あれから1ヶ月が経った 。
俺はもうずっと、あの日から病院に行ってない 。
もうぺいんとと会いたくない 、 もう 、 逃げてしまいたい 。
もう 、 愛したくない 、そう思い 、ずっと病院に行ってない 。
行きたくないとは思ってはいない 、 行こう行こうと思い、病院近くに行くが、中には入れずに、周りでうろうろしている 。
病院の近くには海があり、 いっつもここに居る 。
ここの海は昔ぺいんとと来たことがあった 、
逃げたいと思っているくせに 、 ぺいんとの事忘れたいと思ってるくせに 、 ここに来てしまう 。
ここはぺいんとに告白した場所だ 、 付き合った場所、 初めてキスをした場所だった 。
また 、 ぺいんとに会いたい 。
また 、 ぺいんとの笑顔が見たい、声が聞きたい、また一緒に笑いたい 。
でももう叶うことは無い 。
後悔しながら、俺は涙を流す 、 ずっと後悔をしていると、後ろから、聞き覚えのある声が聞こえた 。
『 何してんだよ 、 』
声が聞こえ、思いっきり後ろを振り返る 、
「 ぺいんとっ!? 」
《 残念、 僕ですよ 。 》
振り向くと 、 少し微笑む 紫色の彼が立っていた 。
「 …何だ、しにがみ君か 。 」
《 僕で悪かったですね、 》
俺を驚かそうと、スマホとかで音声でも流してたんだろ、
「 …その音声、送っといて 、 」
《 …なんでですか ? 》
「 なんでって、 だってそれ、ぺいんとの音声じゃん 、 」
寂しさを埋める為に欲しい 、
逃げたいけど 、 欲しい 、 また 、 ぺいんとの声が聞きたい 。
《 いやでも、ぺいんとさんはもう 》
「 知ってるよ、ぺいんとはもう、戻らないってこと!! 」
《 ちょ、らっだぁさん、 》
「 俺が殺しちゃったのも同然、そんなことも分かってる、 でもさ、忘れない為にも… 」
《 らっだぁさん、ほんと面白いですね 、 》
「 は、? 」
何を言ってるんだ、 人の死を笑ってる ?
それもぺいんとの、 ふざけないで欲しい 。
今すぐにでも殴りたいって思った 。
《 …この音声、いつ撮ったと思います ? 》
「 は…?そんなの、昔に 、 」
《 さっきですよ、 》
「 え、?? 」
意味がわからなかった 、 言ってる意味が何も分からなかった 。
《 良かったですね、 ぺいんとさん、目覚ましましたよ っ 》
信じられなかった 、 ぺいんとが?ほんとに、?
気付いたら俺は、 有り得ないほどの涙を流し 、 大きな声で 泣いていた 。
嬉しかった 、 でも何故か、すごく頭痛が酷い 、
大きな声を出し過ぎたかと思ったけども、 原因が分かるまで 時間は掛からなかった 。
「 …成程ね 、 」
走馬灯 、 俺は 、 最後に幸せな世界を見れたんだと思う 。
こんなことはもう起きない 、 ぺいんとは死んだ 、 目の前で 死が確認された 。
ぺいんとがいない世界など生きていけない 、 必要が無い 。
だから俺は自殺する 。
頭がじんじんする 、 割れるように痛い 。
目の前が真っ赤になる 、 血液の生臭い匂いが広がる 。
「 ぺい…んと …、 来世こそ … ずっと… 」
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死ネタいいよね、 どっちかって言うと メリバ派だけども ‼️
ハッピーエンド欲しい人言って、 多分書く
コメント
2件
何でこんな神作品が作れるんですか❗️❓ 見ながら涙だばーでしたw ハッピーエンドもとても気になります❗️
くっ…苦しい…けどこういう話大好き…最高です…😇💕 ハピエンも気になる…読みたい………