ガランコロン…と、店のドアを開ける音がした
太陽は登りきっており、子供達の登校する元気な声と綺麗だろう?と訴えかけて来ているようにうるさい鳥の声が聞こえてくる
「ふぁ~…日帝商店、今日も開店です…」
と、えらく眠そうにした小柄な男がそういう。彼の名前は”日帝”簡単に言えばこの商店の店主だ
日帝 「んー、今日は月曜日だし…客も来ねぇだろうし、何すっかなぁ…」
椅子に腰をかけ、そう呟く、
ガランコロン… ドアが開く音鳴る。
『ぁ、こんにちは…すみません、絆創膏。置いてませんか…?』
日帝 (…はー、失礼だが、…こりゃ大層なイケメンだこと、)
入ってきた1人の青年を無言で見つめ、とんだ失礼なことを考える
『あの…、?』
日帝 「ん、あ゛ぁ、すまん…、置いては無いが、怪我をしたんだったら無料でやるぞ?ハハッ」(イケメン過ぎて見てたとか言えねぇが)
『本当ですか、!助かります…、お恥ずかしいのですが、少し前にコケてしまい血が滲んでしまってです ね…』
日帝「うぉ…そりゃ痛そうだな、そこの椅子に座ってろ、絆創膏探すな」
店の端に置いてある長椅子を指差しながらそう言い、絆創膏を探し始める
『あっはい、!ありがとうございます』
『…素敵な雰囲気のお店ですね、』
日帝「ん、そうか〜?だろ俺の自慢の店なんだ、と…絆創膏あったぞ!」
青年の前の行き、床に膝を着く
日帝(血が滲んでるし、怪我したのは足だろうな…)「ズボン捲し上げていいか?」
『あっいえいえ大丈夫です!自分で出来ますから…』
申し訳なさそうな顔をしながらズボンの捲し上げる
日帝「助かる、消毒しないとだから痛みは我慢してくれよ」
できるだけ痛まないように慣れた手つきで素早く手当をほどこす
『ぃ…、ありがとうございます何から何まで… 』
日帝「いやいや!困った時はお互い様だからな!」
『…お礼と言ってはあれなんですが、ラムネ奢らせてください、!一緒に飲みませんか…?』
日帝「…へ、?」(ん…ぁ、ぁぁぁぁぁ焦った、流石に1人1本だよな!うん!こんなにキラキラした瞳で見てきてるんだ!それしかないよな!)
『店主さん、?』
日帝「ん、ぁすまんすまん!…礼などいいぞ?」
『いえ、奢らせてください…そうしないと気がすみません』
日帝「いや、あの…君学生だろ?時間大丈夫なのか?」
『…へ、?ぁ、やばいやばいやばいやばい…けどお礼…どうしようどうしよう…』
日帝「ッwだろうな、んじゃお礼として友達になってくんねぇか?あと友達の印として名前を教えて欲しい…俺の名前は日帝な!」
『ぁぇ、ぁ、もちろんです!友達!友達ですね!友達です!んと…自分の名前は “日本” です!日帝さん、?これからお願いします』
日帝「おう!よろしくな日本!」
日本『はい、!では時間もヤバいので失礼します…ありがとうございました!』
日帝「ぉ〜またな!遅れるなよ!」
日本『頑張ります…ッ』
荷物を持ち、駆け足で店を出る
日帝「…イケメンだったなぁ、」
他に感想は無いのかと言いたいが、静かな嵐は過ぎ去ってゆくのだった。
〈日帝商店閉店です。これからも是非ご来店ください( ‘ᵕ’ ) 店主より〉
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