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#Snow Man
桃紫 さく🌸
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#Snow Man
fura
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親父を殴らせろぉ(ノ`Д´)ノ彡┻━┻ うちのふっか💜に手ぇ出した報いは受けさせたるんじゃぁい🖕
おい。◯すよ?神聖なふっか(?)に触ったら夫(照)がブチ切れるぞ まぁ、私はもうブチ切れてますがね🔫( ^ω^ )てか、何となく想像してたけどムカつくな
最後にセンシティブな描写(詳しくではありませんが、喘ぎ、それを思わせる描写)を含んでます。
父親がかなり気持ち悪いです。
(深澤視点)
家の扉を開けた時、誰もいなくて安心した。
今夜は適当にホテルで女と寝てるんだろうな。
まずはスマホ充電して、その後風呂入って、夕飯は……どっちでもいいか!
「ん?佐久間から?」
とりあえずやることやって、適当にベッドでゲームしてたら佐久間から連絡が来る。
佐久間が写真を送信しました……?
なんの写真かと思って、トーク画面を開いたら…
『阿部ちゃんとデート中♡( ^ω^ )』
「うわ……」
思わず声が出た。
送られてきた写真は、阿部ちゃんの隣でカメラ目線でドヤる佐久間。
うぜー、クリぼっちにお前ら彼女いないの?かわいそ〜!笑って言ってくる奴と同じくらいうざい。
『うざい』
俺が返信するより先に、翔太が反応した。
こいつ、グルラに送りやがった…!!!
『自慢うざすぎる』
『このリア充が』
『俺らに見せびらかすな』
おお……翔太の返信ラッシュえぐ〜、わら
いいぞ、もっとやれ!
って思ってたけど…
翔太、お前……
『ま、俺は涼太とご飯だけどな』
涼太が作ったと思われる料理の写真を送ってきやがった…!!
『うわっ!お前もじゃん!!』
今度は佐久間のつっこむ番か。
いいぞ!もっとやれ、佐久間!
『ところでさ、夏休みって予定決まってる?』
しばらく佐久間と翔太の論争をしてから、佐久間が急に予定を聞いてきた。
夏休みの予定、か…
そういえば後少しで夏休みだったなぁ…
『みんなでどっか遊びに行こうぜ!』
「……え?」
『んじゃおやすみ〜』
「えあっ!ちょ!!」
そのまんま、佐久間は何も連絡をよこさない…
みんなでって…は?
「一体どう言うことだよ…..」
確かに、夏休みはなんもすることないけど…
今日みたいに楽しかった日を、夏休みも…
「だったら、いいかもね」
どうせ、ダラダラゲームするくらいなら、俺も佐久間たちと遊ぼ!わら
ガチャ…!!
「………」
……あ、れ…?
今、玄関の扉が開く音した…?
ドンドンドン……!!!
足音、近づいてる……
上ってきてる…!!
部屋の鍵、閉めたっけ?
やばい、閉めないと…!!
転がり落ちる勢いでベッドから降りる。
間に合え…間に合え…!!
「……おーい…帰ってきたぞ〜?おかえり、言えよなぁ?」
「………っ…!」
震える手で、必死に鍵を閉めた扉を押さえる。
お願い……入ってこないで…
「なぁ?いるんだろ?」
扉をどんどん叩かれる。
「チッ鍵かよ…開けろ、父さんだぞ?」
ドアを強引に開けようとして、ガチャガチャ扉が揺れてる。
「おい、いい加減にしろよ。開けろって言ってんだよ!!」
「……お、ねがい……やめて……」
壊れるんじゃないかって思うほどの力で、無理やり部屋に入ってこようとする。
「………」
ようやく音が静まって、閉じてた瞼を上げる。
諦めてくれたのか、もしくは扉の前で酔って寝てるのか …
そんなのわかんないし、俺も部屋からは出る気もない。
最悪、だなぁ……
さっきまで、佐久間と翔太と文化祭楽しんで、康二も含めた4人で後夜祭ライブしたはずなのに……
もう、寝ようかな…
明日は何もないし、文化祭も終わったから授業を受ける必要も無くなった。
いつも通り遅めに学校に行って、空き教室でゲームしよ。
ただでさえ疲れてるんだから、きっと早く寝れるよね。
扉から手を離して、ベッドに向かう。
部屋用の冷蔵庫買っといてよかった。
ペットボトルを1本取り出して口をつける。
夏休み、佐久間たちと遊ぶんだから……
「………はぁ…」
何に対するかわからないため息。
『上司のセクハラに耐える女性社員』
さっき翔太に言われたけど、ほんとその通りかもな。
「ほんと、笑っちゃうなぁ…」
翔太、何も知らないくせに的確なこと言いやがって…わら
俺のこの環境に気づいたのは、唯一1人だけだった。
俺だって頑張って隠したけど、そいつにはバレバレだったみたい。
「…阿部ちゃん…」
阿部ちゃんにだけは、勘付かれちゃってたな…
ガチャ……
「………ぇ?」
急に背後から聞こえた音。
あれ?俺、鍵閉めたよね?
