テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
青side
そして、今日は待ちに待った生徒会選挙の日。
俺は会長選に出馬することにした。
友達になってから、割と遊んだし、関係値も深くなった…気がする。
勉強を教えたら随分成績が上がって、本当はできるのにやってないだけだったって判明した話とか。色々あった。
応援演説…あにき、やってくれるかなぁ。
ダメ元で頼みに行ってみよ。
結果は、あっけなく断られてしまった。
『そういうんあんま得意やないから』
『他のやつに頼んだ方がええんやない?』
そう言われてしまったからには無理には頼めない。
選挙は無事終わり、俺は会長になることができた。
『俺、ちゃんとまろに投票したで!』
本当はどこに投票したかは言っちゃいけないけど、嬉しかった。
そうやってにかっと笑って教えてくれるあにきが可愛かった。
選挙後、俺は気持ちを伝えた。
『なんか…変って思われるかもしれんけど…』
『何?』
『俺、さ、』
『うん』
『あにきのこと、』
『好き…』
『俺も好きやで』
『友達って意味やなくて、その、恋愛的にって言うか…』
『いや、友達としても好きやけど…』
『うん。俺も好き。』
『ほんまに?』
しどろもどろになっていると、あにきはいつもの笑顔よりも少しだけ柔らかい表情で返事をしてくれた。
俺たちはその日から恋人になった。
会長になってから先生やクラスメイトから尊敬されて好かれる一方、俺のことをよく思わない奴らがいるのも事実だった。
校内には不良グループがあった。
暴行、恫喝をしているのは噂では聞いていた。
他校の不良グループとも絡んでいて、そっちでは強姦などもあるらしい。
俺はなるべくそういうのとは無縁の存在でいたいと、なにか言及することも避けるようにした。
ある日の放課後、その不良グループの1人に話しかけられた。
『猫宮くーん、』
『なんですか?』
『俺たち、おいしいジュース買ってきたから一緒に飲もーや』
半ば無理やり肩を組まされ、そんな提案を持ちかけられた。
今更絡まれるなんて、何の用だ?
だけど断っても面倒なことになるだけだろうから、俺は渋々受け入れた。
体育館の裏でジュースを手渡された。
『会長さんって彼女いるん?』
『うーん』
『いるよ。恋人。』
『うわー、やっぱりいるんやなー(笑)』
そんな話をして、一刻も早くこの場所を離れてあにきに会いたいと思っていたときだった。
なんだか不良グループたちがニヤニヤと気色の悪い笑みを浮かべ始めた。
なんだろうと思うと、少しうとうとしている自分がいた。
まずい。
睡眠薬…か…?
22
コメント
1件
第2話読了〜!!🌸 選挙で会長になって、それからあにきに告白するシーンがもう…尊すぎて叫んだ😭💕 「俺も好き」って2回も言ってくれるあにき、優しすぎませんか!? 好きって伝えるときのしどろもどろ感がリアルでめちゃくちゃエモかったです…。でも最後の不良グループ、睡眠薬…やばい展開すぎて心臓ぎゅってなった!! 青くん気づいて助かってほしい…次話が気になりすぎる🥺💦