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テラーノベルの小説コンテスト 第3回テノコン 2024年7月1日〜9月30日まで
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次回で最終回の予定

メイン黄赤 他ペアもあり

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めちゃ長い、もう意味不明で書いてます





魔法学校に入学して半年が経った。

ころちゃんや他の人と他愛もない話をしたり、

真面目に勉強に励んだり、さとみと部屋で遊んだり、



るぅとくんはしばらく任務で帰ってこなかった。




赤)るぅちゃん、まだ帰ってこないなぁ…


青)ふふっ、ほんとりいぬくんはるぅとくんのこと好きだね


赤)すきっ、?!ぃ、いや違うから、!

ただルームメイトとして心配で…!


青)そんな照れなくてもいいんだよー?


赤)んもー!!違うから!





隣に彼がいないと少し寂しい。

部屋に戻り、少し散らかった自分のものを片付ける

るぅちゃんがいたら、怒られちゃうな…


なんて考えていると、お散歩帰りのさとみがやってきて、俺の膝の上に乗ってきた

そしてぱっと人間の姿になり、少し重みを感じる


桃)りいぬ元気ない


突然そう言われ、誤魔化そうにも目が泳いでしまった。


赤)んぇ、そんなことないよ…?


桃)るぅとは?


赤)るぅちゃんは任務だよ


桃)にーむ、にんむ、?


まだ少し理解ができていないのか、首を傾げて唸っている。


桃)りいぬ悲しい?


赤)うん、まぁ、少しだけ…


ぼそっと呟いてみた。

すると窓の方へと行ったさとみは少し遠くを見つめている。

そしてにこっと笑っている。


桃)行ってくる!


赤)へ?









薄暗い森の中。

無数に湧いてくる魔物たち


先輩たちと協力しながら戦っているが、これじゃあキリがない。


りいぬ今頃何してるかな、ちゃんとご飯食べてるかな、部屋綺麗かな、


少し気が緩むとすぐにりいぬのことばっかり考えてしまう。


)おぃ、!!後ろ″!


その声に現実に戻された。

そうだ、いま魔物と戦っているんだった。

目先に魔物の爪が見える


目が無くなってしまったら、りいぬの顔見れないじゃん。









桃)るぅとー!!


黄)っ、ぇ、?


恐る恐る目を開けると、そこにはさとみくんがいた。

どうしてこんなところにいるのだろう。


それを聞こうと口を開いた。

けど彼はくるっと体を動かし、魔物の方へと走っていった。

止めようと手を伸ばした、がすぐに手を引っ込めた。



あんなに手こずっていた魔物たちを彼は簡単に倒してしまったから。


桃)るぅとおわった!かえろ!


黄)ちょ、まって、!


手を引っ張られ、後ろから聞こえてくる先輩たちの声を無視してさとみくんは走った。









しばらくして見えてきたのは僕たちが通っている魔法学校。

そして、魔法寮。


久しぶりに帰ってきた。

帰って来れた。





気づけばさとみくんは何処かに行ってしまい、僕は1人で部屋へと向かった。

君がいる部屋に。



早く会いたい。そんな気持ちが僕の心を支配して

気づいた頃にはドアの前にいた。


扉を開ければ赤色の君がいた。


君の声を遮るように、僕は君に抱きついた。


赤)るぅちゃ、おかえりっ、!


黄)ただいまりいぬ


赤)俺ね、るぅちゃんいなくて寂しかった


黄)うん、


赤)だから、さ…


赤)今日は、そのっ、一緒に寝よ…?


黄)ふふっ、もちろん










桃)えへっ、おれえらい


)あのっ、!あの時魔物を全員簡単に倒したのって君ですよね?


)次の任務ぜひ出てくれないか?!


桃)んー…じゃあ、!










今日授業は休みだから、るぅちゃんの腕の中で目を瞑っていたら、突然玄関のベルが鳴った。


るぅちゃんがゆっくりと起きて、その後ろに俺は訪問者を確認する。


桃)ねぇ任務?だって、!


任務という単語を聞き、嫌そうな顔をするるぅちゃんと、何やら目をきらきらさせているさとみ


)任務は後日なんですけど、またるぅとさんに出て欲しくて、それとえっと…


桃)さとみ!


)さとみ、さんにもお願いしたところ…りいぬさんも一緒なら出ると言って、


)貴方確か、Sクラスの人ですよね…どうして昨日は任務にいなかったのですか?


赤)ぁ、ぇっと、その…


黄)少し学校長に呼ばれてまして、


)そうですか…。ですが、今回はお願いしたいのですが、よろしいですよね?


