ス「お疲れ様でした!」
「「お疲れ様でした」」
無事にアンコールも終わった。
大「この後は説教かな?w」
マネ「○○さん行きますよ!」
「ん、荷物は?」
マネ「あります!!」
「ごめん皆んなおやすみ」
丈「え?は?」
流「賢人どゆこと?」
ギャルマネ「何か東京帰るらしいですよ」
「「は!?」」
ギャルマネ「詳しいことは分かりませんが。」
大「明日は、?」
ギャルマネ「“もちろん帰ってくる”、と。」
和「何があったんやろ、」
🚗
マネ「着替えれました?」
「うん!ありがと!」
マネ「向こう着いたら連絡下さいよ」
マネ「帰る時も。迎え行きますから」
「ごめんね、ありがと!」
東京に帰る。
お父さんに会うために。
~ ☀️*゚~
涼📞「あのね。お父さんが病院に運ばれた」
📞「運ばれた、?」
一瞬、理解ができなかった。
📞「大丈夫なの!?」
涼📞「…」
📞「ねぇ、、にぃ、?」
黙るにぃ。ねぇ、何でそこで黙るの?
涼📞「意識が戻らないんだ」
📞「元気になるんだよね?」
涼📞「最悪の事態も考えた方がいい。って。」
📞「そんな、、」
涼📞「ごめん、本番前に。夜公演終わったら来れる?」
📞「飛行機、空き調べてみる」
涼📞「うん。よろしく。」
~ ~ ~
マネ「行ってらっしゃい」
「行ってきます」
マネは、深いことは聞かず、優しく送り出してくれる。それが有難かった。
✈︎
な1「えっ!?○○ちゃん!!?あっ、すみません、!」
「あ!」
な1「えっ?」
「お誕生日おめでとうございます!」
な1「覚えてくださってたんですか、!?」
「はい!キンプリのライブ前、私のこと助けてくださいましたよね」
な1「えっ、、!はい、そうです、!」
「だから、今日来て下さってたの、見つけれて嬉しくて。」
な1「いやいや!私の方が嬉しいですよ、!覚えててくださってたなんて、!」
「どちらに行かれるんですか?」
な1「えっ?」
な1「えっと、東京、ですw」
「あっ、そっか。w 忘れてくださいw」
な1「お疲れなんですねw」
「いえいえ!」
「今日はおひとりなんですか?」
な1「はい!」
「え〜!ありがとうございます!」
な1「衣装が凄い綺麗でした!」
「ですよね!私もあの衣装好きなんですよ」
な2「えっ!?○○ちゃん!!?」
「あっ、こんばんは〜」
な2「えっ、やば、!」
涼「お疲れ様」
「迎えごめんね、夜遅いのに」
涼「全然。」
涼「面会時間過ぎてるから、10分くらいしか会えないって言われた」
「そっか」
🚗
「にぃ、大丈夫?」
涼「ん?まぁ、大丈夫って言ったら嘘になるけど、姉ちゃんの方が心配。」
「お姉ちゃんはどんな感じ、?」
涼「葵がいるから、何とかって感じ。」
「そっか。あと、翔さんが支えてくれるよね」
涼「だな」
涼「あーあ。おひとり様は俺だけかw」
「好きな人とかいないの?」
涼「んー?いないよ〜」
涼「このまま独り身もありかなって。w」
「にぃモテるのに」
涼「まぁとりあえずは仕事だわな。」
「だね」
🏥
病院に着くと、個室にお父さんはいた。
「お父さん、っ、」
近くで呼びかけても勿論、反応は無い。
近くにいるのに、遠くに居るみたいで、
「お父さん。」
「今日ね、北海道でライブがあったんだよ?たくさんファンの子が来てくれて。」
そう言って今日のことを話す。
「起きてよ。ねぇ、っ、」
「私のステージ姿、まだ見てないでしょ、!」
「いつか、ライブ来てくれるって約束したじゃん、」
「ちゃんとアイドルの姿、見てよ、!まだまだだけど!!頑張るから。」
涼「○○、、」
「…ちゃんと、アイドルするから。」
🏠
涼「何時の飛行機だっけ」
「ん?8時15分発のだよ」
涼「分かった。送ってくね」
「ありがと」
涼介Side
もっと取り乱すかと思ったけど。伝えて時間が経ったからかな。
父さんのところでも、ちょっと泣いちゃってたけど、○○にしては泣いてなかった。
でもこの雰囲気はなに、?
