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ーーー病室ーーー
桃「じゃぁ………青は俺の事殺せる?」
青「え…!?」
桃「できる範囲んでやるって言ったじゃん」
青「無理だよ!桃くんを殺すなんてっ……」
桃「だって……夢の方がみんな優しい……」
青「桃くん、前とは絶対に違う。本当だよ。みんな桃くんに謝りたいって気づけなくてごめんなさいしたいって言ってる」
桃「………それって本当に優しさなの?情じゃないの?」
青「違う……」
桃「俺が勝手に苦しんで、勝手に倒れて……可哀想だから優しくするんじゃないの?もし、倒れてなかったらあのままでしょ?」
青「っ……」
桃「夢の中だとみんな気づいてくれる。話聞いてくれるんだよ。どうしたのって、話聞くよって目線も合わせて話しやすいようにしてくれる」
青「僕も頑張るっ……話も聞くし、桃くんの助けになりたい」
桃「俺が可哀想だから?」
青「違う!!桃くんと幸せになりたいから!!!」
桃「………夢の中の方が……幸せだよ」
青「っ……!!それでもっ、夢の中よりもっと幸せにするから!!」
桃「できなかったら?」
青「できなかったら………一緒に……死の……」
桃「!、なんで一緒なの?」
青「僕は桃くんと一緒にいたいから、僕は桃くんを幸せにできなかった罪で死ぬ。桃くんは苦しい思いから楽になるために死ぬ……どう?」
桃「…………いいよ」
青「ありがとう。僕絶対頑張るから!!」
桃「なんで俺なんかの為にそこまでするんだよ」
青「桃くんを苦しめた僕が言うのもなんだけど……大事な家族で、大切な存在だから」
ずっと喧嘩してて、ある時から喧嘩はなくなって……それは桃くんが全部我慢してたから
それが僕は寂しくて……僕は、自分が思ったよりも桃くんの事大好きらしい……
でもこの思いは…兄弟には持ってはいけないもので……でも気づけて良かった。
青「桃くんが大好きだから、桃くんの為に動くんだよ」
この恋心は気づかなかったことにしよう……
桃「…………あっそ」
青「照れた?」
桃「……照れてねーし…」
青「嘘だ、桃くんは照れる時いつも、斜め下向いて耳を触るんだよ」
桃「なっ……そんな事してないし、なんでわかるんだよ!」
青「してたよ、何年兄弟して隣にいたと思ってるの?まだまだあるよ?考える時は顎に親指を当ててるし、びっくりした時は手をギュッてグーにするの」
桃「………きも」
青「は!?キモくないし!癖でやってる桃くんがいけないんだし!」
桃「変な所は見てんだな」
青「……少しの異変は気づいてたよ。だから水族館に連れ出したりしてたんだけど……無理やり過ぎちゃったよね……あとはどこかで桃くんなら大丈夫だって思って部分もあった。ずっと頑張ってたんだよね。休憩も必要だったのにずっと頑張ってくれてて、僕はそこに甘えてた……」
桃「………」
青「これからは僕が桃くんの分まで頑張る、桃くんが頼れる存在になる。」
桃「………勝手にすれば」
青「うん、勝手に頑張るね!それで桃くん。紫にぃ達呼んでもいい?」
桃「……一人ずつなら」
青「分かった!最初誰にする?」
桃「別に誰でも」
青「じゃぁ、黄くんからいこう!」