後ろを振り返るのと同時に、首に電撃が走る。
視界が上下逆さまになる。
ショックガン……
最後に認識できたのは、それだけだった。
確か、これも高1の時だったかな…?
いつも通り、予備校で阿部ちゃんと話してたんだ。
その日は確か…並行世界の話をしたっけ?
いわゆるパラレルワールド……
阿部ちゃんは唯一、幸福論とか並行世界とか生と死とか、そう言う話ができたんだよなぁ…
「……つまり、俺と阿部ちゃんが出会ってなかった世界っていうのも、いくつかのレイヤーを超えたらあったかもしれないんだよね」
「その間にある世界も、きっと俺らの関係は変わってたのかもだよね」
「そうそう!!」
「たとえば……ふっかとは予備校の友達じゃなくて、学校の友達とか」
「阿部ちゃんと同級生な世界もあるかも!!」
そんな会話が、楽しかったんだ。
俺が話したことを真剣に聞いてくれた。
一緒に、答えのない問いを考えてくれた。
「………阿部ちゃんはさ、今幸せ?」
そんな会話をしてたら、無意識に阿部ちゃんに聞いてた。
確か、幸福論の話をした時も阿部ちゃんに聞いたかな。
「前に言ってた幸福論の話の続き?」
阿部ちゃんは、俺の質問に嫌な顔一つもしないで答えてくれるんだ。
「覚えてたんだ」
「当たり前だよ」
それに、阿部ちゃんは人の話をすごく覚えてる。
それだけで、ちゃんと聞いててくれてるんだなってわかる。
「前は迷いなく幸せって答えたけど、ふっかの幸福論の話を改めて考えてみたんだ。そしたら、ちょっと変わったかも」
「へぇ、どんなふうに変わったの?」
「確かに幸せなんだけどね、やっぱり幸せじゃない時もあるかなって」
「幸せじゃない時?」
幸せじゃない時……
その場その場で、幸せの感じ方が変わるの?
そんなにコロコロと?
「幸せじゃない時もあるけど、幸せだよ、俺は」
「そんな夢だけど夢じゃなかったみたいに言われても…」
やっぱり、幸せには程遠い俺にはわからないかもしれないなぁ…
「ねぇ、ふっか」
「ん〜?」
予備校からの帰り道。
いつもの分かれ道で阿部ちゃんに声をかけられた。
「……ふっかの家、行ってもいい?」
「…え?」
阿部ちゃんにまっすぐ見つめられた。
俺の家……?
何で急に?こんなに遅い時間帯で?
頭の中が、疑問でいっぱいになる。
「別に今じゃなくてもいいんだけどさ、ふっかの家に行かせて」
「…な、何でよ〜!わら」
俺の家はダメだ。
絶対、ダメなんだ。
佐久間たちにも前に家に来たいって言われた。
でも、目の前の阿部ちゃんはあの時の佐久間たちの目と違う。
まさか、気づいてる……?
