コメント
2件
ガチャ
ななもり『、ただいま〜』
全『おかえりなさーい!』
ばぁう『ってあれ、人数多くね?』
あっきぃ『ぐぬぬ…師匠に抱っこされてる奴…羨ましい…』
みかさ『スゥーー……スゥーー…』
ころん『ごめんあっきぃは流石に持てん。』
あっきぃ『ししょーーッッ‼︎』
ころん『しぃーー‼︎この子達起きちゃうから!』
あっきぃ『ハッ‼︎すみません師匠…てか、その子達は?』
けちゃ『子供だねぇ、』
そうま『…ゆうかーー
ななもり『違うよそうまくん⁈』
ぷりっつ『じゃあ誰なんすか親分?』
ななもり『…両親の元から離れた6人兄弟、だよ』
全『‼︎』
あっと『…まだ小さい子もいるのに…』
しゆん『…血だらけの少年が長男っぽいな』
さとみ『…多分な、他の奴らと先会って、水色髪のやつに、”兄が父と戦ってる”って言われてな、駆けつけてみたらこれだ。』
ロゼ『……』
ちぐさ『…大人っぽいね、』
るぅと『ですね、』
ジェル『…』
らぴす『……』パチッ
ジェル『あ』
らぴす『…?…そうだッッ!ロゼがッッ』
ジェル『おっと、危ないから、あまり暴れんとってな』
らぴす『(おんぶ……)ありがとう…ございます…あの、ここは?』
ななもり『ここは俺たちのお家だよ』
らぴす『家…ロゼは…皆は大丈夫なんですか…?』
ジェル『それは心配せんくてええよ、皆無事やから、ほら、さと兄に感謝しぃ、』
らぴす『さと兄…?』
ジェル『ピンク髪のやつ、君の兄さん助けてくれたんやで、』
さとみ『ジェル‼︎兄に向かって”やつ” はないだろ⁈』
ジェル『すまんなぁさと兄‼︎』ニコッ!
さとみ『反省してねぇなぁ‼︎…仕置きが必要のようだぜ…』
ジェル『それだけはッッ…くすぐりだけはッッ…ってちゃうちゃう、ほら、えっと…』
らぴす『らぴすです、宜しくお願いします……』
タッタッタッ
さとみ『ん?』
らぴす『あの…兄を助けてくれて…ありがとうございました…えっと…さと…にいさん?』
さとみ『‼︎…アハハハハッwwwww』
らぴす『⁈⁈』
さとみ『いや〜ごめんごめんw…俺ァ、さとみって言うんだよなあw』
らぴす『‼︎すみません‼︎』
さとみ『い〜や‼︎さと兄でいーよ?あ、ロゼ以外に兄はいらねぇってか?』ナデナデ
らぴす『そうゆー訳じゃッッ⁈…ないっす…』
ななもり『お兄ちゃんは素直な弟も好きだよ、』ニコニコ
るぅと『なな兄…僕以外甘やかさないで…?』ウルウル
ななもり『るぅちゃん〜〜‼︎‼︎かわいいねぇ〜‼︎』ナデナデ
るぅと『ちょっ‼︎///なな兄恥ずかしいです///』
らぴす『仲がいいんですね、』
莉犬『…君たちもそうでしょ?』
らぴす『そうですね…信じられる人がアイツらしか居なかったんで、』
あっと『俺たちもだよ、でも、ななもりさんに…皆に会ってから、俺たちは今を楽しく生きられてるんだ、』
らぴす『………』
あっと『w今は分からなくてもいい、いつか必ず分かる日が来るしね、w』
らぴす『…すみません、あまり分からないですけど、過去も今も、そして未来も、俺は、兄弟が最優先なんで、』
あっと『wそうだね、お兄さんのこと、ちゃんと支えてあげてね、』
らぴす『…!はい‼︎』
あっと『よぉ〜しいい返事だ‼︎ほら、大切な兄弟のとこ行って来な?あそのこの部屋のベットで寝てると思うよ、』
らぴす『‼︎ありがとうございます‼︎‼︎』
タッタッタッ…
ぷりっつ『あと兄熱弁してんじゃん?』
あっと『うん…あの子…俺に似てるから』
ぷりっつ『あの子って…らぴすって子?』
あっと『さぁね〜』
ぷりっつ『教えてくれてもええやん‼︎』
あっと『フンッ‼︎w』
ななもり視点
ななもり『… 』
傷跡を放置しちゃいけないし、すごく汚れていたから、お風呂に入れてあげたけど…
ななもり『…なんで……』
体のそこら中に傷があった。
殴ったような、人が作ったようだ傷跡、
下の子っぽい白髪の子とか紫髪の子とか黄色髪の子とかは少なかったけど、上の子っぽい桃髪の子と赤髪の子は傷が多かった。
ってことは、らぴすくんも…多分…
ななもり『こんなに優しい子達なのに…』
なんで虐待する親がいなくならないんだろう
虐待するくらいなら、産まなきゃいいのに。
まだ幼い君たちを見てると、こんな言葉が思い浮かぶ。
あの子達もそうだった。
…もし、この子達がここにいることを拒否したら?
親に見つかってまた…いや、もっと酷いことをされるかもしれない。
それは絶対嫌だ。
もうこの子達は十分わかったと思うから、
“世の中は甘くない”ことを。
でも、それだけじゃダメだ、
世の中”悪い事”もあれば、”良い事”もあるってことを知らなきゃ、
一生、世界を…すべてを憎んでしまう。
ロゼ『…お……』
ななもり『ん?…』
ロゼ『お…れが……ま…も…らなきゃ…』
ななもり『‼︎』
ロゼくん…布団を握りしめてる…
ロゼ『ゃ…だ……つれて…い…くな…みんなを…』
ギュッ
ロゼ『…!』
ななもり『大丈夫、皆、ロゼくんの隣にいるよ、』
ロゼ『…スゥ…スゥ…』
…良かった…安心したみたい…
心音『ロゼ兄…?』
ななもり『‼︎あ、起きちゃった?おはよう』ニコッ
心音『え、ええ?あの…ここは?』
ななもり『あ、ごめんね、まだ言ってなかった、ここは、俺たちの家だよ』
心音『え⁈』
ななもり『ごめん‼︎強引に連れて帰っちゃったのは本当にごめんね、でも、君たちのことそのままにしておくのは嫌だった…俺の勝手だけど、もう少しここにいてくれると嬉しいな、』
心音『あ、ありがとうございます…あのッロゼ兄はッ』
ななもり『あぁ、ロゼくんはここに居るよ、俺はお邪魔のようだから、ここで失礼するね、何かあったら言ってね、』
バタンッ
ロゼ『……』
心音『ロゼ兄…ロゼ兄ッッ‼︎』
ロゼ『………』
心音『…ロゼ兄…ッ俺の…ッッ…俺のせいでッ…もともとはッ…俺がもっと慎重に歩いてたら母さんに気づかれることもなくてッ…ロゼ兄がッ…ロゼ兄がこんなに傷つくこともなかったのにッ』
ロゼ『……』
心音『はやく謝りたいッッ…はやくッ…ロゼ兄の言葉をッッ声を聞きたいッッ‼︎もっと、ロゼ兄を守れるくらいッッ強くなりたいッ‼︎』
だから、
心音『はやくッッ…目ェ覚ませよ…ッロゼ兄ッッ』ポロポロ