いつもよりゆっくり、情景を想像しながら読んでください
雰囲気を重視しているので、しっかり味わってくださると楽しんでいただけると思います
nmmnとなりますのでひっそりと楽しんでいただけると幸いです
3800文字ほどあります
nkkn 赤ちゃんプレイ
「きんとき!」
「ん、どうしたの」
「甘やかして欲しい!!」
「急だね?」
ぱしんと綺麗な音を立てて手を合わせたナカムは頭を下げたままチラリとこちらを覗いた。
「最近ちょっと色々重なってストレスがすごくて…なんか頭にモヤがかかって何もうまくいかないから…癒して欲しくて…」
「うーん…できることならやってあげたいけど…何して欲しいの?」
「…あー……その…、えっと…」
「…」
お喋りが好きな彼が言葉に詰まるのは、大体言いづらいこととかはばかられることだ。
そう、とても、とても嫌な予感が
「赤ちゃんプレイ…って……知ってる?」
当たった。
「今日だけだからね、ストレスを溜め込むのはよくないから付き合ってあげるだけだから」
「そんなに念押しされなくてもわかってるよ〜、でももしかしたらきんときがこのプレイ好きになっちゃうかもしれないよ」
「そ…それは…ないって」
「わかんないよ?母性本能来るかもしれない」
「来てたまるか」
ソファに座って、そわそわとしているナカムの頭を膝の上に乗せてやる。
膝枕がいいと言い出した彼はとても頑固で何をしても何を言っても引かなかったのでこの形ですることになった。
「それじゃあ…、やる?」
「ん、きんときはママね」
「俺がママ…はい…」
童顔がにっこりと微笑む。
すでになりきっているようで、俺の着ているパーカーの紐を手で握っては離してを繰り返している。
「…たのしい?」
「うん、たのしい」
いつもより少し舌足らずに喋る恋人の姿に眩暈を覚える。
いくら童顔でも成人男性の赤ちゃん帰りは少し厳しいものがある。
「まま、あたま撫でて」
「はいはい、よしよし」
膝にある頭を優しく撫でると、嬉しいそうに頬を綻ばせる彼が可愛らしい笑い声をあげる。
意外と可愛く見えてくるものなのか、自分がもうおかしくなり始めているのかわからないが、なんだか加護欲が湧いてくる。
すると紐で遊んでいたナカムが、その手を俺の胸に優しく合わせた。
「まま、おっぱい、ちょうだい」
「……、え」
「…まま?ぼくおなかすいた、ままなんだから、くれるよね」
「…っぁ、うん…」
柔らかい声から底知れぬ圧を感じて思わず返事をしてしまった。
脅迫されているような恐怖と、許諾してしまったこととこれから起こることへの羞恥で頭がかしくなりそうだ。
「み、ミルクって、どうすれば」
「…?でるじゃん」
「で、でないよ」
「出るって言って」
「…ぇ」
突然演技をやめていつもの声になったナカムが静かに言い放つ。
冷たい目が俺を突き刺すようで、もう俺に逃げ道はないのだとひしひしと実感する。
「おっぱいでるよね」
「………でる、よ」
返事もまともにできないうちに質問されてしまって、言われた通りに答えることしかできなかった。
にこりと満足そうに笑ったナカムが、また可愛く見えてしまった。
さっきまで、あんなに怖かったのに。
「おっぱいちょうだい」
「……これ、俺が…?」
「はやくちょうだい、ねえ」
「っん、わかった、から……、」
ナカムが胸に沿わせた手をするりと撫でるように動かす。
服越しにその指先からの刺激が胸の辺りに伝わってきて、思わず肩が跳ねてしまった。
小さくゆっくりと舌舐めずりをしたナカムの顔に目を惹きつけられて、思考が朧げになっていくのが分かる。
それでもまだ恥じらいが邪魔をして、服を捲る勇気が出ない。
胸を出さないと、ミルクを、あげられないのに。
緊張と羞恥でいつも通り震える手がさらに震える。
ナカムが、俺をじっと見て、今か今かと待っている。
「まま、おなかすいた」
ゆっくりと動かされた少し乾いた唇が音をこぼす。
これ以上は待てないと、その瞳が俺を捉えて離さない。
「…ぅ……ん、いま、あげる……から…」
ナカムの視線を痛いほど感じながら服と下着の裾を掴んで胸の高さまで持ち上げる。
するとナカムは上体を起こし、俺の胸の飾りをまじまじと眺めながら微笑んだ。
見られているというだけで顔に熱が集まり、胸の飾りが立ち上がっていく。
何もされていないのに、見られているだけで”触ってください”と自分の意思に反して訴えるその胸を見て、あまりの恥ずかしさに涙が出そうになる。
「…いただきます」
そう言ったナカムが口を開けて、胸の前で短く息を吐く。
些細な刺激でも敏感になっている今ではそれすら快楽へと変化して、思わず裾を持つ手を握りしめる。
「…っ、」
「…」