そんな不安が脳裏に過ぎる。
家に行きたいだなんて、阿部ちゃんは今まで言ってこなかった。
それが、こんなに唐突に…
冷たい汗が、背筋を伝った。
「ふっか、俺のことを家に入れられないのはどうして?」
「そういう、決まりがあってさ…」
「なら、せめて家の近くまでは?」
「それも、だめだって……」
家の近くは、いつ父さんが帰ってくるかわからない…から…
勘付かれてる…やばい…
「ふっか……足、見せてもらってもいいかな?」
「……っ!だめ!!!」
咄嗟に、大きい声を出す。
足には、父さんに傷つけられた跡があるから……
やっぱり、バレてたんだ…
俺の歩きかたが、おかしかったこと…
「………虐待は、犯罪だよ」
「違う……そんなんじゃ…」
俺の反応から、阿部ちゃんの中で答えは出たみたいで……
「もちろん、被害者は何も悪くない」
「そうじゃなくて……」
阿部ちゃんの静かな声が響いてる。
後悔した。
何でもっと適切な距離を保てなかったんだろうって。
俺らは深く関わりすぎたんだ。
佐久間たちみたいに、近いけど遠いくらいの距離が良かったんだ。
「………ごめん、阿部ちゃん」
俺は、阿部ちゃんに背中を向ける。
俺がまだ予備校に通ってたのは、阿部ちゃんと話すためだ。
でも、もうそれも終わり。
阿部ちゃんも来年、俺と同じ高校に入るけど、学年で棟が違うから会うこともない。
「ふっか!!」
阿部ちゃんが追いかけてくることはなかった。
でも、阿部ちゃんは最後まで……
「悩み事があったら、相談してね?」
「………っ……」
ほんとに、ごめん…
「………ぅ…?」
次に目を覚ましたのは、ベッドの上…
もちろん、俺の部屋のベッドじゃない。
まじかよ、ショックガンまで用意するとか…
床に散らばる缶ビールと吸い殻。
なんで、鍵開けられるんだよ…
「…………」
あんなでも、俺の父親ではあるんだ。
息子の考えてることはお見通しって…?
気持ち悪りぃ…
まだ首痛いかも…
身体も痛いし、やっぱり階段引きずられたのかなぁ?
まさか部屋まで来るとは思わなかったな…
とんでもなく酔ってるか、相手の女性との相性が悪かったか…
どっちにしろ、これからのことは変わらない。
「あぁ…やっと起きたのか」
「…………どう、して…こんなこと…」
上から聞こえてきた声に、何とか返事を返す。
「どうしてって……お前は、俺のことを受け入れてくれるんだろ?なぁ、そうだろ?」
タバコと酒の混ざった匂いがする。
これは、目をつけた女性に逃げられたんだろうな…
こういう日のこの人は、とんでもなくめんどくさい。
明日は、2時間遅刻かなぁ…
「お前だけなんだ。俺のことを受け入れてくれるのは…」
何が受け入れてくれる、だよ……
あんたがそれを強制させてるんだろ…
やめて、触らないで……
触られる嫌悪感は大きくなるばかりで、でもそれを口には出せなくて…
ほんとに、嫌になっちゃう……
並行世界……
もし、こんなことになってなかったら…
もし、あの日阿部ちゃんに向き合えてたら…
頭に浮かぶ、無数のイフ。
もう、諦めるしかないのにな……
「………ぅ…っ…はぁ…っっ……」
血の繋がった父親に抱かれるとか、ほんとにどうかしてる。
「…っ…っん……ぅぁ…」
それで感じる俺もどうかしてる。
この人は、自暴自棄になってるんだ。
酒とタバコと女に溺れて…….
何かあったら俺に矛先を向ける。
俺は、この人の都合のいい道具でしかないんだ……
「……んぅ…はぁ…ぅあっ……!」
「身体は母さんに似てて嬉しいなぁ…母さんは、こういう時だけは可愛かったんだぞ?」
そんなの知るかよ……
「身体は父さんの理想で、男だから妊娠もしない……最高だなぁ?」
「はぁ…はっ、……ぅ…んっ、ぁ…!」
気持ち悪りぃ、何だよそれ。
それが父親が子供に言うセリフかよ…
もしもの話。
並行世界がほんとに存在してるんだったら…
俺が幸せそうに笑ってる世界もあったのかな…?
父さんも母さんも、一緒に……
佐久間たちともっと近づいて…
阿部ちゃんにも、隠し事なんてしなくていい世界…
存在、してるのかな…?
もし、そうなら……
俺はそこに行きたいな……