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⚔️が病んでます
🐿🦟あり、なんでも許せる方のみどうぞ
普通ってなんだろう。朝起きて学校行って友達と喋って授業受けて帰って課題してご飯食べて寝て………。僕はほんとに普通なのだろうか。今日もまた変わらない1日が始まる。
⚔️「朝か………準備しなきゃ…」
別にいじめられてる訳では無い。けど学校に行くのが億劫。自分を偽って過ごすからものすごく疲れる。けど頑張らなくちゃ。準備が終わり下へ降りる
母「おはよう。朝ご飯出来てるから食べちゃいな。私はもう出るね」
⚔️「分かった!ありがとう。行ってらっしゃい」
家族にも恵まれている。幸せじゃないか。普通じゃないか。けど、なぜか辛くなる。いや、僕は辛くない。ほんとに辛い人がいるのにこんな僕が辛いなんて言ってたらダメだ。早く朝ご飯食べて学校に行こう。
~学校にて~
友「おはよう剣持!課題終わったか?」
⚔️「おはよう。どっかの誰かさんとは違ってちゃんとやってきましたよ」
友「おいバカにしてるのか?」
⚔️「で、課題は?」
友「やってません」
⚔️「ほらなw」
大丈夫。ちゃんと笑えてる。僕は普通だ。
授業もちゃんと受けていつの間にか学校が終わる。いつも通りだ。
友「剣持ーこれからカラオケ行くんだけど来るか?」
⚔️「ごめん!今日は予定があって行けない。また誘って」
友「おっけりょーかい!またなー!」
⚔️「またね。………帰ろ」
別に予定はない。ただ気分じゃなかった。それだけ。家に帰って課題やらなきゃ。
⚔️「ただいま」
部屋に入ると涙が出てきた。なんでだ?辛くないのに。ふと机の上に置いてあるカッターが目に入った。何を思ったのかそのカッターを手に取った。カッターを左腕に押し当てすーっとひく。すると赤い線がじわぁっと浮かび上がる。その時すっとスッキリした感じがした。それと同時に僕は普通なんだ。血も出るし痛みもある。普通なんだと確認できた。そしてまだ頑張れる。そう思った。気がつけば腕全体が赤く染っていた。やばいやってしまった…。明日はろふまおの収録だ。みんなにバレるとやばいと思い包帯を巻いた。バレないことを願いながら。明日も早いし課題だけやって寝よう。
また朝が来てしまった。朝ご飯を食べて事務所に向かう。バレなきゃいいなぁと思いながら事務所に着いた。
⚔️「おはようございます。」
🏢「あ、剣持さん!おはようございます」
⚔️「甲斐田と不破くんはまだ来てないのかな?」
🥂「おはよーございます」
🏢「あ、来た。甲斐田さんは遅刻か?」
☀️「おはようございます!せ、セーフ?」
⚔️「ギリセーフです」
☀️「良かったぁ~」
スタッフ「じゃあ、揃ったんで始めましょうか」
収録は無事に終了した。みんな気づいていないようでよかった。そう安堵した。が
🏢「剣持さん、今日は珍しく腕まで包帯してますけど剣道でやっちゃったんですか?」
🥂「あ、確かに今日腕まで包帯してるな。大丈夫か?」
⚔️「あ、大丈夫大丈夫。大したことないから笑」
やばい、けどなんとか大丈夫。そう?
☀️「まぁ、無理しないでくださいね」
⚔️「無理はしないですよ。じゃあお疲れ様でした」
バレなくてよかった…。けどバレるのも時間の問題だな。
それから1週間、自傷行為は毎日してしまっている。スッキリとする爽快感、そして自分は普通だ、まだ頑張れると言い聞かせるために。何が辛いかなんて分からない。いや、辛くはない。ただ、みんなからの期待、自分を偽ることに疲れただけ。僕はおかしくない…まだ頑張れる、頑張れるから…
⚔️「やばい…またやっちゃった。」
腕全体が血で染まっている。明日、収録があるのに…まぁ、この前みたいに誤魔化せばいいか。と考えながら包帯を巻く。次の日に備えて今日はもう寝とこう。
⚔️「おはようございます」
🏢「おはようございます。珍しいですね。今日は剣持さんが最後ですよ」
🥂「寝坊か?笑」
⚔️「いや、みんなが早すぎるだけでしょ笑」
☀️「今日はなぜか早起きしちゃって早めに行ったら社長と不破さんいたんだよね笑」
🏢「珍しく甲斐田さんと不破さん早かったですもんね」
🥂「まぁ、収録まで時間あるしのんびりしよ~」
🏢「そうですね」
⚔️「のんびりするか~」のび〜
🏢「あれ、剣持さん大丈夫ですか?」
⚔️「え、何が?」
🏢「包帯に血が滲んでますけど…」
は?やばいどうしよう。昨日止血しないで包帯巻いたからか?なんて言い訳しよう…
⚔️「あ、だ、大丈夫ですよ」
🥂「あ、ほんとだ。包帯取り替えるか?」
⚔️「い、いや大丈夫なんで。ちょっとトイレ行ってきますね」
🏢「あ、ちょ……」
🥂「ねぇ、社長。もちさん様子おかしかったよね。しかも腕の内側から血が出るってなかなかないと思うんだ。多分だけどさリスカ、してるよね」
☀️「リスカ?!あのもちさんが?」
🏢「たしかに言われてみればそうですね。今日は収録なしにしてもらいましょう。剣持さんが心配です」
🥂「戻ってきたら聞いてみるかぁ」
見てくださりありがとうございます!2話もお楽しみに