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【冒頭モノローグ:太宰治】
愛とか、理想とか――
そんな“まやかし”に人間は殺されるんだ。
それでもなお、誰かを信じるって言うなら、
……じゃあ俺が、そいつを壊してみせよう。
【場面:世界異能管理機構・臨時会議】
各国代表が集まるオンライン会議。
乱歩とポオの“融合異能《真想機構》”が公然の危機とされる。
代表A(憤り)
「空間再構築・現実改変――もはや神の領域だ!」
代表B(冷静)
「制御不能な“愛”によって動いている異能など、なおさら危険です」
結論:
「“対象者2名、即時排除”」
その映像を別室のスクリーンで見つめる太宰。
太宰(つぶやく)
「決まったな。“世界”が、本気で殺しに来た」
【場面:港区・廃倉庫/乱歩とポオ、潜伏】
二人は最後の“幻想結界”で世界の目を欺いている。
だが乱歩の体調はまだ完全ではない。
ポオ(心配そうに)
「……幻覚が強くなってる。俺の意識が境界を越え始めてるかもしれない」
乱歩(苦笑)
「なら上等じゃん。世界が何だ。お前の作る幻想が“現実”だろ」
ポオの表情が微かに揺れる。
ポオ(独白)
君の命が、俺の幻想で終わるなら。
それは、世界よりも重い現実だ。
【場面:横浜地下道/太宰と中也、対立】
中也(怒気)
「殺す命令が出た?フザけんな。あいつらが何したっつーんだ」
太宰(皮肉気に)
「現実を変えようとした。世界のルールを“愛”で書き換えようとした。
――それだけで、十分“敵”さ」
中也(殴る)
「テメェはそれで納得してんのかよ!!!」
沈黙ののち、太宰が静かに口を開く。
太宰
「……納得なんてしてないよ。
けど、俺は“止められる”側にいる。止めなきゃ、世界ごと終わる」
【場面:幻想結界、崩壊】
結界の外に異常接触。
乱歩(立ち上がり)
「来るぞ。“世界”の答えが」
ポオ(不穏に笑う)
「なら、俺たちの答えも見せてやる――“幻想”の真実をな」
直後、天井が炸裂。
黒翼残党・国家異能部隊・義勇兵らが次々と突入。
【乱戦開始】
幻想兵器 vs 現実兵器
重力異能、幻覚異能、神経改変などが交錯し、街がバグったように歪む
ポオの幻覚で“世界そのものが壊れていく”ような錯覚
敵が「彼らは災厄だ!」と叫びながら突撃
【太中、現着】
直前で現場に到着
一触即発の状況に割って入る
中也が壁ごと敵を吹き飛ばしながら叫ぶ
中也
「おい世界共! 手ェ出すな!!」
太宰(苦笑しながら)
「最悪のバッドエンドを防ぐのは、最悪のふたり――ってね」