった。
彼らは身体が大きいからソファの下に入れないとは言え、目をつけられれば出ることが出来ない。
それも困る。
仕方ない。
「わかりました。」
ソファの下に潜ると、俺を怖がり壁際の方に後退りをするciがいた。
俺はぬいぐるみを置き、ciに小声で声をかける。
「ci。ええか。小さい隙間を使って俺から逃げるんや。」
「む、むりだよぉッ、あしおそいもん、!」
「アイツらに襲われてええんか。」
「いやだけどッ、でもshpから逃げきれない、」
「大丈夫。逃がす。信じろ。」
「…ッ、ひくッ、うわぁぁんっ!!!」
ciはかしゃかしゃ、と音を立ててソファから飛び出した。
アイツらよりも前を行き、ciを追いかけるフリをする。
ciは言われた通り、椅子の間や家具の下を使い素早く遠くへ行く。
そのまま安全圏まで。
「なにしてんのきみ。」
「ひぃッ、!」
しまった。
ボスと言われてもいいほど、この施設の中では強いzmに捕まってしまった。
いちばん大きいこのキャットタワーのテッペンは、zmの居場所だった。
俺のミスだ、しくった。
zmよりも小柄なciは、簡単に咥えられている。
「…ひぐッ、もぉ、やぁ"ッ、かえりたい、おうちにかえりたいよぉ、」
ぐすぐすと泣き出したciを、zmはそっと下ろして頭をぽん、と撫でた。
…あれ?優しいな。
「…帰りたいなあ。こんな場所嫌やな。」
「…ぐすッ、ぅぅ、おじいちゃん、、ッ、」
「きみめっちゃ怪我してるやん。だれ?」
「ぇ?」
「だれにやられたん。」
俺はzmのいるキャットタワーを登り、こそっと指を指す。
zmはアイツらを見ると、ciから手を離しキャットタワーの1番上から飛び降りた。
アイツらは怖がって逃げている。
よしよし。作戦通りではないが、成功か。
「shpくん…、ありがと、」
「んーん。」
この俺が、ここまで協力していることを今気がつく。
まあだが、今更引けないからな。
こいつとは、仲良くさせてもらおうかな。
俺は少し嬉しくなり、ついciの頭を撫でてしまった。
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「shpくんっ、shpくん、」
「…ぁ"ー?」
キャットタワーの最上階で、寝ていた俺とci。
その間にzmが挟まっていて、こちらを満足気に見ていた。
慌てて退こうとするが、zmは優しく微笑み、そのままでいいと言ってくれた。
「shpくん、にんげんいっぱい、」
確かに騒がしい。
下を見ると、人間が何人もいて、猫と触れ合っている。
猫カフェとしても運営しているここは、人間が来るのだ。
ciはまだ慣れておらず、パニックになっている。
「ci、人間は暴力は使わんけど、構わずに触ってくるから、苦手ならzmさんとこにおりな。」
俺はそれだけ言い、キャットタワーから飛び降りてソファの下に潜り込んだ。
後ろからバタバタと追いかけて来る音が聞こえる。
微笑みが漏れてしまう。
だが、その音が止んだ。
「shpくんっ、!!」
外を覗けばciがチャラそうな女に掴まれていた。
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「えーこの子ちっちゃぁ。まじウケる。」
「ちょっとミカぁ。猫は腕掴んで持ち上げちゃダメだってばぁ。かわいそー。」
ここは猫保護施設、または猫カフェだ。
ピチピチ女子高生ギャルの2人は定員が居ないのをいい事に子猫で遊んでいた。
別に猫が嫌いという訳では無い。
どちらかと言えば好きだ。
だが、この歳はどうも悪ふざけ、目立ちたいもの。
一人、ユキはスマホをミカに向けている。
ミカに掴まれた子猫は小さく弱々しく、みぃみぃと鳴いていた。
「うりうり。この子可愛いからアタシほしいなー。」
「保護施設だから貰えるっしょ。」
「やんなー?ま、大人になったら戻すと思うけどー。」
足元に少しガタイの良い猫が集まっている。
ミカは不思議そうに見ていると、その猫が子猫を見ていることに気がついた。
「あー。この子の親ですかぁ?はいはいさーせん。」
そう言って、子猫をぽいっと離すと、途端にガタイの良い猫が子猫に襲いかかった。
ユキは慌ててスマホを向ける。
「親子喧嘩なうー。」
「ウケる。ミカ悪くないでーす。」
スマホにピースを向けてケラケラと笑う。
そのとき。
「ん?あっ!!陰キャ猫ちゃんいまーす!」
ソファから顔だけを出している猫を引っ張り出す。
「陰キャと陽キャのツーショで萌えるー。」
ミカはぷらぷらと猫を揺らす。
猫は静かに唸っていた。
み"ぃぃッ、、
先程よりも小さくなった鳴き声が聞こえてくる。
掴まれていた猫は、素早くミカの腕を引っ掻き、子猫の元へ駆け寄った。
「い"った!このくそねこ!!」
腕を振り上げたミカの足を
数匹の猫が引っ掻く。
そして、子猫の元へと駆け寄って行った。
ガタイの良い猫らはいつの間にか居なくなっていた。
「なによこいつら…っ!」
ミカは手を上げた。
握りしめた拳を上げた。
それが振り下ろされることはなかった。
「すみません、猫への暴力は出禁対象です。出て行って下さい。」
定員が戻ってきたらしい。
そのまま定員は、女子高生を追い出した。
女子高生は文句を言いながらも、そそくさと帰って行った。
震えたciは、周りに集まったshpの友人達の傍で丸まった。
短すぎですかこれだと
(4000文字
前回のコメントで、連載の方が良いが少し多かったので、連載にしようと思います💪🏻
できるだけ、待たせないように作ります
ですが、今週からテスト週間なので次回は結構遅れちゃうかもです
できるだけ、気になるところで切らないように作りました、作れたと思います🤔🤔
コメント
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ごめんなさい、関係ない話なんですが、grtnの物語って書いてましたか、!!
oh......尊い…🫠✨ ガチで癒しすぎる