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こあたん
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151
み お @ フ ォ ロ バ
104
@Somi. 👻🍼
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社員旅行から帰ってきてから、彼と話す時間
はますます増えた。
仕事が終わると、ふたりで外に出て話すこと
が多くなった。
仕事の話。
くだらない話。
今日あった出来事。
何を話していても楽しかった。
帰る時間になっても、まだ話していたかった。
もっと一緒にいたい。
でも、彼は既婚者だった。
その事実は、ずっと私の心の片隅にあった。
彼にとって私は、ただの職場の後輩 な のだろうか。
考えれば考えるほど、気になって仕方が
なかった。
ある日、私は勇気を出して聞いた。
「私のこと、どう思ってますか?」
聞いた瞬間、心臓が大きく跳ねた。
聞かなければよかったと思うくらい、
怖かった。
彼は家庭があることを話した上で、それ
でも私へと気持ちはあると伝えてくれた。
その言葉を聞いた瞬間、私は嬉しかった。
ずっと自分だけが意識していると思っていた。
自分だけが、ふたりの時間を特別に感じて
いると思っていた。
だけど、彼にも気持ちがある。
そう知れただけで、胸がいっぱいになった。
それから、ふたりの関係は変わっていった。
手を繋いだ。
抱きしめてもらった。
キスもした。
初めてのことばかりだった。
彼と一緒にいると、今まで知らなかった自分に出会えた。
人見知りで、男性と話すことさえ苦手だった
私が、彼には自分の気持ちを伝えられる。
嬉しいことも、寂しいことも、少しずつ
話せるようになった。
「こんなに自然に笑えるんだ」
自分でも驚くくらい、彼の前では素直に
なれた。
休日にはふたりで出かけた。
彼が実家に泊まる日は、私もそこに泊まりに
行くことがあった。
一緒に過ごす時間が増えるほど、彼は私の中で
大きな存在になっていった。
いつしか、彼に会えることが当たり前に
なっていた。
仕事が終われば会える。
明日も顔を見られる。
何かあれば、彼に相談できる。
私はその毎日が、ずっと続くのだと思っていた。
でも、現実はそんなに簡単ではなかった。
彼には家庭があった。
私がどれだけ好きでも、気持ちだけですべて
が解決するわけではなかった。
そのことを、私はこれから思い知ることになる。
コメント
1件
わあ、今回のエピソード、胸がぎゅっとなりました…。「私のこと、どう思ってますか?」って聞くシーン、本当に勇気がいっただろうなあと思うと、読んでいて息が止まるようでした。 彼に「気持ちはある」と言われたときの嬉しさと、同時に「家庭がある」という事実が突き刺さって、複雑な気持ちになりました。それでも、彼の前では自然に笑えて、初めての感情を知っていく主人公がとても眩しくて、切なくて。 「ずっと続くと思っていた」という一文に、もう止まらない予感が詰まっていて、続きが気になります。なっつんさんの描く距離感、本当に繊細で、心に染みます🍀