“注意事項”
・二次創作
・ロフマオメイン
・世界滅亡した後の想像のお話
・空想上の化け物出てきます
・死ネタ
・半分(?)獣化します
これらが大丈夫な方はどうぞ!!
不破視点
俺が連れられた先はもちさんと甲斐田がいる部屋だった。
3人いても生活が出来るワンルームっていう感じで、シャワーやトイレも常設されていた。
俺が入ってくるや否や、もちさんと甲斐田は俺に近づいてきた。
「不破さん、!!無事だったんですね…!」
「なんか無事だったわ〜。」
「ほんっっっとによかった…本当に不破さんの事が気がかりで…それで…社長は…?」
甲斐田がそう聞いてくる。俺は知ってる事を話した。
「社長は別の所に待機?させられてるんよね…なんかデカい肉の塊みたいな赤ん坊…みたいな怪物を知ってるからって。」
「…別のとこって?というか怪物ってなんですか…」
「怪物って…!」
もちさんは怪物の事は知らない様子だが、甲斐田は怪物が何かを知っているようだった。
「甲斐田、なんか知っとるん?」
「…はい…ただ僕は動物になった事がない、と言ったら用無しだって言われて…しばらくこの部屋から出てないんです。」
「ま、しばらくって言ってもそんな経ってないんですけど…そろそろ陽の光を浴びたい…」
そう話していると警報がビー、ビーと鳴った。何事!?とその場の全員が慌ててしまった。
扉がガチャリと開く。予想外だったのだろうか、兵隊?の人が鬼のような形相で扉を思いっきり開いてきて、大声で言った。
『今すぐ表へ出るんだ!!!』
と。
何があったんだ?というか表ってどこに向かえばいいんや…
ベランダの方をちらっと見た甲斐田の顔が青ざめる。
「この後…地鳴りが起きます!!ッこっから逃げましょう!!!」
空はオレンジ色に染まっている。夕暮れのようなオレンジ色。
甲斐田は困惑しているもちさんと俺の手を引っ張り、足早にこの部屋から出ていった。
甲斐田の言っていた通り、数分後くらいから大きな地鳴りがなった。立っているのもままならない。
俺らがいた建物も徐々にヒビが入っていっていた。
「この地鳴り……多分近いです…..」
「…甲斐田くんが言っていた大きな赤ん坊みたいな肉塊が?」
甲斐田は頷いた。
「なぁ、社長は、?」
ずっと社長の事が気がかりだった。
甲斐田が答えに迷った末に出した答えが
「…一旦忘れましょう。」
だった。
信じられない、そんな気持ちでいっぱいいっぱいになった。
「は、?!なんでそんなッ!!!ッ社長の事はどうでもいいって言いたいんか!?!」
俺は甲斐田の胸ぐらを掴んで、怒りをそのままぶつけた。
「ふわっち!今言い争っても仕方ないから冷静になって!!!」
「ッッもう人を失いたくないんや…ッ!!」
剣持視点
“ッッもう人を失いたくないんや…ッ!!”
そう髪の毛をくしゃくしゃにしながら言った。不破くんの表情はどこか恐怖が混じっているように見えた。
山であった出来事が僕の脳に過った。
僕が死んだ筈の場所。その場所にはふわっちもいた。
きっと僕の死を間近で見たからあの顔とあの言葉が出てきたのだろう。
…多分、この世界で僕らの死、そして自分の死をよく見てきたから。
「でもッ!!!不破さん!!」
「でもじゃない!!!」
「僕も信じたくないんですけど…社長はもう巻き込まれて死んでるかもしれないじゃないですか…」
こんな状況じゃもう社長は死んでるかもしれない、でも、まだ社長は生きている!!
…
そんなふわっちの気持ちもよく分かるし、甲斐田くんの気持ちもよく分かる。
だからこそ、僕はどっちに着けば良いのか分からない。
何も出来ずに言い争っている2人を見つめてるだけだ。
「社長は死んでない!!信じてるんや!!」
「僕ら全員が死んじゃったら元も子もないじゃないですか!!僕ももう、これ以上減っちゃっうのは嫌なんです!」
「だったら…!!」
「ッあ!!皆さん!!!」
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