テラーノベル
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バタン、と再び重いドアが閉まり、
カチリと鍵が回る。
夕暮れが終わり、完全に夜の闇に包まれた職員室。
ダリ先生はリリーをドアに押し付けたまま、
今度は一切の躊躇なく、
その小さな身体を自分の衣服ごと強く抱きすくめた。
「っ……、だ、り先生……、もう、許して……っ」
リリーが涙目で縋るように見上げても、
ダリ先生の三日月型の目は冷たく据わったままだ。
「許さないよ。他の誰かの言葉に、一瞬でも揺らいだでしょう? ……本当に、困った子だ」
低い声が耳元で熱く響く。ダリ先生はリリーの両手首を優しく、
けれど抗えない力強さで捉えると、
彼女を逃がさないようにその身を近くへ引き寄せた。
「っ……、だ、り先生……」
リリーが言葉を失い、ただ熱い視線に射抜かれて震えていると、
ダリ先生はその細い指先で彼女の頬をなぞり、
そっと唇を近づける。
触れるか触れないかの距離で繰り返される愛撫は、
直接的な接触よりもずっとリリーの理性をかき乱していく。
「誰に何を言われようと、君の心を支配しているのは僕だけだということを、もっと深く刻み込んであげないとね」
ダリ先生の三日月型の瞳が、暗闇の中で妖しく光る。
その瞳に映っているのは、恐怖と期待が混ざり合った、
自分だけを見つめるリリーの姿だった。
彼はリリーを抱きかかえるようにしてソファへと導き、
ゆっくりとその身体を沈めさせる。
重なり合う吐息と、部屋を満たすダリ先生の甘い香りが、
夜の静寂を濃密なものに変えていく。
「他の誰の記憶も、今のこの熱さで塗りつぶしてあげるよ。……いいかい? 明日の朝、目が覚めたときに覚えているのは、僕の体温だけだ」
拒絶の隙を与えないほど深く、熱い口づけが交わされる。
ダリ先生の容赦のない独占欲に包まれ、
リリーの意識は心地よい熱の中に溶けていく。
執務室の扉が開かれることはなく、二人の夜は、ただ静かに、
そして深く深まっていくのだった。
カーテンの隙間から、
魔界の朝特有の薄暗い光が職員室へと静かに差し込み始める。
リリーがゆっくりと目を覚ますと、視界に飛び込んできたのは、
見慣れた学校の天井ではなく、
職員室にある大きなソファの背もたれだった。
身体のあちこちに残る心地よいだるさと、
昨夜の激しくて甘い記憶がドッと脳裏に蘇り、
顔がカッと一気に熱くなる。
身動きをしようとした瞬間、腰を抱きしめる大きな腕の力が、
ぐ、と強くなった。
「……ん、リリーちゃん。おはよ」
頭上から降ってきたのは、いつもより一段と低く、
掠れたダリ先生の寝起きの声。
セットされていないボサボサの髪のまま、
ダリ先生はリリーの首筋に顔を埋め、
愛おしそうに何度も鼻先を寄せてくる。
学校では決して見せない、
完全にリリーを独占した男の甘い態度だった。
「まだ顔、真っ赤だねぇ? ……昨夜あんなにたっぷりお仕置きしてあげたのに、まだ足りない?」
「……ダリ先生、いじわるです……っ」
恥ずかしさに耐えかねてリリーが制服の襟元を押さえると、
ダリ先生はその手を優しく退け、
彼女の首筋をじっと見つめた。
そこには、
昨夜ダリ先生の指先と唇によって、
昨日よりもさらに深く、
色濃く刻み直された赤い痕がくっきりと残されている。
「あはは、ごめんごめん。でもね、リリーちゃんが僕との約──」
──コン、コン、コン!
この音が、2人の運命を変えた────
スゥゥゥッつっかれたぁあぁあぁぁぁぁぁんじゃおつコケ
203
#ハーフ
1012〇〇〇〇🍀🌸❄️
2,440
#魔入りました入間くん
1012〇〇〇〇🍀🌸❄️
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コメント
3件
あぁぁぁあ最高にゃぁぁあ!!
うわあ……第10話、すごく濃密でしたね。ダリ先生の独占欲がひしひしと伝わってくるシーンの連続で、特に「他の誰の記憶も、今のこの熱さで塗りつぶしてあげる」っていう台詞にゾクッとしました。朝のソファのシーン、セットしてない髪のまま甘えるダリ先生と、恥ずかしがりながらも受け入れるリリーちゃんの対比がたまらなかったです。最後のノックがめちゃくちゃ気になる……! 続きが待ち遠しいです🤍