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続きです!
注意 血の表現、死ぬ表現があります。
他作品と似ていたらすみません
自分が死ねばいい。
そう考え私達は銀行の前を通る。
すると案の定さっきの通り魔がこちらへ向かってきた。
私はフランスの前に立ち通り魔に腹を刺された。
英「〜〜ッッ!!」
仏「イギリス!!イギリスっ!!」
言葉では言い表せない程の痛みだ。
だんだんとフランスの声が小さく、聞こえなくなる。
…良かった。
もう、これで終われる。
そう思った矢先だった。
酷い頭痛と吐き気に襲われ、視界が歪む
う….そ..でしょう、?
また辺りは薄暗くなりやがて暗闇と化す
そこでまた神が現れた。
どうやら自分が死んでも戻る、いや、自分が
死んだ場合は強制的に戻るらしい
フランスのときは自動じゃないのに…
自衛本能のようなものか?
そんなもの必要ない、むしろ迷惑だ。
そう考えを巡らせているうちにフランスと私は橋の上に立っていた。
(ねぇ、どうすれば貴方を救える?)
他に方法はないのか
どうすれば、どうすれば、
私が思案を続ける隣で貴方はいつも通りの笑顔を私に向け楽しそうに話している
呑気だな、と心の中で思いながらさっきとは違う道を行く。
私達は陸橋を渡りさっきの隣の通りを通った
今度は病院の前を
すると突然爆発音が響いた
私は音の発生源を探るべく辺りを見渡した
どうやら爆破されたのは病院らしい
黒い煙が病院を中心に空に流れている。
仏「今の音なにっ!?」
英「病院からだと思います」
仏「やばいじゃん!見に行こうよ!」
英「えぇ〜、」
またそこで貴方に死なれると困るんですけど
仏「えーじゃない!ほら行くよ!」
英「はぁ…」
二人は病院まで走る
もうすでに野次馬が病院前に集まっていた
近くに来ると目に染みるような悪臭がする
私は思わず後退りをした。
でもフランスはまだ中に人がいるかもしれない!と言って病院の入り口に向かって走っていった。
もうやめてくれ。
また貴方を失ってしまう。
それを見ていた野次馬の一人がフランスの腕を掴み危険だ、戻れと促した。
考えてみれば当たり前だ。
これでは飛んで火に入る夏の虫。
死にに行くようなもんだ。
すぐに私も止めに入ろうとしたが、遅かった
フランスはその人を振り払い病院の中にきえていった。
仕方なく私も彼を追うように病院へ向かった
もちろんさっきの野次馬達に止められた。
私もそんなに弱くはない。
止める人々を振り払って進んできた。
中はパチパチと音を立てて燃える火と、
割れたガラスの破片が散乱していた。
私はフランスの名前を呼びながら火の掻い潜り走る。
仏「イギリス!」
突然フランスの声が聞こえた
良かった、生きていた。
英「フランス!どこですか!」
仏「イギリス!こっち!」
英「!」
左側の部屋の中にフランスが居た
仏「この子が避難し遅れていて…」
英「女の子?本当に避難が遅れていた人が
居たんですね…」
私はフランスに駆け寄る
生きていてよかった。
安心していたのも束の間、ガラガラとおとを立てて天井が崩れてきた。
此処にいてはまずい。
早く病院を出なければ。
英「早く逃げましょう!」
そう言って振り返るとそこには涙を流してしゃがみ込んでいる少女と、
瓦礫の下敷きになり動かないフランスの姿があった。
私は言葉を失った
少女「うわぁぁぁん!!お兄ちゃぁあん!」
私はこの光景をただ眺めることしか出来なかった。
またフランスが死んだ。
見たところ、フランスは少女を押して瓦礫から守ったのだろう。
最後までいい奴だな。
自分の私をも厭わないか。
まぁそんな所が好きなんですけどね。
でも死んでしまったら元も子もない。
はぁ、リトライ….
また激しい頭痛に襲われ意識が飛びそうになる。
なんかだんだんと酷くなっている気がする
2人は橋の上に戻ってきた。
英「はぁっ、はぁーっ、はっ、ゔっ」辛い。
仏「どうしたの?大丈夫?」
英「はっ、ぃ、すぐに、、はぁっ、落ち着き
ます、からっ」
まぁこんな能力、それ相応の代償があって当然か、?
それにしても段々と症状が重くなるばかりだ
はぁ…….。
(もう無理なのか…?)
いや、諦めたら駄目だ。
そんな事を考えるな、
絶対助ける、助けられる。
次はタクシーに乗ろう。
私はタクシーを呼ぶべく震える手でスマホを開いた。
続、かせる