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解呪は合計2日に渡って行われた。旅立つ前に、男に魔法についてレクチャーしてもらい、簡単なものなら使えるようになった。覚えた”転移”で旅立つ時、男は行った。
「4人連続、しかもかなり強い吸血鬼を解呪したから、インターバルは4×200年。このまま減少していけば、吸血鬼はあと約10年で絶滅する。それまでに何としてでも打開策を見つけてくれ。あと、”5人目”は現在日本に滞在している。同じく吸血鬼の少女のところで匿ってもらっているらしい。もう解呪済みだ。
さあ。がんばれよ。」
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〜日本〜
5人目の吸血鬼は考えていた。自分はどっち側につけばいいのか。悪魔リバイアサンとアスモデウス、両方の血が流れている彼は、悩み続けている。決断した時…
頭の中で声がした。
余に逆らうことが許されると思うか?お前はこちら側の人間なんだよ…
彼の2つの血のように赤い眼が、海の深淵、青に変わった。
「殲滅しなければ…彼らを…」
頭の中で、誰かが笑った気がした。