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緋八_side
來が体育の時間に倒れた
保健室の先生が言うには熱中症だって
寝不足って言っとったし多分それが関わってる
無理やりにでも寝かせとけばよかった…
『はぁ…、』
伊波「…ん、あれ…ここ…」
『來?!』
あれ、?
來ってこんなに高くて可愛い声しとったっけ…?
『來、やんな…?』
伊波「…ぇ、?」
伊波_side
倒れて目を覚ましたら俺は保健室にいた
ベットの横には緋八くんがいて
驚いた顔で俺の方を見てた
その後口を開いたかと思えば
本当に來なのかって聞いてきた
『…ぇ、?』
緋八「いや、だって…声…」
『…ぁ、』
どう、しよう…
また、引かれちゃう…
また、キモイって言われて
また…
『……』
緋八「來…?どしたん、別に無理に言おうとせんでええんよ?」
「來が言いたいって思った時に聞かせてや」
「それまで俺待っとるからさ、な…?」
『……』コクッ
『緋、八くん…』
緋八「ん、?どしたん來」
『俺、ね…顔も声も全部作り物でね』
『この顔と声が本物の伊波ライなんだ…』
緋八「おん…」
『俺がね、どうしてこんなことしてるかって言うとね』
『前の学校で俺___________』
俺は話した。
緋八くんに全部。全部。
話した方が楽だと思ったから
隠して隣の席なのに気まずくなったら嫌だから
転校初日に唯一話しかけてくれた人との関係を断ちたくなかったから
俺クラスの中心的の人物と関わるのはやめようって思ってたけど
本当は関わって、また同じ目に遭うのが嫌だっただけなんだ…
本当は仲良くしたいんだよ…
そう俺が話したら緋八くんは
緋八「そう、やったんや…大変やったね…」
とだけ言って俺のことを抱きしめてくれた
抱きしめられるとき少し怖かったけど
抱きしめられた時安心して嬉しくなった
俺の素顔を見せようと思って
メイクを落とすためにメイク落としを出したけど
今日は転校してから2日目ってこともあってなのか
メイクをするのを忘れて登校してたみたいだった
気をつけなくちゃ…
コメント
3件
やっぱり天才過ぎますね,,,!!続きがめちゃ気になります✨
続き楽しみです!!