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弥生楓-YayoiKaede
まる。
「っはは、この犬お前に似てる」
「似てねーよ……」
相変わらずどっちがこの部屋の住人かわからないくらい、くつろいでいる悠。
ベッドにもたれてテレビを観ながら、俺の飲み物を勝手に飲んでいる。
「いつでも入れるように、家の鍵ポストとかに入れといてよ」
「やだよ…」
ほんと自分勝手なやつ。
俺が都合のいいセフレだと思うなよ!
チラッと悠の顔を盗み見る。
隼兄と双子だけあってよく似た端正な顔立ち、若干上がった目尻が少し意地悪そうな印象を感じる。
まぁでも、かっこいいほうだよな…。
もっぱら俺の家にいるけど、他のやつは大丈夫なのかよ。視線に気づいたのか、こちらを向いた悠と目が合う。
「ん?」
どうした?というように少しだけ微笑む悠。最近、こういう反応をされることが増えた。
今までは意地悪や必ず気に触る一言が返ってきていたのに、なんだか落ち着かない。
「っ、なんでもない……」
少し気まずくなって、目を泳がせていると
そっと口付けられる。
「ん…っ、ふ……」
優しく触れるだけのキスから、徐々に溶け合うような甘いキスに。
初めてした時から、こんなキスだっけ…。
まるで愛を確かめ合う恋人みたいだ。
力が抜けてしまうが、悠に背中を支えられているのに気づく。
無意識に悠の服をぎゅっと掴みながら、俺も一生懸命キスに応える。
「っ、はぁ…ぅ……」
「……お前キスすき?」
「わかんない……」
「ふーん……」
キスが好きなのか?それともこいつとだからなのか…?ぐるぐる考えていると、ぎゅっと抱き寄せられ、向かい合うような体制で悠の膝に乗せられる。
「わっ…何この体制」
「今日さ、お前が動いてみろよ」
「はあ?!」
狼狽えているとまた深いキスが降ってくる。耳や首筋を喰まれながらズボンに手をかけられ、思わず声が漏れる。
「っぁ……」
「ふは、もう固くなってる。期待しすぎだろ」
「っうるさ…」
「ほら脱がせるから、腰上げて」
「……っ」
言われた通り腰を上げる俺。なんだかこれ、して欲しくって従ってる感がすごい。
恥ずかしいのに。それも含めて気持ちいいなんて。
「後ろ自分でほぐせる?」
「っ、むり…」
「ふ、じゃあ俺するから…お前はこっちな」
手を掴まれて誘導されたのはピンとたった自分のそこ。え…自分で触るの?
と、悠の指が後孔に触れるのがわかる。
「っぁ…ん、ぅ…」
悠の長い指でいいところをくりくり弄られる。これ…前もいじったら絶対気持ちいやつだ…
無意識にゆるゆると自分のそれを扱く俺。
膝をつき悠に体重を預け、後ろをしてもらいながら前は自分でいじる。恥ずかしいのに、気持ちよくって止まらない。
「っあ、そこ…ゆう、っ」
「ここ…?」
全部分かるよ、というように好きなところをぐりぐり押される。たちまち近付く絶頂。
「んっう、ぁ…いきそ……」
「まだだめ〜」
次第に早まっていた前を扱く俺の手を掴まれる。きゅっと、後ろからも指が抜かれてなかが切ない。
「っぁう……」
どうしたら良いか分からないでいると、俺を膝に乗せたままごろん、と横になる悠。
そのままズボンをずらし、悠のそれが露になる。
改めて見ると、これが俺の中に入ってるなんて…。これで おれの、気持ちいとことか奥を、いつも意地悪く動きながら……
「どした?」
「っ、なんでも無い…!」
ぼうっと想像にふけっていたのを気づかれないよう、慌てて上体を起こす。って、これ俺が自分で入れるの?!
