なんだ?
オイラさっきまで寝ちまってたのか?
視界がまだぼやけてて、頭痛もする。
だが、もうすぐここにニンゲンが来る。
早く起きねば……
……?
サ「ここ、何処だ?」
目を覚ましてみると、そこは全然知らない土地だった。
サ「なんだここ?空に太陽が…って事は、ここは地上ってことか!?」
辺りを見渡す、そこには、地下世界には有り得ない、
森や、太陽、そして辺りには無数の彼岸花が、咲き誇っていた。
サ「まずいな、どうやら、地上に迷い込んでしまったらしい、」
サ「だが、だとしたら、ここは地上の何処だ?」
サ「何故オイラだけバリアを抜けれたんだ?」
そんな事を考えていると草むらが、
《カサリッ》
っと、音を立てた、そっちを向くとそこには
???「ヘッ!?人間!?」
っと慌てて背を向けてしまった。
だが、ここで逃がしたら、ここが、どんな場所か分からない。
そのため、少し強引だが、
サ「お前さん、ちょっと待ってくれ」
っと、その人間?に腕を『近道』で掴んだ。
そうしたら、慌てたようにその人間は、
???「ヒィー!?すみません!すみません!もう悪さはしません!今日はまだ何もしてないのでそれで許してください!」
っと、ものすごく謝ってきた。
それに対してオイラが、
サ「おいお前さん、少し話を聞いてくれ、オイラはここに迷い込んじまったから、道を知りたいだけだし、もっと言うならオイラは人間じゃない。」
っと手短に説明すると、そいつは、
???「へっ…?」
っと、言い、しばらくオイラの顔を見ると、
???「なんだ、良かったー」
っと、膝から力が抜けるようにペタリと崩れ落ちた。
落ち着いてもらったところで本題に入る。
サ「ここについて色々聞きたいがまず最初に、お前さんなんて言うんだ?」
そう尋ねるとそいつは、
ミ「私の名前は、サニーミルク、ここに日向ぼっこをしに来たのよ。」
っと自己紹介を、してくれた。その後、
ミ「アンタはどういう妖怪なの?名前は?」
っと、今度は質問を返してきた。
サ「オイラの名前はサンズで、オイラは妖怪じゃなくてモンスターのスケルトンさ」
っと、返したが、一つ気がかりな事が生まれた。
サ「この場所には、妖怪ってのが、存在するのか?」
その気がかりについて聞くと、
ミ「あら?アンタ妖怪じゃないの?こっちじゃ妖怪も、神様も、沢山居るわよ?現に私は妖精だし。」
っと答えた。
なるほど、そうなると…ここ、何処だ?
オイラが、居た世界って言うのは、
神様も、妖怪も、居なく、人間とモンスターだけの世界だったが、
どうやらここは違うらしい。
そう悩んでいると、サニーミルクが、立ち上がり、
ミ「それじゃあ、教えてあげる、この世界、『幻想郷』を、」
っと空を飛んで見せた。そのまま立て続けにサニーミルクは、
ミ「この幻想郷はね?どんな生き物だろうと、どんな存在だろうと、全てを受け入れる、そんな世界なの。」
ミ「妖怪だろうと、人間だろうと、妖精だろうと、神様だろうと、幽霊だろうと、鬼であろうと、この世界には、存在するのよ」
っと、宙に舞いながら、説明してくれる、
そうして、
ミ「アンタ、空は飛べる?」
っと、問を投げられた。
オイラはそれに、
サ「あぁ、飛べるぜ。」
っと返すと、
ミ「それじゃあ、つい来て、アンタを元の場所に、返せるかもしれない人の所に、連れてってあげるわ。」
っとそう言って、空を高く飛んだ。
それにオイラがついて行き、一つ、些細な質問をする。
サ「そういえば、幻想郷に迷い込んだオイラだが、ここは幻想郷のなんて言う場所なんだ?」
本当にどうでもいい質問だった。まぁ気晴らしだ。
そうして、答えを待っていると、サニーミルクの口が開く。
ミ「えーと、確か、『再思の道』よ」
っと満足のいく答えを聞くと、
サ「ほう、なるほどな。」
っと言うとオイラは飛ぶスペースを少し上げた。
そうして、長い間、森の上を飛んでいたら、一つ妙に長い階段を持つ、神社が見え、
サニーミルクが、ここよ、っと、その神社に降りて行った、それについて行くと、
その神社の襖を開けて、
ミ「おーい、『霊夢』ーいるんでしょお?」
っと、その、霊夢?という名前を呼んだ。
そうすると、神社の中から、こちらに歩いてくる音が聞こえ、
赤い服を着こなしてる、巫女?が、姿を見せた。
その巫女?は、こっちをちらりと見て、
???「なーによ、せっかくお茶と和菓子の準備をしたのに、」
???「あんたらが、来たら、ゆっくりお茶も出来ないじゃない。」
っと、心底不服そうな顔をすると、
ミ「ようやく来たか!博麗の巫女!『博麗霊夢』!」
そう、サニーミルクが、応え、その後霊夢が、こっちを見て、
霊夢「あぁ、来たわよ、そんで、そっちに居る、明らかに人間じゃない、骨の子はなに?新入りなの?」
っと、尋ねてきた。
だから、オイラは、
サ「いや、違うぜ、オイラはスケルトンのサンズ、【ボーン】っとしてたら、この幻想郷に迷い込んじまったんだ。」
サ「だから、アンタの力でオイラを返してもらえないか?」
っと、この世界で、博麗の巫女、っと、言われてる人間と、対話するのだった。
コメント
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サンズの幻想入りシリーズめっちゃ好きです!そしてまさか最初会うのはサニーミルク!?ってなりました笑 もし良かったら続き待ってます!