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まずはクズな武臣から千尋ちゃんとを守ろうと決めた後。
時系列を整理していこうと思い、メモに書き起こしていく。
今の万次郎と私の年齢が10歳と9歳。万次郎が小4で、私が小3。確か万次郎がドラケンと出会うのは小5だった様な…。そして、今の年は2000年。私の来た現代(前世)からすると21年前だね。ちなみに、今の季節は秋。
次に、原作でのコト。
まず、乾さんの家の火事
私は1998年〜2000年だと推測しているが、正解の情報がない為曖昧だ。唯、九井さん達が長袖を着ていたことから冬だったということは分かっている。どうかまだ起こっておらず、これから2000年のうちに起こることを祈るしかない。ちなみに、どうして1998〜2000年だと推測したかというとまず赤音さんと九井さんは5歳差で1984年、1990年生まれ。そして火事が起こったとき、恐らく赤音さんは中学生。そして九井さんはその5歳下なので九井さんのその時の年齢は8〜10。なので1998〜2000だろうと推測した。が、やはり憶測なので正解は分からない。それでも2000年の可能性もあるのでとにかく頑張ろう。
次に、真一郎くんの事件。
これは2003年だと覚えている。そして、夏だった…ということも覚えている。だが、それ以外のことは余り覚えていない…ので思い出した時に書くとしよう。
そして、タケミッチについて。
2005年、2017年からタイムリープしてくる。
そして、その年にメビウス、バルハラ、黒龍…と様々なチームとの抗争がある。
メビウスは確かタケミッチが助けてくれていたから私が態々首を突っ込む必要は無いが、一応遠くから見守っておこう、救急セットも持っておいて。
そして、バルハラ。私は場地さんが死なないように助ける。他も…またあとで。
黒龍は……うーん、後で考えよう。
タケミッチには私が前世の記憶持ちであることを話したほうがいいのか?まぁ状況に任せよう
大体はこれくらいだな………そもそも、何故私がこの世界の救済をしようとしているのかと言うと、単純に本誌が辛すぎるから。ヲタクとしてアニメ等鑑賞している時あまりにも辛すぎる展開があると、「うゎん…ワイが助けてやりたい…」ってなることあるじゃない?
あ〜、梵天ら辺までしかまだ出てないんだよね、最終回まで見届けたかったなぁ。
よし、頑張ろう。でも何卒伏線も未だ回収されていないものも多いので分からないことも多いのだ。分からないところはもう自分の憶測で動くしかない…。
「舞、ただいま〜」
おっと千尋ちゃんが私を呼んでる、可愛いね…
「ありがとう」ってあれ、声に出てたのか。かわちぃ……前にも言った通りまずは千尋と三途くんを守る。守るといっても今はまだ何も出来ておらず、千尋ちゃんから名前を呼んでもらえたり仲良く話せたりと完全に私得なことしかない。
「おかえり〜。三途くんのお見舞いに行ってたの?」
「ウン、そう」
「…千尋のせいじゃないからね。」
何回もそう言っているがやはり自分のせいだ…と追い詰めた表情をしている。
そう思ってしまう千尋の気持ちも痛い程に分かるのでヲタクの私もかなりつらい…
「…」
「そうだ、千尋!限定のいちごたいやき買いに行こうよ」
「いちごたいやき…?そんなのあんだ、ウン」
「よーし」
取り敢えず気を紛らわす為にも、私が前世で食べられなかったいちごたいやきの為にもコンビニへ行こう!!!
「あった…奮発して5個買っちゃえー!」
前世の私なら7個くらい買えていたかもしれないが、小3の私が奮発しても買える量は5つ。
うん…我慢しよ…
「5個も買って怒られねェ?」
「あ…怒られ、ない?」
「んー?5個なんて安いもんだ。それに怒られたとしても好きにしてやんよ、そんなに囚われる必要ないもんね」
言い忘れていたが、このお金は親が置いたまま忘れているであろう財布からとってきた(盗ってきた)お金である。
でも子供だもん!許されるもん!!?
じゃ近くの公園で早速食べちゃお。
発売日に転生したから御預けだったんだよね
「う、うまい!!!!」
「千尋にも1口あげよっか?!」
なんだこの美味さは……!?転生してから最初に食べた甘い物だからからなのか甘さがものすごく美味しい…沁みる…
「いいん?じゃあ貰うネ!」
どうぞどうぞ!やっぱり美味しいものはシェアだよね!シェアハピ!(千尋じゃなければ絶対あげてなかった)
「確かに美味い…」
「だよね?!」
やっぱり私の味覚は間違っていなかったようだ。
これは何個でも行けちゃう…
そんなこんなであっという間に完食し、帰路。
「やっぱりいちご+たい焼きは世界を救うよね〜」
「だな〜。」
「あれ、そういえば今何時?」
気づけば空は真っ黒な闇に包まれていた。
「7時35分…」
「ヤバ!!千尋は門限大丈夫?」
「ううん、女だからって7時にされてる」
小学3年生で門限が7時…というとかなり遅いと思うが、「不良」からすれば7時はかなり早い時間である。不良は夜行性が多いイメージあるもんね。
でも35分越えは…
「やばいじゃん!!」
「急げ!!!!!!」
「またね!」
そうして全速力で千尋は帰路を辿っていった。
私は、というと。
どうやらこの世界での私の親は世間一般でいう「ネグレクト」らしく。
お金だけが振り込まれ、家にはいつも一人なのだ。そのため門限というものは無い。
よかったー、門限なくて。前世の小3の頃の門限は確か5時だった。
それはともあれ、前世で1度17歳までを経験しているしなんなら私は前世今世ともに夜行性なので夜に行動することが多かったのだが、小3の体でこの時間をウロウロしていると不審者や補導が怖いところ。
いや、この時間はまだセーフか…?その辺疎いから分かんないや。
とにかく早く着きたいので早足で家へと向かう。
足早で向かって…いたのだが…、
この方向音痴は今世でも変わっていなかった様で。
「ここどこ…?」