嘘は着いていない。しっかり、目を合わせてわかった。怯えながらも分かるような発言だった。
しかし、どうしたものだろうか。気軽に聞いたが明らかに厄介事なるのは、確かなようだ。
彼女の恋人が人質に取られているだと?
そうならば、脅され、好きなように扱われているという事なのか?
「恋人を、、人質に取られた、、ですか?」
「はい、、私の彼が、悪い奴らに、、捕まってて、、私が、油断してしまって、。」」
「、、、分かりました。ある程度のことはなんとなくですが察しました。」
「は、い、あの、えと、、私、、どうしたら、、いいか、、」
なるほど、理解できた。さっきから、少し、おかしいのは、自分だけでなく他の人にも迷惑がかかってしまうから気が気でもないのだろう。
「俺なら、、どうにかできる、、かもしれませんがどうしますか?」
しょうがない。こんな、迷える人を救うのもたまには、悪くは無いだろう。たまの、暇つぶし。いや、俺みたいな平凡のフリーターには十分すぎる事か?
「え、いや、流石に迷惑、、かけれ、ないので、、」
おずおずと震えながら答える彼女は少しだけ、期待にそう目に光を混じえながら聞いてきた。
「先程も言いましたが、裏の世界の事も少しなら、分かります。警察にもどこにも、言いません。」
「い、いいんですか!?」
「その方があなたにも、どうやら都合がいいらしいですね。」
「は、はい、えと、く、詳しく、、話しますね。」
久しぶりに楽しそうな事が起こり心の中は少しだけ早い春が来たみたいに満開な気持ちだった。
詳しく聞いた話をまとめるとこうだ。
まず、彼女はある、ビルで事務員をしていたらしい。成績は普通。ごく一般的な人だったらしい。
恋人さんは、同じビルで働いているが、階が違うらしい。職務内容は同じような事務職らしい。
しかし、彼氏さんは、ある肌寒い日にとある、キャッチに話しかけられたらしい。
男の外見はナイキの、蛍光色の靴を履き、上はGUのパーカーにシャツで、下はカーキ色のズボンだったらしい。
少しだけ話をしたが、内容が内容だったため、すぐ家に帰ってしまったらしい。
その数日後に、自分の事務所に蛍光色靴の男と、スキンヘッドの男、、、先程話していた男が、来たらしい。
そして、突然上司に呼ばれ、伝えられたのは、会社をやめろということ。
理由としては、彼女の卑猥な写真がネットで出回ってしまったかららしい。
なぜそのような画像が出たかと言うと、キャッチの男とLINEを交換してしまったらしい。
そこから、侵入され、色々と、、、という事らしい。
可哀想なことにそいつらの、裏には半グレグループのような、詳しくは分からないがケツ持ちがいるらしい。
脅され、アダルトビデオに出演され、夜は風俗で働かせ、という事らしい。
取り敢えず今日は、連絡だけ交換して、帰ってもらった。
こういう時はあの、憎たらしいピンク髪に聞くのがいいだろう。
悔しいが、キャッチの才能はピカイチ超えて、もはやピカチュウだ。
取り敢えず連絡だけ取ってみようか。
桃川ないこ
プロのキャッチ。まだまだ謎に包まれている。
他のirisメンバー
次回はないこさん活躍シーンなので、出てこない気がします🤪
この、ストーリー通してハート37ありがとうございます(_ _)
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