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ff「さくや!…どうしてこんなところで…
ずっと探してたんだぞ…突然消えて…」
-本当に間違えてるんだ…なんて言おう
t「失礼!今は、私のパートナーだ
ふじいさん…あのパーティー以来ですね
ご無沙汰してます」
-は?たろう?なに?
ff「え…ささもりさん?たろうくん?
え…パートナー?さくやが?
俺の前から消えて…あなたと?」
t「そうですね!息子も、こんなに
大きくなりました…もう15才に
なります…」
ff「15才…そうですか…
お幸せでなによりです。いや…
久しぶりにお見かけしたのでつい声を…
失礼いたしました。それでは…」
t「………」
「たろう…」
15才の私達は人生の終わりを迎えた
ような顔をした彼を見て声をかける
ことができなかった
・・・
ふじいside
-15才…息子…ささもりさん…
たろうくんは…あの頃…まだ
12、3…まあさは…20…
本当に彼の子どもなのか…
いや…俺の管理は…100%では
ないが…授かったのなら…
消えはしないだろう…2人で
生きていこうと誓いあったんだから…
------
参拝の帰り道、独りで参道を歩いて
いると探し求めていた彼女を
見かけた
-え?さくや…似てる……似てるな
若い少年と一緒にいる…息子?いや
声をかけるか?…なにかもっと
手がかりがあれば…
「………世話になっております…」
-さくやの声だ!
「さくや?…さくや!」
------
-やっぱり…俺とのことはお嬢様の
気まぐれだったんだな…ハハ
じゃあ…まあささんは…あの
少年と兄弟?いや…彼女も15才だ
他人のそら似か…双子?…側にいた
綺麗な方は誰だろう…どこかで見た
ことがあるような…さくやは1人娘のはず
本名を調べても出てこないんだよな…
そうか…まあ…今さら自分から
申し出た共演を断るのも失礼だしな…
さくや…本当に幸せなのかな…
彼女が昔からの俺のファンだと言って、
サインを求めてくれたのが
2人の始まりだった…
あんなに愛しあっていたのに…
結局、遊びだったんだな…お嬢様の
気まぐれに夢中になった俺が…
恋愛と結婚は違うってことか!でも…
さくや…相変わらず、綺麗だった…
生きていた……それだけで良いんだ…
同じ星を見ているだけで…
・・・
ごった返す中、4人でモソモソと
昼食をとる
hi「まあさ…ソース…口元がお留守…」
i「俺が舐めてあげる♡」
「…あ…うん…ありがとう…」
ペロッ))
「うわあ~ひであき!ええ?は?なに?」
i「ああ~たきざわ君!俺の役目だよ!」
hi「かあさまがお世話するのが当然だろ?」
「私、頼んでないよ!」
hi「…お前…ひかるが「舐めてあげる♡」
って言ったら「うん」って言ってたぞ!」
「え…ごめん」
-自分から打ち明けてくれるまで
待つか…それにしてもこんな偶然…
あっ、ここの御方が?お力添えをって
おっしゃってくれていたもんな…
有難いことです…会えたけどもね…
i「あの?そろそろ、お土産とか
見に行かない?」
「うん!あ…2人は?」
t「少し離れてまいります…」
hi「まあさ達と一緒に行っても良いか?」
-あんな偶然あるんだな…
私のパートナーか……
彼女が亡くなったことを知られたく
なかったんだな……たろう…
キツいだろうな…
俺はまあさにとって、どんな存在に
なりたいんだろうか…
友達、恋人、夫婦……離れたくない
…かあさまなら…ずっと側にいられる
だろうか…彼女の唯一無二の存在と
して…愛を囁きあうことができないの
ならば、今はまだそれでも…良いのか…
「…もちろん、わかった!じゃあ
行こっか?」
出店を抜けて
お土産店が立ち並ぶ通りへ
「おお~たくさんあるねえ…
なにが良いかな…お煎餅、羊羮
カステラ、おこし、生菓子…
