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今日も今日とて青桃さんが可愛いです…💕💕 ずっとコーヒーを冷ます青さんとそれを待っている桃さんを想像すると自然と笑みが零れてきちゃいますよー!!😖 語彙力を失ってしまうほど大好きです…、! 更新される度に好きな作品が増えていくばかりで青桃好きで良かったなとタヒぬほど思います🙌🏻︎💕 投稿ありがとうございます!明日も頑張れそうですっ💪🏻💪🏻
みじかくてもあおばさんの伝えたい?ことがよく分かる!なぜこんなに短い文章で伝えたいことが書けるんだ、、、?
【お願い】
こちらはirxsのnmmn作品(青桃)となります
この言葉に見覚えのない方はブラウザバックをお願い致します
ご本人様方とは一切関係ありません
多分自己最小字数の青桃。いつも長めの話になるので、どこまで短くできるかチャレンジしました
短い中にどれだけ青さん桃さんの性格を詰め込めるか…!書いてて楽しかったです
「まだ?」
「まろー、まだ?」
ソファに座って体を捩り、背もたれ部分に腕を置いて後ろを振り返る。
するとダイニングチェアに腰かけたまろからは、「まだ」と簡素な言葉が返ってきた。
手にしたマグカップのコーヒーに、冷ますためかふーっと息を吹きかけている。
そのまま口をつけるのかと思いきや、もう片方の手に持っていた仕事の資料に何やら重大事項でも見つけたらしい。
大きく目を見開くと同時に、マグカップの方は完全に意識を離されたかのように飲まれないままテーブルに戻された。
「うぉい!」
それを見ていた俺は、思わずといった感じにツッコむような声を上げる。
今隣にいたら、確実に裏拳で抗議していただろう。
なに、と言わんばかりに、眉を寄せたまろが顔を上げた。
ようやく資料から目をこちらに向けたと思ったが、その表情は完全にこちらの意図なんて汲み取っていない。
「さっきから『ふーふーふーふー』どんだけ冷ますんだよ!はよ飲め!」
「えーだってめちゃ熱そうなんやもん…」
「お前が!ぎゅーしよって言った俺に『コーヒー飲み終わったら』って言ったんだろ!? どんだけ待たされんの?俺!つうかどんだけ猫舌なんだよお前!」
「やけどしそうで怖いんよなー」
間延びしたそんな返事に、今更悟る。くそ、こいつわざとだな。
コーヒーくらいゆっくり飲ませてやるかなんて、最初に仏心を出した俺が間違いだった。
「あったまきた、もう知るか」
そっちがその気ならこっちだって好きにさせてもらう。
そんなことを思いながら、俺は顔を顰めてソファから立ち上がった。
怒りを表したかのように、意図したわけではないけれど床を踏む足からはどすどすと重い音が立つ。
椅子に座るまろの膝に断りなく乗り上げ、対するように跨った。
そのまままろの首に腕を巻きつけようとしたけれど、あいつの手がそれを阻む。
ぱしっと俺の腕を掴んで、にやりと笑ってみせた。
「『ぎゅー』だけで、いいん?」
上に乗った俺を見上げる目がおかしそうに細められる。
腕を掴んだ手と逆側のそれは、するりと俺のシャツの裾から中に差し込まれた。
「……よくない」
ぽつりと答えながらも、横腹をすっとなぞる冷たい指先に「んっ」と声が漏れかけた。
途端に気恥ずかしさが込み上げてくる。
そんな俺をいつもの余裕たっぷりな様子で、嬉しそうな笑みで見つめてくるのが本当に癪だ。
「…おれお前のそういうとこ、ほんとにキライ」
膨れっ面で眉間に皺を寄せて言ったけれど、それがこいつにとって何らダメージを与えられないことも知っている。
大きな口を開けて「んははは」なんて楽しそうに笑い返してきた。
「俺はないこのそういうかわいいとこ、大好きやで」
さらりと気障なセリフを言ってのけたその唇に、「黙れ」と言わんばかりに自分のそれを勢いよく重ねる。
それ以上の言葉を継がせないようにと、強引に声ごと塞いだ。