この世の中は性で区別されている。
性の種類にはα,β,Ωが存在する。
αは生まれつきカリスマ性があり社会で優遇される。
それに比べΩは定期的にくる発情期のせいで,社会的地位が低い,,,
所詮αはΩを襲う獣同然。
αの方がタチが悪い,,,
性で区別されるこの世の中に僕はうんざりだ,,,
マスターside
《テヒョンさん,,,飲みすぎでは,,,》
taehyung『ん~,,,だいじょ~ぶ,,,で~す,,,』
taehyung『飲まないと,,やってらんないも~んっ,,,』
常連客のテヒョンさん。
お酒が弱いため,いつもは少量飲んでお帰りになるのだが,,,,。
今日は何かあったんだろうか,,,やけ酒をして,既に意識が混濁している。
《何かあったんですか,,?》
taehyung『ん~,,,』
これはもうだめだ,,,返事をまともに返せていない,,,,,。
カウンターに伏せて寝息を立てている。
“カランッ…カランッ…”
《いらっしゃいませ,,》
jimin『マスターいつものお願い』
jimin『この客潰れてんの?ㅋ』
この人はテヒョンさんと同じく常連客のジミンさん。
豪酒のうえ,酔いにくい体質も備えており,いつも沢山飲まれて帰られる。
テヒョンさんと来店時間が重なることが多く,顔見知りだ。
《あはは,,,ㅋ何かあったんでしょうね,,,》
jiminside
静かにお酒を飲んでいると
taehyung『ん~,,,』
横の客が寝返りをうち,こちらに顔を見せた。
長いまつ毛に高い鼻,綺麗に色付いた唇。綺麗な顔立ちだ。
jimin『マスター,,この人どうするの?』
《どうしましょうね,,,,》
jimin『僕が連れて帰ろうか?』
《お願いしても宜しいですか,,》
jimin『ん,,,任せて』
taehyungside
ピピピピ…..ピピピピ….
taehyung『,,,,,ん~,,,』
聞き慣れない音で目覚めると,目の前に白で統一された綺麗な部屋が広がった。
taehyung『ウ゛ッ,,,,,』
頭がズキズキするし,気持ち悪いし,なんか怠いような,,,,,
混濁する脳で考える。
ここはどこなのか,,,。
あの後,僕はどうなったのか,,,,。
横に裸で寝ている男は誰なのか,,。
何故僕も上裸なのか,,,,。
ベッドの周りに散乱している服たちは何なのか,,,。
もしかして,,,
jimin『ん,,,あ,,起きた,,,?』
jimin『おはよ~,,,』
taehyung『,,おはよぅございます,,,』
jimin『そんな固くならないでよㅋ』
jimin『あ,僕ジミン。よろしくね』
taehyung『あ,えっと,テヒョンです,,』
taehyung『え~っと,,,』
jimin『ファ~,,,眠,,,,,』
僕はこの状況が不思議でパニックになっているのに,なぜジミンさんはあくびまでして余裕そうなのか,,。
taehyung『えっと,,僕はなんで,,,,』
jimin『あ,昨日君がバーで寝ちゃって僕が連れて帰ったの』
taehyung『えっと,,それはなんとなく分かってたんですけど,,,』
と,ジミンさんを眺めると色気ダダ漏れの表情をしていた。
無意識なのだろうか,,,
恥ずかしくなり目を合わせることが出来ない,,,
なんか調子がおかしい,,,
何故か,気持ちが高鳴っている,,,。
次回少し過激な表現あるかもです💦
コメント
5件
続きみたいです!!!!!!
うわぁ!!みゆちゃん!! 最高すぎるよ!!