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母親に紙おむつをあてられたさゆりはよちよちになりながらも自分の部屋へ戻って行った。
部屋に戻ると、バタッとクッションにお尻をおろす。
ふーーーつ
と、大きなため息をついた。
ものの全く落ち着くことも出来ず途方に暮れていた。
無心のまま時だけがすぎていく。
いつの間にか下の階から妹たちの声もきこえていた。
18時を過ぎているので帰っていてもおかしい時間ではない。
ふと我に帰ったさゆり。
(妹になんていわれるんだろ)
考えても悩んでしまう。
!
違和感を感じ自然とオムツの方に視線がいく。
(え?おむつ濡れてる……まさか!)
オムツにははっきりとおもらしサインができていて紛れもなくオムツを汚してしまったことを物語っていた。
幼児用のおむつはひとつの線が出ておもらしを確認できるのだが大人用のオムツは濡れた部分に星マークがたくさんでて、しかも青く色まで変わるようになっていた。
(どうしよ…)
悩んだ挙句出た答えは長ズボンで隠すことだった。
母親にはもちろん妹たちにもバレたくないおもらしの跡。
絶対に分からないことを祈りながらリビングのドアを開けていった。