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スーホの白い馬
三
ある春のこと、この地を治める殿様が、大きな競馬大会を開くという知らせが届きました。
「一等になった者には、殿様の娘を嫁にやり、たくさんの褒美を与える」というのです。
仲間たちに勧められ、スーホも白い馬に乗って大会に出場することにしました。
大会の日、草原にはたくさんのたくましい若者と名馬が集まりました。
しかし、いざレースが始まると、スーホの白い馬は風のように他の馬を追い抜き、ぶっちぎりの一等でゴールしました。
観衆は大歓声をあげました。
ところが、集まったスーホを見た殿様は、彼が貧しい羊飼いだと知ると、約束を破ってこう言い放ちました。
「羊飼いの分際で、私の娘を嫁にしようなぞ生意気だ。お前には銀貨を三枚やるから、その白い馬を置いて、さっさとここから立ち去れ!」
スーホは怒りで体が震えました。
「僕は馬を売りに来たのではありません。競馬をしに来たのです!」
スーホが言い返すと、殿様は激怒し、家来たちに命じてスーホを殴りつけ、大怪我を負わせて追い出しました。そして、白い馬を無理やり奪い去ってしまいました。
三段落 終わり
コメント
1件
ああ、ここで殿様が出てくるんだ……。約束を平気で破る傲慢さに、読んでいてすごく腹が立ちました。スーホの正々堂々とした態度がかっこいいだけに、あの仕打ちは本当に理不尽で、胸が痛みます。白い馬、どうなっちゃうんだろう……次の展開が気になって仕方ないです。
霜月リラ@瑠璃ノ月第4夜
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