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陽キャの後ろに陽キャではない誰かの影が見えた。
悲しみ (ん?)
陽キャは後ろからバットで殴られた。
陽キャ 「いっっ!!!!」
悲しみ 「陽キャ!」
陽キャはその場に倒れた。
悲しみ (ど、どうしよう…。)
変人 「あっ!陽キャさん殴っちゃってごめんね。でもこうしないといけないから少しだけ我慢してね。」
そう言って変人は陽キャに向かってまたバットを振り落とした。
悲しみ (ヤバイ!)
そう思っているとサイコパスが変人の手首を握っていた。
サイコパス 「もういいよ。こんなことはやめよう。ごめん。俺が悪かった。」
悲しみ (え?)
変人 「別にこれはサイコパスくんのためにやっているわけではないから止めないよ。」
サイコパス 「え?」
変人 「これはいかりくんのためにやっていることだから。」
悲しみ (どういうこと?サイコパスが他の人とつるんでたの?ずっと僕と一緒だったのに?)
サイコパス 「でも俺の作戦にのってくれたんじゃ…。」
変人 「のってないよ。君を利用しただけ。君を利用してここにいる人たちを殺してもらったの。」
サイコパス 「…。」
変人 「あれれ?ショック受けちゃったかな?まぁでも殺さないといけないから。ごめんね。」
そう言って変人はサイコパスに向かってバットを振り落とした。
悲しみ (仕方ないよね。こんぐらいの罰をあげなきゃ…。でも…。)
悲しみ 「やめて!!!!!」
悲しみはナイフで変人を刺そうとしたが、変人はよけた。
変人 「あっ!悲しみくんだー。」
悲しみ 「それ以上サイコパスに近づくな。」
変人 「えー?嫉妬ですかー?」
悲しみ 「嫉妬じゃない!」
変人 「?」
悲しみ 「お前が騙されてるよ。利用されてるよ!」
変人 「僕は力を貸してるから利用はされてるよ。だからなに?」
悲しみ 「いかりさんは普通じゃないんだよ。それを直そうとしないの?そんなにチョロイんじゃあいつか裏切られるよ。」
変人 「…。」
悲しみ 「変人さん。いかりさんを直そうよ。そしたら裏切られなくてすむし、ずっと一緒に居られるよ。」
変人 「…。確かに…。」
悲しみ 「じゃあそうしよう?」
変人 「うん。」
悲しみ (これでいいんだよね…?)