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黒です…
今回なんで僕挨拶かと言うと、もう今僕は大変なことになってる、と思う状況だからです
助けて欲しい…なんか攫われたんですよ。今は人に狭めの通路に詰められてます…司さんの マントを後ろからずっと持っていたからそれごと来ちゃいました。 何も言わない犯人、恐らくバトルチームですかね…力は男の人、手の形は…性別も男です、これは。…吐息が激しい、興奮状態?何故?
ここは…多湿な所で?途中ガチャリとした音があったから、部屋の中かな…両手で行くところを抑えられてる。吐息が目の前に感じられる…少し気分が悪い…
助けて、は今は大丈夫かな?私が何とかしなきゃだ。もう大変な事に巻き込まれるなぁ…
(この間30秒)
人(ハァ…ハァ…少し、手伝ってよ笑
黒(…物によります
人(あはは、ちょっとオレ溜まっててさ〜笑
何が?ゴミ掃除ですか?
黒(掃除ならご勘弁を…僕は掃除下手なので
人(いや、見て分かんない?急に勃っちゃったの笑
何故かニヤニヤとした映像が想像出来る程に悍ましい事を言い出すこの餓鬼を、どう処分してやろうか。
あ、少し私の性格を再確認しますと、字をアカリ座長から学んでいました。書くのはこんなにカッチリとはしていないのですが…
話す、考えるだけなら私は冷酷な人間だったりします。我が主なら話は別ですがね!因みに敬語も使えるんです!
凄いでしょう?あんまりこれを本心で褒められた事はありませんがね…皮肉屋と世は言いますな。(この間2秒)
黒(はァ…それで?僕の存在意味とは?
人(…優しくしてたけどさ…
そして僕の腕を 潰すような勢いで掴み、壁に叩きつけた。余り良い気分では無い。寧ろ…
人(司のトコの女だから直ぐ股開く女じゃないとは思ってた!でもさぁ…
人(流石に怒るんだけど…(怒
言葉の端々に怒りを感じるセリフだった。だが、僕に何を求めているのかイマイチよくわからない。司のオンナ、彼女という訳か?
僕は断じて違う、しかも股を開く女…!
貴様の深い意味もない不快な言の葉に用は無い。この塵風情が…僕の邪魔をした貴様には天罰が下らん事を祈ろうか。
黒(…(手掴
???(だ、ダメ!
?!
突然間にはいられてしまった。誰かかは情報が無さすぎる。だが協力者の ようだ、身長は随分と小さい…心細いが今はそれで良い
人(また可愛い女の子じゃん…ちょ〜っと静かにね
???(ッゲハッ!?
助けに入った割には早い退場であったが、充分だった。私が貴様の首筋を確認するにはな
黒(下らん痴れ者にやる処女は無い。
首に渾身の一撃を食らわせると人は倒れた。これでは私は犯罪者だな…如何しようか
取り敢えず、彼女を起こそうか。
西瓜…だったか?何か少し果実の香りがする
少し声は明るく、口調も優しく、よし。
黒(西瓜、西瓜!
司(スイカ、それに黒!
ゼノ(…ッ良かったよ
スタンリー(此奴…どうすんよ?
千空(まぁいずれにしろ此奴みてぇな奴は出てくると思ってたからな。仕方ねえ
ゲン(スイカちゃん!
何故か、車椅子の音がしない…歩いている?情報交換では車椅子だったが…そんなことは今どうでも良いのだ
今は…泣くだけだ、泣けば被害者面出来る
なんて自分は惨めで悲しいのか…そう思うと涙は勝手に出てくる。
黒(ごめん、グス…不覚だった…迷惑かけた…
ゲン(結構そういう被害者ちゃんが相談部屋来てくれてたから分かったけど…今度はもっと調べなきゃだね…ドイヒー…!
…不思議な言語を話すな…余り聞いた事がない単語が飛び出る
黒(早く、行きましょっか
司(うん、怪我もないみたいだし、俺のマント、余り効果は無いみたいだから…手を繋ぐで我慢してくれないか?
まぁ…それが合理的か
黒(あ、はい。ゼノと手繋ぎは手怪我するし…合理的ですね
移動中
ゼノ視点だ!
黒(西瓜さん西瓜さん、
西瓜(どうしたんだよ?
黒(私、目が見えないので…貴方達の顔が分からないんです。
黒(教えてくれませんか?
西瓜(勿論なんだよ!
西瓜の話には、少し疑い深い箇所があった、
黒(…つまり、私が手を繋いで道案内して貰っているこの獅子王司さんは?身長195cmの長髪大男という訳ですね。… 信じられない…もっと静かな少年だと思ってました…手がごつかったのはそういう訳か…
黒(この低いお声の方は…幾つです?え?25?もう少しおじさんかと…いえいえ、声で判断してますので、、すいませんね…ていうか目が赤くて髪は白って何人ですか!?
黒(非対称の蝙蝠男…分かりました…もえ声の時点で怪しい人間だとは思ってましたが
黒(あ、龍水?!この人が!?へぇぇええ…
黒(声、低くなりましたね…随分と
黒(で、貴方のお顔とか、教えてくださいよ
西瓜(えっとぉ…スイカには分かんないんだよ!
黒(そ、そうですか…確かにですねぇ…
そんな平和な会話をしていたら、着いてしまった尋問室。少し怒号が飛交う部屋からは、酷く濁った音が飛んでくる。
とても良い気分だ。
怒号を聞くのは好きだ、思わずドアを開けた。
そうすると、扉は後ろで締まり、カチャリと鍵が閉まる音がした
図られたか
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