私 はある地底に住むピンク髪ロリ(笑)古明地さとり。
暇な時はゲームをしたりして時間を潰していた。
「さて、今日も…あら?電池切れ?」
一瞬買いに行こうかと思ったが…
いいや、めんどくさい。
地上は今、灼熱地獄…俗に言う夏だった。
そして私は思いついた。
「そうだ、こいしに買いに行かせましょう」
善は急げ(?)と言う事で早歩きでこいしの部屋に 向かった。
「こいしー?お願いがあるんだけど」
…?我が愛しい妹の姿が無い…
「なぁに?」
「⁉︎⁉︎」一瞬川が見えたのは気のせいよね。
「と言うわけで電池を買ってきて欲しいの。 単三電池ね?」
そう言うとこいしは力強く頷いた。
「任せて!こいしもうお姉さんだもん!」
頑張れこいし!
負けるなこいし!
こうしてこいしの初めてのおつかいが始まった。
「しっかしなんで私が見守って無いといけないんだ?」
こいつの名前はバナナ。通称霧雨魔理沙。
「あなた空が飛べるでしょう?」
そう言うと不服そうに魔理沙が俯いた
「…他にもいるじゃねぇか…!」
怒りのツボが浅い!
丘より低く水たまりより浅い!
こうしてこいし見守り隊が出動した。
「ふんふふーん、こいしやりきってみせるんだから!」
そう張り切っているがまだ地上にさえ出れていない
こいしであった。
「あ、こいしじゃない?どこ行くの?
地上?何しに?可愛い服着ちゃって…もしかしてデート?
相手は?場所は?進展具合は?結婚するの?
いつ?どこで?なんで?ああああ!妬ましい!」
納豆より粘り強く
マシンガンよりよく音を出す
それが水橋クオリティ。
「おつかいだよ!あのね、えっと…
何買うんだっけ…えっと…炭酸飲料?みたいな」
「こいしぃぃぃ!?」
こいしのピンチを魔理沙は助けられるのか⁉︎
これに全てがかかっている!!
「それ単三電池じゃない?知らないけど。
ああ、今から地上に行けるだなんて妬ましい」
「ナァァァァイスゥ!!」
情緒不安定な魔理沙…ダイジョブかなぁ…
「ああそれ!それだ!ありがとねパルスィ!」
時は進んで地上…
「あれは…こいしか!いっちょいつものかましたるでぇ!」
あれは近所のちびっ子ギャング、名前はチルノ!!
「チルノちゃんいつものやっちゃって!
かましていつものぶゆうでーん!」
こいつは取り巻きの大ちゃん。
影が薄いのが特徴。
「ふんふふーん」
「待たんかーい!なんでスルーするのかなぁ⁉︎」
「ブフォwダジャレwこれは流石の私でも耐えられないぜ…」
笑いのツボも浅かった…霧雨ェ…
「だってチルノちゃん小さいから見えないでしょ?
私ってお姉さんだから背が高いの。」
「ガビーン!もういい帰る!」
薄氷のように脆いチルノのガラスハート!
「さて、遅くなったら心配されちゃうなぁ…
早く行かないと!」
「ま…て…」
「?」
一体何が起ころうというのだろうか…
まぁショボいのは間違いありません
「まだ…まだ私がいるぞォォ!!」
覚 醒 大 ち ゃ ん
「ふーん」
「素通りするなァァ⁉︎」
スルースキルレベル999のこいしちゃんには敵がいない!
すごいぞこいし!頑張れこいし!
それからまた時が経ち…
「やっと着いた…香霖堂…」
だが落ち着いている暇もなく
謎のエンジン音が聞こえてきた…
「唸れ私の相棒!」
季節外れの興奮状態を起こしているリリーホワイト!!
「あれは…プリウスか…?まずい、存在しない記憶が言っている…! 」
全速力で飛びこいしの近くに来ると魔理沙はこう言った
「逃げろ!プリウスが突っ込んで来るぞ!!」
「えぇ?どう言うこと?」
「言ったまんまだよ!ほら、掴まれ!」
単三電池は買えなかった。
だけど私は怒っていません。
愛する私の天使が生きていてよかった。
霖之助の葬儀には参列しようと思います。
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