幼い頃から、当たり前だった。
いつも一緒に居る事が。
「はーやーとー!」
朝、ほぼ日課となっている【仕事】をしに、ある部屋にやって来た。
「うーん……」
わたし、 三神(みかみ)沙耶(さや)の【仕事】とは、
「隼人、起きてー!」
隣の家に住む幼馴染み、 相川(あいかわ)隼人(はやと)を起こす事。
初めのうちは優しく起こしていたけど、今となってはもう――
「起きなって!」
肩まで掛けていた布団を思いっきり 剥(は)ぎ取ってやるまでになっていた。
「んだよ…もう少し優しく起こせよな…」
睡眠を邪魔されたせいか隼人は、少々不機嫌気味に起き上がる。
文句を言われるのは、いつもの事。
だけどわたしは、この起こし方を変えるつもりはない。
今まで色々な起こし方を試してきたけれど、この方法だと確実に起きる。
これぞ、長年試した結果なのだ。
「優しく起こすと********
*****
******************
*******************
*******
********************
**********
********************
コメント
1件