不破side
いつもの作戦
(今日こそうまくいってくれるかな…)
明那が俺を気にかけて、提案してくれた作戦、
俺はあの事件から明那に迷惑ばかりかけている。
(今日こそはきちんと明那に触れれるように、なりたい)
そう思い、明那と手を絡ませる
その瞬間ぶわっと何かが後ろから襲ってくる
おじさんのネバネバした手、気持ち悪いどすの聞いた声、汗ばんだ顔。
襲われた当初のことが鮮明に思い出される
「はっ…、ハッ、ふ、」
落ち着け目の前にいるのは恋人の明那。
俺の大好きな明那。
あんなおじさんとは違う。
「ふわっち?大丈夫?」
優しい明那が心配してくれてる
「だ、大丈夫…ハ、続けよう…、、」
これ以上迷惑なんてかけてられない
でもどうしても頭から消えない。
少しだけ具合が悪くなってきた。
それを察したのか明那は手をぱっと離して、
「はーい!おわりー!また明日!」
と明るく声をかけてくれた。
あぁ…なんて優しいひとなんだろう、
どうして俺は…そんな優しい人に、触れられないんだろう、怖いんだろう
きっと明那を傷つけてるのに何もできないんだろう
ごめん…ごめん、なさい、明那
部屋に戻った後1人バレないように泣いた
コメント
1件
いや好き、、めちゃめちゃ好きですほんと……更新楽しみに待ってます😌😌😌