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彗と蒼は他3人と合流。
「麗乃、阿須は平気?」
「うん、平気だけど自分の炎で火傷が数カ所。冷やさないとダメね。早く帰りましょ。」
「彗もやばいの。佑由達も回収して早く帰りましょ。あっちの怪我もやばそうだった。出雲先生、手伝って。 」
「当たり前だ。」
麗乃、蒼、出雲は弱っている彗、阿須を運び、
佑由たちがいる場所へたどり着いた。
「あーー(泣)蒼ちゃぁぁぁん!!私ひとりじゃ無理だよぉぉ(泣)」
「佑由?!どうしたのよ。」
「疾風くんの麻痺が取れないの!!死んじゃう!!」
「は?!」
麗乃がそれを見て、「ちょっとどいて。」と珍しく強めな声で周りに言った。
「疾風くん、ちょっとやばいわね。早く帰らなきゃ。治療しなきゃやばいわ。早く行くわよ。」
動ける人たちはけが人を中王国の病院まで運び、麗乃と佑由は治療の手伝いを始めた。
数日後、彗、疾風、阿須は入院。
彗はだいぶ動ける状態だが、疾風はまだ眠っている。彗が阿須の病室に行った時、阿須は1人でずっと呪文のようにブツブツ言っているのが見えた。
「阿須、どうしたの?」
「俺のせい…。俺が悪い…。俺のせいで…。生き物も植物も、人も傷つけた、、。昔と一緒だ…。」
「阿須…、」
彗は、阿須が座っているベッドの横にあるイスに座った。
「動物を傷つけたのは許せない。でも、治療はラウラがやってくれてるからもう大丈夫。後で行ってあげてね。昔より全然平気だよ。少しは能力扱えてるじゃん。」
「また、俺はお前を殺しかけた。」
「あれは俺1人で逝こうとしただけだ。阿須のせいじゃない。」
阿須は下を向いて方を震わせた。彗が顔を除くと、阿須は泣いていた。
「もっとっ、ちゃんと出来たらっ、」
「阿須は強いよ。これから少しずつでいいから頑張ろうよ。」
彗は阿須を抱きしめながら言った。
その様子を蒼が病室の外で見ていた。
(阿須、、、、)
少し経って、阿須は退院、動物を怪我させたため獣国に行かなければいけない。
阿須は、マントを被って獣国へ向かった。
「あ、阿須クン!!怪我もう大丈夫なんスか?!心配してたんスよ!! 」
「ああ、大丈夫だよ。ありがとう、ラウラ。」
ラウラ、獣国の王様の手下みたいな存在。
リカオンの大きな耳がよく目立つ。
元気で阿須が来るとすごい速さで寄ってくる。
「もー。動物怪我させちゃうとかどういうことッスか。彗くんもめちゃめちゃ怒ってたッス。治療してくれてるレナードさんも怒ってましたし。行きますよ。」
「彗が?」
「当たり前じゃないですか!阿須クンのこと心配過ぎてパニクってましたよ。」
「まじか、、」
阿須は下を向き、少し罪悪感を感じる。
ラウラは気にせず、王宮の中に阿須を入れ、レナード。獣国の王様の元へ向かわせる。
続