新シリーズです!
リクエストはもう少し待っていただけると助かります…!
akfw
⚠️設定操作
⚠️解釈違い
⚠️二次創作です。本人様とは関係ありません
ak『』
fw[ ]
不破side
目の前で男の人が泣いている
俺の名前を呼びながら悲しそうに。
あぁ、えーっと
この人誰だっけ
【忘却の心】
〜akfw〜
三枝side
やばいどうしよう。
俺の名前は三枝明那
現在大学生活を謳歌しているピチピチの大学生だ
今日もサークルの飲み会があり、
ベロベロに酔った友達を介抱していた。
ひと段落ついたあたりで帰ろうと思い、外に出たのに…
財布がない…!
どこかで落としたのか?あれ、俺さっきまで持ってたような…?あれ?
スマホで誰かに連絡を入れようにも
充電が切れており、スマホの画面はひかりもしない
『やばい…どーしよぉ…』
こんな状況は初めてなので流石に心に来る
終電はもうとっくに終わっていて、
ホテルに泊まろうとしてもお金がないんじゃどうにもならない
俺は力なくその場に座り込み
泣きそうな感情をグッと堪えていた
その時だった
[お兄さん大丈夫?]
頭部から優しそうな声が聞こえ、
声のする方を見てみると
身なりの整ったイケメンのお兄さんがいた
[なんか困ってるみたいだけど、どしたん?]
まるで俺を包み込んでくれるような優しい声色に
俺は孤独感を忘れ、安心することができた
『すみません、俺ほんと鈍臭いんですけど、財布無くしちゃって…、携帯で連絡しようにも充電もきれてて…はは』
[あー、そうだったんや大変やね]
[ならお兄さん一緒にホテル泊まる?]
『…え?』
[俺もどうせ今日ホテルに泊まるつもりだったし、
お兄さんが嫌じゃないならベットも共有できるけど]
え?天使かなんかか?このお方は
いつもなら申し訳ないと断る場面だが、
いかんせん行き場のない俺には断る勇気はなかった
『ほんとに助かります…』
『お風呂さきいただきましたー…』
[おーじゃあ俺も入ろかな]
行く宛がなくてついてきちゃったけど
今日会ったばかりの人とお泊まりとか
正直普通に気まずくないか?
ていうかあとで高額な値段請求されたりとかしたらどうしよう…!
頭の中でぐるぐると思考が回る
[どうしたの?]
そんな時、突然後ろから聞こえた声に心臓が止まりそうになる
もうお風呂出たの!?はやっ
『い、いやお兄さん名前なんていうのかなって思いまして…』
流石にあなたのことを疑ってましたとは言えず、
会話の流れをそらす
[あー名乗ってなかったっけ、不破湊だよ]
不破湊…
[ていうか敬語やめよ!こそばゆいわぁ]
『じゃあタメ口で…なんて呼べばいい?』
[ん〜無難にふわっちとか湊とか好きに呼んでや!]
『じゃあふわっちで!』
[お兄さん名前は?]
『俺は三枝明那』
[三枝…ちょっと待ってね]
そういうとふわっちはカバンから手帳を取り出し
俺の名前を記録していく
『すごい、記録つけてるの?』
[あーそうね、俺忘れっぽくてさ笑]
ふわっちが取り出した手帳はかなり使い古されているようで
中には内容がびっしりと書いてあった
まめな人だなぁ
『ふわっち、今日は助けてくれてありがとう』
[別にいいよ〜ついでだったし、]
『そっか、ホテルもともと止まる予定だったんだっけ?スーツも着てるし、出張か何かなの?』
[あースーツはホストの仕事のやつ]
『え、ホスト!?』
まさかホストだったなんて
まぁ確かにこんなに顔が整っていれば納得がいく
[まぁ今日でクビになっちゃったけどな笑]
『え、どうして?』
こんなにかっこいい人を首にするなんて
どんな理由があったんだろう
[ぁ、えっと、…]
[…ミスが多かったからかな!]
あ、今答えづらそうにしてたな
何か話したくない事情でもあるのだろうか
これ以上はきっと聞かない方がいいよね…
[もーそろそろ寝るか!]
『そうだね!おやすみ〜』
初対面だったにもかかわらず、話しやすく面白かったふわっちと隣で
ベットに入り就寝した
コメント
1件
ホテルと聞くと反応する自分がいる