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この小説は歴史に忠実ではありません。

旧国&戦争の事が作品内で出てきます。

ご了承ください



はーッ…


生暖かい白くにごった息が赤くなった指先を包み込む。

白い雲が空を覆い。そこからはチラホラと雪が落ちる。


ふわっ


雪が手や足に落ちれば落ちるほどそこから熱の様な冷たさが感じれる。


「おーい!弁当忘れてるぞ!」


「…あ゛ー…忘れてました…」


父から弁当をもらい。居場所会社に赴く


ザッ、ザッ


雪を踏み潰す度。しんしんと振る雪が、生き残りの僕らの身を隠す



赤色の信号機


その待ち時間にも雪は降り続ける


(俺らは待ってんだから雪も待てよ)


馬鹿みたいなことを考えながら。青になった信号機を見て横断歩道を進む




通勤ラッシュとでも言うようにスーツを着た人達が駅のホームに詰め寄る

いつもだったら暑苦しいが。雪が降っていて冷たかったからか少し心地よいと思ってしまった。


人波にさらわれながら電車が来るのを待つ



うあぁぁんッ!!


どこからか子供の泣き声がする


(親と離れ離れにでもなったんだろうか)



チラリと後ろを振り返ると。子供がいた


ただの子供では無い。ボロボロの灰が着いた白いタンクトップのようなものを着た、、孤児の様だ。


体育座りで駅のホームの柱にもたれかかっている



正直。気味が悪い


何故か分からないが今すぐにでも目を離して逃げたい

自分を。見ているようで

なのに離せない。目が、体が動かない



今言っておくが。私はこんなことを体験した記憶は無い。断じてない






ぁ、?


…….見られた


真っ黒な目で。全てを見透かされた気がする。寒気がする。鳥肌やばい






動け



動いて

お願い



気味が悪い


気持ち悪い


逃げなきゃ


ここから





キキィッッ______

電車が来る音だ



動け


動け



動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け









ガタッ






「ッッは…、。、?」



ひゅーっ、ひゅーッ、


息が詰まる。

ここは?

どこなんだ?


チラリと周りを見渡すと

あの場所駅のホームでは無い。いや、あの場所のようだが。

そこにいる人々の様子がおかしい。窶れてる…という訳でないが、元気がないというわけでも、ない、??


ピラッ


…….新聞…か?



大きく書かれた文字、 見た瞬間、 手が震える。

プロパガンダ。一瞬見ただけでも意図が丸わかりだ


なぜ?私がいた令和の時代は?

昭和?は?なんで?

頭の中ではてなマークが交差する。

自分はなぜここにいるのか






「大丈夫カ?」


…….え。?


父上?え?なんでここに___


「…様子ヲ見ルカラニハ大丈夫ナ様ダナ」


…なんだろう、様子がおかしい。、のか、


「座ルノハ良イガ。立ッタ方ガイイダロウ?」


ニヤッと笑ってる。悪そうに。

怖い。頭の中をその言葉だけで埋め尽くされる


すっと手を差し伸べられる

取っていいのか?取らないと行けないのか?。というかなんで私はこんなところにいるんだ?元の世界は?会社は?


「ぁ。」


黒い目


全てを見透かすような

真っ黒な目。私を見ている。 手が震える。足に力が入らない。 手は動かないし。涙出てきそう


グィッ

「遅イゾ」


触られた。怖い。吐き気する。なんで、

こんなの父上じゃない。父上はもっと優しい。こんなに怖くない優しかった。違う。コレは夢なんだ。夢、、夢夢夢夢夢夢夢夢夢夢夢夢夢夢夢夢夢夢夢夢夢夢夢夢ッ



『何してんの兄ちゃん』

ぇ?



「嗚呼。空、ドウシタンダ?」

『遅すぎ。早く行かなきゃ、アイツら待ってるよ』


待ってほしい。ほんとに


『…….で?君は何?』


話を振らないでほしい。分からないですよ


声が出ない。怖い。目が、その視線が私を殺しに来てる



『…なんも言わないじゃん。』


「圧ヲカケスギナンダヨ」


『今日訓練なんだけど。早く行かないとじゃん。』

「仕方ナイダロウ。人ガ困ッテルンダゾ」


私を言い訳にしないでください。ほんとに、

手汗ヤバイ、色々気持ち悪い。鳥肌も、ああ、頭ぐるぐるしてきた。視界も…….ぼや…けて、、





ドサッ








日本さんが第二次世界大戦中のにほんに行くだけの話

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コメント

14

ユーザー

日帝らしいカタカナ表記だぁ…! カタカナ表記大好き! 続きが楽しみ過ぎて24日まで寝れそう。(?)

ユーザー

(´つヮ⊂)ふぉおぉおお!!可哀想な日本が沢山出できそうだ!続き待ってますね

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