お饅頭もある…」
i 「まあさ!蒸かしたてのお饅頭、買える
みたい!半分こしよ?」
「やった!」
hi「まあさ…そんなにはしゃぐと帯が…
ほら…」
-腰が細いから…
「へへ~ありがとう♡うれしい♡」
hi「…まあさ?」
「ん?」
hi「リップがとれちゃってる…」
-そんなぷるぷるさせて…
「ああ…たこ焼き食べた時、ギュウギュウ
拭いちゃったから…へへ」
hi「…俺のわけてやるよ……チュッ♡」
「え…」
i「まあさ~お饅頭~出来立てだぞ!」
「あ…ああっありがとう♡」
i 「はい、たきざわ君!」
hi「ああ…ありがとう」
i「はい!たろうさん」
t「ありがとうございます…」
i「まあさ?あそこにかんざし、売ってる
みたいだぞ…」
「あ!見てくるね!」
i「ああ…ここで見てるよ」
「うん!ありがとう♡」
i「ハハ…かわっい…たきざわ君…まあさの
今の顔にあんなことしたら、悲しみますよ」
hi「ああ…そうだったな……」
「…いい加減、騎士団に入ったら
どうすっか?」
「なに…歓迎してくれんの?」
「そりゃ…まあ…
…自分の気持ち…誤魔化すんすか?」
「ハハ…誤魔化してないだろ…」
「誤魔化してますよね?だって………」
「…言えよ」
「…いつからは覚えてないけど
随分前から、まあさのこと…女性として
見てますよね?」
「そうか…わからないようにしてたつもり
だけど…今日は…ちょっとな…」
「その言い訳めっちゃ無理ありますよ笑
それに…まあさの部屋で…着物選ぶの
随分時間がかかってましたよね?」
「…そうかな」
「なにしてたんすか?」
「…かあさまだから…一緒に風呂で
洗いっこしてただけだよ…」
-しちゃったけどな…
「…洗いっこだけっすか?」
「かあさまだからな…」
「…クローゼットでは?」
「…着物選んでた…」
-キスしてた…お前が来なかったら
連れ去ってたよ
「まあさのにおい、ヤバくなかった
すか?」
「…なに?経験済み?」
「…ふじいさんのライブに行く服を
皆で…まあさとしょうた、だいすけ
ラウと俺で選んでたら…襲いそうに
なっちゃって」
「…まあさ…ラウがいるから抵抗
しただろ?」
「泣いてりょうたの名前呼んで…
助けを求められて…それで冷静に
なって大丈夫でしたけど、まあさに
めっちゃ怒られました」
「だては?怒らなかったの?」
「りょうたには、冷静に正論で叱られ
ました」
「1番効くやつだ」
「はい」
「…騎士団に入ったら…
まあさは誰に安心して、甘えるんだよ?」
「…そうか…」
「…かあさまだったら、唯一無二の存在に
なれる…恋人同士みたいに、好きなのか
嫌いなのかなんて心配しなくても良い」
「唯一無二…」
「魅力的だろ?まあさの唯一無二の
存在なんて…」
「でも…俺らだって!永遠に一緒に
いるって約束…」
「わかってる…わかってるよ…でも
今は…俺はまあさのかあさまでいた
いんだ、迷ってはいるし…いつまで
我慢できるかわからないけど…」
「…まあさのトリガーはキスですよ?」
「ハハ、やっぱり…一瞬で最高の蕩け…」
「あああ~してたんだ!」
「してないよ笑」
「ねえ~これは~?すごい綺麗~
見て~こっち来てよ~」
「ああ…今行くよ!…お揃いにしようか?」
「ええ!良いの!うれしい!
ひかる、お揃いだって!良いでしょ?」
「うん、良いよ♡」
「わあ~ありがとう♡」
・・・
自宅用のお土産と一緒に
舞台稽古の差し入れとして
日持ちする個別のお饅頭やカステラ
を大量に購入し、車へ
-たろうがミラー越しにかあさまの
顔を見ている…辛いな…申し訳ないけど
もうすぐマンションだし、落とそう
「ねえ!もうメイクがバリバリで
辛いから落としたい!」
ひかるが一瞬、たろうに目線をむけた
「俺が落としてあげるよ」
「ありがとう♡お願いします♡」
-たろう…さくやのことを
知られたくないんだな…
続く