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やっぱりすおさくの方が人気なのかと思う今日この頃。
もしさくさく好きだよって人はぜひ「絆の縫い目」見て下さい!
今回短めです。ごめんね(泣)
それでは、いってらっしゃ~い(^_^)/
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大きな銀色のカルトンにドンッ、と大量の札束が置かれる。
司:ありがとうございます。次もお待ちしておりますので、気が向いたらぜひお越しください!
明るく話しかける司会者に、蘇枋という男は何一つ言わず、代わりに胡散臭い笑顔と、シャラりとタッセルのピアスの音が響いた 。
肯定、なのだろうか?
司:商品は我々が運びます。蘇枋様はお車にお戻りください。
蘇枋がエントランスを抜けた途端、司会者の笑みは消え、冷たい表情と、ナイフのように鋭く、低い声でオレに耳打ちした。
司:…くれぐれもヘマするなよ「化け物」。
オレは司会者に聞こえないように軽い舌打ちをした。そしてすぐに黒スーツのスタッフに運ばれた。
オレは、これからどんな人生を進むのだろうか。
桜:(…生きねえといけねえのか。)
その後オレは蘇枋とは違う車で運ばれ、降りた時には南にあった太陽が西に沈むころにになっていた。
桜:(で、でけえ…。)
オレの前に現れたのは、まるで絵本から飛び出してきたような屋敷。ツタが絡まる高い壁、少しくすんだステンドガラスの窓、大きな木製の扉に静まり返った空気。
蘇枋を乗せていた車はオレの前を通り過ぎ、そのままどこかへと行ってしまった。
桜:(…オレ、殺される?)
心拍が嫌に耳に響いた。あれほど望んでいたのに、いざとなれば恐ろしい。結局オレはどう思って…。
?:あなたが桜様ですね。
桜:!?(気配が…なかった!!)
反射的に身を翻し睨みをきかせる。そこには黒いスーツを着た男が一人。
金色のモノクルをかけ、オールバックの白くて美しい髪。歳は…50くらいだろうか。
?:驚かせてしまいましたね、申し訳ございません。
男はすぐに深く頭を下げた。
松:私は蘇枋隼飛様の専属執事、松永礼司(まつながれいじ)と申します。松永とお呼びください。
仕草にも声に殺意や敵意はなかった。けど、この雰囲気の中での優しさに、尻尾がビリッと反応した。
松:お話は蘇枋様から聞いております。どうぞ中へ。
松永は屋敷の煎茶色の扉を開け、にっこりとほほ笑んだ。
いったいオレの何をどこまで知っているのか。
その微笑みからは何も分からなかった。
扉の先に広がる未知の世界。その先にあるのは幸福か、はたまた絶望か。
コツッとオレの足音が石畳の地面に響いた。
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今回はここまで。
皆様そろそろ言いたくなるのでははないでしょうか。
「おい、すおさく要素どこだよおもち。◯すぞ?」
そう思われてもおかしくないですねAHAHA☆
はい、すみません。取り乱しました。
次回はすおさく要素入る予定ですのでお許しください(;∀;)
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