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12月28日22時。
結局啓悟くんからの折り返しの連絡はなく…
もし啓悟くんが来てくれたらと思って
張り切って作った料理たち。
それにケーキまで。
机に並べて(お腹すいて食べたいけど)食べずにずっと携帯触ったりテレビ見たりしてた
もしかしたら…ってね?
プレゼントのお花だって、、、
『しおれてきちゃった…』
さすがに少ししおれてるのが何個かある
はぁ…
ため息をつく。
ベランダに出る。
少し風に当たりたくて。
ベランダに置いてある椅子に座り、
啓悟くんへのプレゼントを眺める。
もう少しで…終わっちゃうよ
あんなに私の誕生日を、産まれた日を幸せな日にしてくれた啓悟くん。
私だって啓悟くんの幸せな日にしたい ̄ ̄ ̄ ̄
もう一度かけてみよう。
せめて、
電話でも
なんでも
おめでとうだけは伝えたい。
そう思って
プルルルル
プルルルル
電話をかける。
出て…お願い。
プルルルル
プルルルル
プルルルル
プツッ
あ、!!!
出た!!
『けっ啓悟くん!!もしもし!!』
その時だった。
ファサッ…!!
「呼びました?」