任務は街の人たちを守るために必要なこと。

誰かがしないといけないのだ


街の人たちの中にななにぃもいる。

いつも守られっぱなしじゃ駄目だ。

俺も成長しないと、強くならないと。


赤)はい、出ます、!








黄)このピンクねこっ″…


桃)わーい!一緒に任務!


黄)りいぬ魔法大丈夫…?


赤)ぅ、うん、!


一応半年魔法を習ってきた身だ。

入学式の時よりもそこそこ魔法ができるようになってきた。

まぁ、すぐ力が入らなくなるのは変わらないけど…








そしてやってきた任務当日。


るぅちゃんは何度も俺に言ってきた。

無理はしないで、僕からなるべく離れないでと。


半年過ごして、るぅちゃんは一層過保護になった気がする。

まるで俺のお母さんみたいだ。


赤)もぉ、るぅとママわかってるってぇ


黄)んなっ、僕はりいぬのお母さんじゃないです!

僕はっ…!!


るぅちゃんは口を開いて、閉じた。

俺の頭を優しく撫でて、また同じことを言ってきた。


黄)りいぬが大事だから、ほんとに無茶しないでね








初めての任務。

先輩や、るぅちゃん、それにさとみは素早く魔物を倒していた。


俺は魔法を極力使わずに、人探しをしている。


この森に街の子供が不注意で入ってしまったらしい。

なのでみんなは魔物を倒しつつ、探している。

俺は茂みの中に入り、情報を頼りに探した。


赤)お〜い!!


すると、後ろから草が揺れた音がした。

もしかしたら怖がって身を潜めているのかもしれない。

なるべく優しくそこに駆け寄った。


赤)怖くないよ、大丈夫だよ、!


子供だと思っていたそれは、姿を変えて大きな獣へと変わった。


魔法を操る魔物もいたのか…俺の知識不足だ。


仕方がない。

そう思って杖を振りかざした。


どんな相手にも効く拘束魔法。

けどこれは魔法の消費が激しい。


すぐに力が入らなくなってきて、拘束の強度も弱くなってくる。

魔物は少し呻きながらも抵抗の力を緩めない。

俺の腕が折れそうなほどの力。


そいつを止めるのに必死だった。

この森はどこにいても危険。だから気をつけろと何度も言われたのに、俺は後ろからやってきた魔物に気づかなかった。


上手く視界が機能しない。

ぼんやりと魔物の黒い毛と、鋭い爪が見える。

そして自分の血だろうか、真っ赤だ。


意識が途切れる瞬間、黒い魔法陣が見えた。










黄)りいぬ″ッ、!!


嫌だ、嫌だ嫌だ嫌だ

大量に出血しているりいぬ

僕が少し目を離した隙に姿を消したりいぬを探してたら、黒い魔物2体に襲われていた。


助けに行ったが間に合わなかった。

鋭い爪がりいぬの細い体に傷をつけていた。

さっきから血が止まらない。

弱々しく息を吐いている。



桃)りいぬ、?


黄)さとみ、くんっ、魔法でなんとかしてよッ

君は僕より魔法凄いんでしょ…?


桃)…凄くないよ。

人間の体を治せるほどの魔法なんて無理だよ













先輩のテレポート魔法で学校に戻り、医務室で緊急処置が行われた。


包帯に保健室の先生が魔法をかけてそれをりいぬの体に巻いている。



無事に子供は見つかったらしい、がりいぬのことで頭がいっぱいな僕は何も入ってこなかった。


ころちゃんもやってきてりいぬの姿を見るなり、顔が真っ青になっていった。


青)りいぬくん死なないよね…、?


黄)っ、


何も言えなかった、それに僕が聞きたいよ

まだ僕気持ち伝えてないもん。


あぁ、あの時言っておけば良かったのに、

僕は逃げてしまった。

























)ごめんね、俺のせいだ…。



……To be continued

この作品はいかがでしたか?

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コメント

6

ユーザー

最後の言葉はだれの言葉なんでしょう、、、、、 桃くんか、紫くんか、、、 続き楽しみです

ユーザー

めちゃくちゃ最高です‪🫶🏻黄くんが居ない間、赤くんに会えない間、お互いがお互いのことで頭いっぱいで寂しがってるの尊すぎました!桃くんナイスすぎますね!赤くんのためなら何でもやっちゃうとこ可愛くて猫の桃くん好きです💕黄くんが赤くんをすっごく大事にしてたり思いを伝えようとしてたりでキュンキュンしました🥰まさかの大怪我で、赤くんどーなっちゃうのか気になります😭黄くんが思いを伝えれますよーに!

ユーザー

ええ赤くんどうなっちゃうの🥲🥲 寝る前に見れたのちょーうれしいです!! 律さんやっぱ天才ですね☺️☺️

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