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弥生楓-YayoiKaede
まる。
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あの日以降も悠は変わらず俺の家に入り浸る。
ゲームしたり、ご飯食べたり、 口喧嘩したり。けど決まって、身体を重ねる。
拒めないどころか、むしろ毎回期待している俺。
まじでどうしちゃったの…。
この状況って、いわゆるセフレだよな……。
大学の教室、机に項垂れながら考える。
「最近どうした?悩み?」
ふと、隣の席に座る健人に話しかけられる。健人は入学当初からの気心知れた友人だ。
「悩んでる……うーん」
「え〜なになに、聞いていいやつ?」
ペットボトルでお茶を飲みながら、興味津々な顔で聞いてくる健人。思わずぽろっと話してしまう。
「セフレってどう思う…」
「ブフォッ」
ゲホゲホむせる健人。
「ごめん…変なこと聞いた」
「けほっ……いや、え?瑞樹いつの間に大人の階段を…!」
「うるせーな」
「ごめんごめん笑 まぁ…お互い割り切れるならいいんじゃない?俺は絶対ムリだけど」
「だよなぁ…」
「どっちかが好きになっちゃったら、大変じゃん。」
「好き……ねぇ…」
悠が俺を好きに……は絶対無い。
フリーって言ってたし、特定の相手を作らないタイプだろ。 俺は沢山いるセフレの中の1人でしか無い。
俺はどうだろう?俺が悠を……?
「っない、ないないない」
「え?なにが?」
健人をほったらかして思考を巡らせる。
正直、ちゃんと話すようになって、優しいとことか、人並みにあるんだと気づく部分はあった。大嫌いだったのに、いつの間にかこんなことになってしまったけど。
好きになるかどうかは別だろ!
身近なセフレじゃ飽き足らず、付き合いの長い幼馴染の俺にまで手出すようなやつだぞ…?
てか、なんで俺がこんなにぐるぐる考えなきゃいけないんだよ?!
なんか気に食わない……。
「ムカつく……絶対負けない」
「負け…?あれ?何の話だっけ」
「ありがとう健人、俺絶対負けないから」
「うん?頑張れ……?」
絶対に好きにならない!絶対に!
強い決意を胸に健人と謎の握手をする。
と、その時スマホの画面が通知で光る。
開くと、悠からのメッセージだった。
“今日行くから”
「……っ」
好きにならなければ…いいよな?
すでにバクバクと動き出す心臓。
俺はぎゅっとスマホを握りしめた。