黙り込んだナカムが俺の顔を見ながら、その小さな口に俺の胸をゆっくりと含んだ。
すぐに舌が動いて、赤子がするわけのない動きで俺の胸を刺激する。
熱い舌が押しつけられて、何も出るわけがない胸を吸われる。
「はぁっ…、ん…ぅ……」
快感で思わずあられもない声が出てしまって、さらに恥ずかしくなって、思わず片手で口を塞ぐ。
「…だめ」
「っえ」
それを咎めるようにナカムが俺の手を取る。
指と指の間を触れるか触れないかの距離で優しくなぞられ、それももどかしくなって、自分から強く手を握る。
「な、ナカム…」
「…なあに?」
「…ぁ、なんでも…」
自分が何を言おうとしていたのかをふと考えて顔が熱くなる。
まさか、まさかもっとだなんて言えるわけがなかった。
「じゃあまだちょうだい」
「…いいよ、いっぱいのんでね」
考えずとも口をついて出た言葉に思わず目を見張る。
満足そうに柔らかく微笑んだナカムが、俺の目を射抜いて、そのまま心の奥まで見られているようで丸裸になったような心地がした。
今度は直接甘い手つきで胸を触れられて、求めていた感覚に理性が欠けていき、自制を忘れた腰が抗うすべなく淫らに揺れる。
「まま、腰かくかくしてるよ?」
「ん、ぁっ…、ちがうの…、ちがうっ…ん」
「きもちいいんだ?」
「えっ…、あ、うぅ…」
「いただきます」
「えっ、まっ…!?ん゛…ぁ…」
片方を手で触られたままもう片方に吸い付かれ、比べ物にならない快感が全身を走るように襲い、たまらず腰を突き出しけぞってしまう。
「ぼくにおしつけないで」
「…!そ、そんなつもりは…あ゛ぅ……」
上半身だけを起こしていたナカムが俺と向かい合うようにして俺の膝の上に座り直して、俺の揺れる腰を押さえつけるようにして距離を縮めた。
俺のすでに立ち上がったものと、ナカムのものが服越しに擦れて、それがたまらなく気持ちよくて、また腰が揺れる。
「っは…なかむ、のんで、」
「…いいの?」
「はやく、おれのおっぱい飲んで」
視界がぼやける、おれは何を言っている?わからない、気持ちよくて、もっとこの快感が欲しい。
ナカムがかわいい、眉を下げておれを見て、俺のミルクを飲むナカムが。
「んぅ…ぁ…、なかむ…、おいしい?」
「おいしい」
頭を撫でてあげるとそう言って笑いかけてくれる、可愛い俺の子。
「もっとあげるからぁっ……、いっぱい吸って…」
「…どっちが赤ちゃんかもうわかんないね?」
「っえ」
その声で溶けた思考から現実に引き戻されるような感覚と同時に、胸を爪で弾かれて電流のような快楽が全身を駆け巡り視界が白む。
「ッあ゛…!?」
「ママがこんなに淫乱だったから、俺もそういうふうに育っちゃった」
「ぅぁ、うそっ……いや、やめて…っ」
「嫌じゃないよね?ママがもっとって言ったんだよ?」
「んぁっ…、あれ…は、ちが」
「違わないで〜す」
「っ……!?」
グリ、とナカムの固くなったそれを腰に押し付けられて、腹の奥深くがぼうっと熱くなる。
ほしい、突いてほしいと、無いはずの子宮がナカムを求めて叫ぶのを全身で感じる。
「キスしてあげようか」
「っあ、して、きすしたい」
「自分の子供とキスするなんて、本当にえっちで淫らなママだね…?」
「ぁ…そう、そうなの、おれえっちだから…っ」
「ふふ…かぁわいい。何言ってるかもわかんないんでしょ」
「は、はやく、キス、」
「わかったって」
ナカムの差し出された唇に噛み付くように口を近づける。
自分から舌を深く絡めにいくと、ナカムは喜んだように俺の背中を抱き寄せた。
身体が触れ合って、全身が気持ちいい。
頭が溶ける、なにも、わからなくなっていく。
「…ふぁ、あ、ん…んぅ……」
声が聞こえる、おれのこえ?
フワフワとした感覚と遠ざかっていく意識の中、快楽をもとめてナカムの舌をただ追いかける。
絡め合う舌が熱を帯びて、混ざり合う唾液を飲み下すと同時に、意識が飛んだ。
「…きんとき?」
「ぁ、ん…はぁ…っ……ん…は……」
「おーい、きんとき?」
「…ぅ…」
「マジか……?俺これお預け…?」
真っ赤になってこてんと首を傾げたまま目を瞑ってしまったきんときは荒い息を喘ぎながら吐き出している。
酸欠になってしまっていたのか息が落ち着く様子はなく、ぴくぴくと痙攣する身体は力無く放り出されて、非常に可愛らしい。
「…起きたら続きだな」
数分もすれば意識は戻るだろうから、準備でもしておこう。
「…可愛い俺のママ」
指先で優しく頬を撫でると、きんときは少し顔を綻ばせた。
コメント
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尊すぎてヤバいんですけど…bl書く才能ありすぎませんか!?…好きです🫶