この作品はいかがでしたか?
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バチキンは、今日、自分から死神に会いたくなった。
ここ最近、死神と出会って何日か経ち、徐々に彼に 興味を持ち始めたのだ。
何故彼が自身の名前を知ってるのか。
ナマでヤッてるのにも関わらず子供を欲しがらないのか。
何故自分を気に入ったのか。
何もかも知りたくなり、今日一日かけて自分から死神の部屋に行く方法を探った。
まずは情報収集。
バチキンは神父の太陽に死神にまつわる話を聞いた。
太陽「死神のとこに?お前から?」
バチキン「そうバチ!」
太陽「教えるけど……それは生きて帰るを前提にか?」
バチキン「………………バチ!」
太陽「いや間よ。それは置いといて、じゃあ絶対に聞き逃すなよ?」
死神の元へ行く方法
(※以下の方法は個人の妄想による方法です。この方法を鵜呑みにしないでほしいし絶対に真似しないでください)
1、十字架と黒百合を用意する。
2、花瓶に黒百合を差し、十字架を持ち仰向けになる。
3、会いたい死神の顔を想像する。
4、眠りにつくまで想像する。
5、大天使と会ったら正直に目的を話そう。嘘をついたら生きて帰れないので注意。
6、会えれば成功。
太陽「私も、あの女神と会えるんじゃないかなって希望を持ちながらやったな。……せいぜい生きて帰れよ。」
そして夜。バチキンはそれをやってみた。
気がつけば白い世界。
バチキン「……次は大天使バチか。」
???「誰だ。」
声がした方に目をやると、ライトグリーンの瞳を持つ天使がいた。
バチキン「……大天使バチ?」
ジェラルディ「ご名答。私は大天使ジェラルディ。貴様……何しに来た。」
バチキンは少し躊躇ったが、答えた。
バチキン「……死神に会いに来たバチ。」
すると、ジェラルディは少し目を見開いた。
ジェラルディ「死神……?アイツに会いたいだなんて、とんだ物好きなシスターだな。」
バチキン「この時間に彼が来るけど……こっちから会いに行きたくて。 」
ジェラルディ「なるほどな。じゃあ行ってよし。…………と言いたいところだが、いくつか質問いいか?」
バチキン「どうぞ。」
ジェラルディ「……貴様の言う死神は、左目に紋章がある奴か?」
バチキン「そうバチ。」
ジェラルディ「そうか……2つ目だ。奴と既に身体を重ねたのか?これは正直に答えてくれ。」
バチキン「…………ヤったバチ。」
ジェラルディ「おいマジかよ。じゃあ最後。…………死神の名前は覚えてるか?」
バチキン「え?」
バチキンは彼の名前を思い出すために頭をフル回転した。
ジェラルディ「……忘れてるのか。じゃあ……」
バチキン「思い出したバチ!」
ジェラルディ「?」
バチキン「彼の名前、彼は___
ジェラルディ「……正解だ。……行ってよし。アイツの部屋はあっちだ。 」
バチキン「ありがとうバチ。」
バチキンはジェラルディの指差した方向に向かった。
ジェラルディは微かに微笑んだ。
死神「バチキン……なんでこんなところにィィィ!?」
バチキン「死神に会いたくてつい(´>∀<`)ゝ」
死神「そうか……」
おまけ
太陽
教会の神父。礼儀正しい時もあれば行儀悪い時もある。3世紀も生きてるのではと噂されている。幼少期に火事による崩れ落ちた瓦礫で身動き取れず下敷きになっていた自身を助けた女神に惚れ、何年もかけて彼女を探している。
大天使ジェラルディ
死神と同じくらい身分の高い天使。死神とはライバル兼マンツーマンで戦うほどの仲。死神をよく知っている。13年前の死神が戦闘で負った怪我に関しては罪悪感を今でも抱いている。
コメント
1件
まさか大天使が社長だなんて!?出てくると思ってなかったので嬉しいです(≧∀≦)