いつもの○○みたいだけど、違う。この雰囲気、知ってる気がする、
涼「お風呂入ってきな」
「ありがと」
分かった。愛ちゃんの事故があって、その後の雰囲気に似てるんだ。
壊れかけてる。○○の心が。
涼「手繋いで寝よー?」
「いいよー」
涼「ねぇ○○?」
「んー?」
涼「みんなには?」
「言ってないよ」
涼「そっか」
涼「マネージャーは?」
「ううん。」
涼「言ってないの?」
「うん。緊急事態って言って動いてもらった」
「とりあえず、明日の公演を終えてから状況を伝えようかなって。」
涼「そっか。まぁ、明日になったら普通に起きるかもだしな!」
「そうだね」
☀️*゚
涼「○○、朝ごはんは?いるよね?」
「…食べる」
涼「ん。」
涼「何かあったらすぐ電話するから」
「ありがと」
「にぃも、思いつめないでね」
涼「○○も。」
「お姉ちゃんもよろしくね」
涼「りょーかい。」
涼「行ってらっしゃい。」
「行ってきます」
✈
¦
¦
🚗
マネ「聞いてもいい?」
「今日の夜公演終わったら話す」
マネ「分かった」
「ただいま〜」
大「○○おかえり!」
ギュッ
流「バレてたな〜。飛行機。」
「あれ、出てる?」
謙「出とる〜。どうしたのかなーって言われてるで」
「どうしたんだろーねー?w」
『お、○○おかえり』
「ただいま」
昼公演𝐬𝐭𝐚𝐫𝐭
「大好きだよ」
流「だーいすきだよっ」
「負けました」
無事に終わり、休憩。
恭平Side
『あれ、○○は?』
駿「ん?あー、分からん。シャワー?」
駿「あ、分かりました。代わりますね」
『あれ、電話ごめん、』
駿「ええよええよ。あ、スピーカーできました」
涼📞「今、誰が聞こえてる?」
駿「恭平と僕です」
涼📞「そっか。○○がいないなら。」
涼📞「○○、昼大丈夫そうだった?」
『ん〜、、昨日とあんま変わんなかったです』
涼📞「そっか。その昨日を知らないから何とも言えないけど、、」
涼📞「○○、昨日夜、うちに泊まったのね。」
涼📞「でも、寝てないのよ」
駿「え、寝てない、?」
涼📞「それに、飛行機の中でもずっとお話してたっぽいし。」
『ですね。ずっと話してくれたって投稿ありましたもんね』
涼📞「そう。朝ごはんもいらないって顔してたけど、食べやすそうなの食べさせといた」
『何があったんですか』
涼📞「それは○○から聞いた方が、、んー、、これは、ほぼ確信に近い勘なんだけど。」
涼📞「バリア張ってるよ。○○。」
駿「バリア、?」
涼📞「そう。バリア。自分の気持ちを押し殺して、“アイドル”でいること、そういうのに囚われてる。」
涼📞「昨日も今日も、ってなると、いつか、気が緩んだ時に倒れる。そう思ってる。」
駿「気が緩んだ時、」
涼📞「今、○○の本当の感情は、見ても分からない。あの子、本気で隠してると思うから。藤原○○として、ライブは楽しめると思う。けど、アイドルとしては、、楽しむっていうより成功に囚われる。」
『…複雑ですね』
涼📞「○○が話したいって思った時、話を聞いてやって欲しい。」
涼📞「まぁ本音は、○○の心が壊れてしまう前に涙を思う存分、出させてやって欲しい。」
駿「分かりました。」
涼📞「ごめんね、変な話しちゃってw」
『いえ。俺らも○○が心配だったので。ありがとうございます。』
丈「はぁ〜、、」
『どうしたんですか?』
丈「○○さ、あそこの空き部屋で練習してたわ。飛行機乗って、公演して、自主練って、、体力バケモンやわ、w」
夜は寝てない。朝もきっと寝てない。そんなんで練習したら絶対倒れる。
『…止めてきた方がええよな』
駿「無理にでも。」
『行ってくる』
🌙*゚
和「北海道最後やなぁ〜、、」
謙「寂しい〜」
「盛り上がっていこー」
『○○。』
「ん?」
ちょっと皆んなの円から外す。
チュッ
唇に軽く触れるだけのキス。
「…リップ薄くなった。」
『ごめんごめん。許して?w』
「もう、、」
ちょっと笑顔になってくれた。
「北海道ラスト〜!!盛り上がっていきましょー!!」
🎼.•*¨*•.¸¸♬🎶•*¨*•.¸¸♬•*¨*•.¸¸♪
🎼.•*¨*•.¸¸♬🎶•*¨*•.¸¸♬•*¨*•.¸¸♪
「大好きだよっ」
大「○○好きぃ〜!!」
「きゃー!w」
