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雨花「わたしたちは校庭からだね」

「こんな障害物のない持ち場なんて撃ってくれって言ってるようなものですよ!」

雨花「まぁまぁそんなかっかせずに〜ねぇ!左に二歩づれて〜」

「え?何でですか?」

雨花「はーいカウントダウン!五、四、三、二……」

「あぁあぁ!ずれます!!ずれます!!」


ずれると次の瞬間、


「え」

雨花「危なかったね〜」


さっきまでいた場所にインクが垂れていた。


雨花「あそこから撃ってきたみたいだね」

「え!?もう位置特定したんですか!?」

雨花「あなたの持ってる銃はスコープ付いてるでしょ?それで確認してみて。校舎の裏の部分」


スコープで覗くと、


瑠璃人「お前この距離で気づくの?四十メールくらい離れてたのに」

「さすが「黒い彼岸花」ですね。すごいです」

雨花「わたしの相手は瑠璃くんかな?」

「じゃ、じゃあ俺はあいつを」

「何だか君、話し方どうしたの?いつもタジタジだったのに」

「雨花さんから自信を貰ったので」

「雨花さんが。良い先輩を持ったn((((雨花「そういうの良いから早く試合始めよう」

瑠璃人「お前珍しく本気でやるつもりか?」

雨花「本気ではやらないよ。ただ賞品が欲しいだけ」

「あ、雨……。?」

「あなたの実力は未知数です。中々骨が折れますね」

雨花「そうかな」


雨花は単発銃を瑠璃人たちに向ける。


「その単発銃で我々に迎え撃つと?」

瑠璃人「そんなに自信があるのかよ」

雨花「うーん?わたしさ考えてたんだよね」

瑠璃人「何をだよ?」

雨花「もしこれが本物の銃だったら……」


「「わたし、人殺しだね」」


その瞬間、雨花から背筋がぞくぞくし、震えが止まらなくなり、冷や汗がドバドバ出るほどの雰囲気を放たれていた。


「ま、まるでこれは……」

瑠璃人「じゅ、銃を撃たねぇと……」

雨花「はい!じゃあね」


雨花は砂埃を起こして、瑠璃人たちの目をくらませた。


瑠璃人「目、目くらまし……」

「砂が目に入って……でも、雨花さんの銃は見えます」


瑠璃人たちは雨花の持つ銃を見て、反撃に備えようとした次の瞬間、


バンッバンッ


瑠璃人「え」

「何!?」


瑠璃人たちは見事に心臓を撃ち抜かれたのであった。


瑠璃人「どういうことだよ。雨花」

「何故!?あなたの銃は発砲すらされてないのに……」

雨花「二人とも。相手を見縊りすぎ」

瑠璃人「あぁ、そういうことね」

「どういうことです?」

雨花「種明かしは彼から。どうぞ」


雨花の手の先には、雨花のペア相手がいた。


「俺だよ。俺が撃った」


「き、君がか?あんなに下手くそだったのに」

「俺は自信を付けたんだ。そうすると少し視界が開けた。雨花さんがさっき飼育小屋の方に回れと合図をくれたんだ。そして俺は雨花さんが敵を引き付けてくれたおかげで攻撃できたんだ」

雨花「自信って実力を過信させる麻薬の一種でもあると同時に人によっては痛みを鎮静させる薬でもあるからそっちの方に作用してくれるなら良かった」

瑠璃人「ちぇ〜負けちまった」

「君にも参ったよ。僕より実力が下だと思ってたのに」

「俺もまさか撃ち込めるなんて思いもしなかったよ」


すると、アナウンスが流れた。


紅蓮「失格者は、俺の元に来て下さい!俺が労いの言葉をかけてやろう!」

瑠璃人「めっちゃ腹立つなぁ。でも行くわ」

「僕も行きます。お二人共頑張ってください」

雨花「ハイハイ〜」

「頑張りましょう。雨花さん」

雨花「ん?まぁね」


果たして誰が勝つことになるのか────


【続く】

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