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政治的意図なし!カンヒュ 死ネタあり

キャラ崩壊ありかも?

オリキャラ出てくる!それでもよかったら見てって






1991年



俺はソビエト社会主義共和国連邦。長いのでソ連とでも呼んでくれ。

最近は景気が悪くて国が崩壊しかけだ。

「ゴッキュゴッキュ、っぷは〜ウォッカうんめー!」

湯に浸かりながら飲むウォッカは極上だ呑気にそう思ってふと湯船の底を見た。

俺は唖然とした。なんでかって?風呂の底が真っ暗闇になっていたからさ。

それに気づいた時にはもう遅かった。下から引っ張られる感覚がして俺は闇に吸い込まれた。最後に見たのは上も下も全て埋め尽くした闇どちらが上か下かわからない闇。ただ、そうただそれだけだった。







どれくらい経っただろうか?もうなんの感覚もない。

ふと声が聞こえる

「おー……だ…じょ……?」


かすかに聞こえたその声に俺は思わず母国語で返してしまった。

「Где это место?」

その声は残念そうに何かぶつぶつと言っている。

「あー外国語かぁナウちゃん呼んでこないとわかんないや…」

俺は遠ざかって行くその声を急いで引き止める。

「待ってくれ…ッ」

苦しい。押しつぶされる感覚が止まない。動けない。目線だけでふと、下を見ると赤色の何かがベチャッと落ちる音がした。血だ。嘘だろ?なんで俺は吐血しているんだ?状況が何も理解出来ない。そうすると遠ざかって行く声の主が足を止めた。

「えー!お兄さん…いや新人くん君日本語も喋れるんだね!すっご〜い!バイリンガル?」

振り返った彼女の外に向かって跳ねているロングヘアの髪がサラリと揺れる。

「あとまだ新人くんは此処に来たばっかりだから体調が安定してないし、あんまり喋らない方が身の為だと思うよ?w」

なんなんだ、こいつ俺は国の化身で結構長生きしている国としてはまだ若いが、こんな小娘に新人くんなどと呼ばれる筋合いはない。

そもそも何で彼女は此処にいる?何もないただ続く闇の中彼女は怪しい笑みを浮かべた。

「そーいやまだ自己紹介してなかったよね?私は181歳の蕗だよ!よろしくね♪」

「っは?」

そりゃ驚きもする訳だ何でこんな奴が俺より年上なんだ?訳がわからん。

俺が聞くよりも先に彼女は俺の疑問に対する答えを出した。

「『ッは?』じゃ無いよそりゃびっくりするだろうけど。私だって最初はびっくりしたよこの空間を支配する神に…」

「此処は『死後の世界だ』って言われた時には」




next→100♡

此処は無念の塊ですっ!

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