丈「はい、変態確保。w」
🎼.•*¨*•.¸¸♬🎶•*¨*•.¸¸♬•*¨*•.¸¸♪
大「○○〜!!」
「わぁっ!w」
「髪崩れちゃったじゃん!w」
大「大丈夫大丈夫!MCだけやから!」
「大丈夫じゃないよw」
アンコールも無事に終わり、舞台裏へ。
その瞬間、胸騒ぎが。
なんやろ、すんごい嫌な予感が、、
その時、前を歩いていた○○の体が傾いた。 “気が緩んだ時に倒れる”
『っ、!○○!!』
流「○○!!?」
和「どした!?」
大「一旦、階段危ないから!下おろして!」
大吾くんに言われて、丈くんが動く。
丈「○○受け取るわ」
『お願いします』
マネ「医務室まで運べそうですか?」
ギャルマネ「いや、何が起こってるか分からんから、下手に動かさん方がいい。」
謙「とりあえずそこのソファに」
マネ「先生呼んできます」
緋「んー、ただ意識を失ってるだけみたい。」
緋「でも、一応病院で検査を受けた方がいいわ」
マネ「わかりました」
緋「あと気になったんだけど。」
緋「○○ちゃん、ちゃんと食事とってる?」
『あー、、』
緋「やっぱりね。去年よりも痩せてるよ?」
緋「序盤からこんなんじゃ、持たない。」
丈「そうですよね、」
緋「今から車出せますか?」
マネ「はい」
「んっ、、」
『、!○○!』
「恭平、、?あれ、、私、」
緋「ちょっと意識なかった。」
「緋山先生、」
緋「病院行くよ」
「えっ!?いや!大丈夫!!」
緋「念の為。気失ったんだから。」
「いや、それは緊張が解けたと言いますか、」
緋「…そう。でもどっか打ってるかもだから行くよ」
「えぇ!?」
緋「すぐ終わる。」
和「○○大丈夫かな、、」
駿「気が緩んだとき、、」
『あぁ。』
謙「山田くんに連絡する?」
ギャルマネ「さっきしました」
流「はや!w」
大「何て言ってました?」
ギャルマネ「“だろうな。もう大丈夫。皆んなで話を聞いてやって。”と。」
in HOTEL
コンコン
『はーい』
「ただいま」
『っ、○○、!大丈夫なん!?』
「うん。やっぱり、緊張が解けて気失ってたって。」
「あと、緋山先生に、ちゃんと栄養を取れって言われちゃった。」
『そうやで。まともに食事しとらんのに、ライブ参加。それどころか自主練って。』
「お説教、、もうマネと緋山先生から受けました。。」
『心配してたんよ』
「それは、、ごめんなさい」
「アイドルになってないと、自分で立っていられそうになくて」
大「○○おかえり。」
「皆んな、、」
丈「恭平の部屋入ろっか」
和「話聞くで〜?」
「…うん。ありがと。」
「まずは、ごめんなさい。心配と、迷惑かけて。」
大「掛かったのは心配だけ。」
「ありがと、w」
「昨日から気使わせちゃってたよね。」
謙「まぁなー。」
「昨日の朝、会場着いて、電話があったじゃん」
駿「うん。」
「…にぃからだったの。」
丈「うん」
「お父さんが、、」
そこで止まってしまう○○。
「お父さんが、、病院に運ばれたって。」
「もう、目が覚めないかも、って言われて」
流「そんな、」
「それで、昨日、お父さんに会ってきたの」
駿「なるほどな」
「…お父さん、ずっと応援してくれてた。“うちの娘は世界一のアイドルだ”、“ライブではもっと輝いてるんだろうな〜”って。」
「だから、ライブを完璧にしてから、会いに行きたかった。いや。そうしないと、もう、私はアイドルじゃないと思った。」
「お父さんに、ライブを見て欲しかった。」
そう言って、我慢してた涙を流す。
「…もう、っ、泣いてもいいよね、っ、?」
『ええよ。思う存分泣きな。』
丈「よー頑張ったよ。○○。」
「お父、さん、っ、大丈夫、だよねっ、」
大「きっと大丈夫。」
流「○○、よく頑張ったな。その話聞いて、2公演完璧にやり切ったこと、ほんまに尊敬する。」
「りゅちぇ、っ、」
和「今日は恭平に甘えな!」
大「それがええわ!」
そう言って2人だけにしてくれた。
『○○、お疲れ様。』
「きょ、っ、」
『ん?』
「ぎゅーしたいっ、」
『ん。おいで。』
『あれ、○○寝とる?』
『寝てるやん、w』
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