悠をみると、ほら早く、というような顔でニヤッと笑っている。
「〜っ」
ムカつくし、恥ずかしくて死にそう。
でも、早く欲しい……
欲に抗えず、服の裾を掴みながら俺はゆっくり腰を落とす。
「っん……ぅ…」
「っ、おー…上手上手……最後まで落とせる?」
「む、り……っ」
腰を全部落とすと、一気に奥まで来ちゃいそうだ。流石にこわくて、中途半端なところで止まってしまう。脚がキツい。
「あ、止まった笑 入れんのもう終わり?」
「わかんな……っおく、こわ…」
「ふ…怖いの?じゃあゆっくりしよっか」
優しく頭を撫でられて、不覚にも胸がきゅっとなる。そのまましたからこちゅこちゅ小さく動かれる。
「あっ……う、きもち…」
「ふは、素直……」
まだ全然奥までは入っておらず、浅いところを執拗に弄られる感じだ。気持ちいけど、奥が疼いて仕方ない。
「っおく……おく」
「欲しい?なら自分で腰落とせよ」
「……っ」
今腰を全部落とすとどうなってしまうんだろう。怖いけど、早くもっと気持ちよくなりたい。この状況も、恥ずかしくて仕方ないのに。
「っ……ぁ、は…」
自分でゆっくりと腰を落とす。ずぷ…と中を広げながら入ってくる悠のそれ。気持ちよくって脚の力が抜ける。
「あっ…むり、力はいんな…っ」
「じゃあ力抜いてみ?ほら」
何も考えられず、言われた通り脚の力を抜く。途端に腰を全部落としてしまい、一気に奥まで打ちつけられる。
「っぅあ?!あ…っく……」
びくびくっと白濁を悠のお腹に飛ばしながら呆気なく達してしまう俺。
悠のそれが好きで仕方ないというように、きゅうきゅうと痙攣するなか。
「ふは、そのままいっちゃったんだ?」
意地悪く笑う悠。こんな姿を見られて、恥ずかしいのに気持ちいい。
「大丈夫?動ける?」
「っうぅ……ん、う…」
いったばかりなんだぞとか、無茶言うなとか思いながら、ゆるゆると腰を動かす。
どこに当たっても気持ち良くって、快感を逃がせず声が漏れる。
「んぅ……あ、ぁ…っ」
「ふ…気持ちよさそ…っ」
「っぅ…きもち……、あぅ…」
ふと、ふわふわする頭で悠を見る。
いつもされるがままで、よく見ていなかったけど。気持ちよさそうに眉をしかめる表情が色っぽくて、奥がきゅうっとなる気がした。
悠も気持ちいんだ。
その表情に気づくと、もっと気持ちよくなって欲しい、と思ってしまう。
ってあれ、俺なに考えて……
「…っ、なんか付いてる?おれ…」
無意識に悠を見つめていたことに気づき、慌てて目を逸らす。でも、その気持ちは変わらなくって……
ゆっくり出し入れしながら、俺は前に体重をかける。深いところまで当たるそれに、意識が持ってかれそうになりながら。
上体を倒し、無意識のまま吸い寄せられるように自分からキスをしていた。
舌を絡める深いキスに悠が応えてくれる。嬉しい、気持ちいい。
「っは…お前どうしたの、締めすぎ…っ」
ビクッとしながら気持ちよさそうに息を漏らす悠。こんな姿初めて見た、なんか…もっと見たいかも。
「気持ちい…?」
ぽろっと漏れた言葉に悠は一瞬目を丸くした後、応える。
「気持ちいよ…上手、どうした?熱でもあんの?」
冗談っぽく笑う悠。胸がきゅううっとする。
なんだこの気持ち。さっきから絶対おかしいのに。
「俺も…きもちい…」
「ふは…素直…っ」
途端にしたからとちゅっと突かれる。俺はびくっと痙攣しながら快感を受け止める。
さっきまでの俺のゆるい動きとは、全然違う強い快感。腰を掴まれて、逃げられない。
「ひぁ?!ぁ…あっまっ、て、まって」
「ごめ…っちょっと余裕ない…っ」
「っんぅ…は、ぁ…やだ、いく」
たちまち絶頂を迎える俺。びくびくっとなかで熱く暴れる悠を、きゅううっと締め付けながら。
「っあ…っく……やば、」
すぐにどく…っと悠のそれが波打ち、ゴム越しに達したのがわかった。
「っは……はぁ」
熱をはらんだ瞳で見つめられ、ドキドキする。
お互い何も言わず、ただ深いキスをした。
身体以上を求め合うような、深いキスを。
……
……………
「……明後日も泊まっていい?」
「…っ……す、すきにしたら」
「ふっ…あ〜でも、隼も来たいって。えっちはお預けだな?」
そっか……隼兄来るんだ……
…あれ?俺今ちょっと残念って思った…?
そういえば悠とこうなってから、隼兄のこと、全く考えてなかったな。
ちゃんと我慢しろよ〜と、相変わらず意地悪を言ってくる悠を見つめる。むしろ、悠のことばっかり考えて……。
っと、あぶない。
深入り禁物だろ。決心を忘れたのか?俺。
バカみたいな考えを振り払い、俺は小さく深呼吸をした。
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