続き
「」kn
『』hb
奏斗目線
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
風呂から上がると、雲雀はまだ寝ていた。
規則正しい寝息を立て、時々喘ぐような寝言が漏れる。
なんて声出してんだ、なんて思いながらズレていた毛布をかけ直す、
暫く見ていると、雲雀の体がびく、と震えた。
どうしたのだろう、とは思ったが気にせず、スマホを開いてTwitterを見る。
すると雲雀が飛び起き、
真っ赤な顔で息を切らす。
「おはよ、どしたん。」
目が覚めてラブホにいることに驚いているのか、雲雀は目を見開いてなかなか返事を返さない。
『っか、かなと…///』
ようやく口を開いたと思ったら、
金の瞳を潤ませ、僕を見つめてくる。
ぴり、と自分の下半身がすこし反応するのを感じた。
雲雀はもじもじと細い足を絡ませ、言いづらそうに此方を見つめる。
まさか。
こちらが口を開くより先に雲雀が口を開く。
『っあの、あー、』
『ちょ、向こう、行ってて…///』
恥ずかしそうに目を伏せるその姿が可愛くて、つい意地悪をする、先程玩具で遊ばなかった分の仕返しである。
「なんで?」
雲雀がそう言った理由なんて分かっているのに。
『っえ、あー、あの、』
普段下手な嘘をつく時でさえもっと上手くやるだろう、かなり動揺しているように見えた。
『っほ、ほんとに!!ちょ、限界…///』
早く行け、とばかりに睨んでくる雲雀。
正直そんな顔で睨まれたって怖くは無い。
しかし雲雀があまりにも必死なので仕方なく
「はいはい、行きますよ、」
と返事をして部屋の外に出る。
今頃中で雲雀は何をしているのだろうか、
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!