大きな衝撃音がした。
しばらく霧が出ていたので見えないが…どうだろう。と思った矢先に__
「…?ウル?壊れていませんよ?体調が優れませんか?」
「ふっひえっ…めッ、めめめ滅相もございません(?)せッ、切腹してお詫びしますぅ….」
「ちょちょっ!?やめなさいウル!?大丈夫だからね?」
「この壁は固いけどやってみるだけやってみようと思ったんだよ!!言ってなくてごめんね」
「あわわわ….え?そ、そうなんですか?なら良かった…。クビになって放浪生活を送るかと…」
「んなわけないでしょ…私はウルちゃんみたいな可愛い人材を手放す人じゃないよ」
それを聞くとウルは安心したのか涙目になってた。
ウルはこういうところあるんだよねぇ。うーむ、どうしたものか。
「あと壊せないから登るよ。彼処に階段あるし。」
「はーい!!お嬢様、おんぶしてあげましょうか?」
「遠慮しときますね、ルズさん。」
「ヒドイ!!!!!」
だってルズにやけてるんだもん、しゃーないよね。
雑談をしながら私達は順調に登っていった。時間がかかることを除けば。
「まだ!?頂上いかないかな!?」
「もッもうそろそろと思いますッ」
「少し月の光が漏れていますし、もう着きますよ」
ルズの言う通り頂上にに着いた。
ドアがあり、少しだけドアが開いていた。
私はドアを開けた。
此れから面倒くさい事が増えるとは知らずに。