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頭痛をもまねく眩しい太陽が私達を灼く。
それに苛立ちを覚えながら呼吸をする。
ふと上を向くと、 太陽よりも眩しい笑顔がそこにはあった。
私よりも身長の高い、大好きな君の笑顔。
それに釣られ、笑みがこぼれる。
ふとここへ来た目的を思い出した途端に、雨が降ってきた。
あまりに強い雨で、私は驚いた。
こんな雨は経験したことがない。
雨を凌ぐよう、二人身を寄せ合う。
しばらくすればすぐに止むと君は言うが、この調子じゃ中々止まないだろう。
君は馬鹿だ。なにもわかっていない。
雨が止む頃には、君は疲れて寝てしまっていた。やはりそうだった。
また、終わりにはできなかった。
それについて、安堵した私もいる。
私達のが悪いってわけじゃなくて、ただ周りがあんなのばっかりだから。
まだ私達は頑張れるって信じてるから。
愛してる。