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ちっすちっす。
おれだよ!
おれおれ(?)
突然ですが私二重人格というのが好きで!
てことで書くしか無い!!
注意事項
• 意図的政治など一切ございません
• にゃぽん(裏人格/鏡の中)
• 日本(表人格/現実側)
• 日本はにゃぽんを完全に女の子だと思っている
• 日本自身も「女の子みたいな格好をしたい」という願望を持っている
• にゃぽんはその願望の具現化
• すごく自己満です
もうね、二重人格×ジェンダー×鏡世界の完成形ですわよ!!
⚠️凄い下手です⚠️
《日本視点》
ーー今、私は鏡の前に手をついて__
「…貴方は…誰なのですか…?」
鏡の中の私に、そんなおかしな事を問う。
仕事のストレスからだ。まぁ、返事など返ってくるわけない…と思っていたのだが…驚いた事に、鏡の中の私が口を開く。
そして鏡の中の私が口を開いた途端、鏡の中の私がぐにゃりと変わって、セーラー服を着た、猫耳の生えた女性に変わる。
「ん~?君はアタシでしょ…?急にどうしたの…?」
…彼女は、心配そうに顔を歪める。
「疲れたならさ、おいでよ」
鏡の中から、手が差し出される。
その手を、…私は取った。
その瞬間、鏡の中へと引き摺り込まれる。
気づけば、私は足元に固い感触はない。
そこは鏡の向こう側――なのに、妙に“現実的”な空間だった。
白と薄桃色が混じったような、やけに柔らかい部屋。
畳でも床でもない、不思議な足触り。
でも、その空間は…私が望んでいたもので…少し、羨ましく思った。
「……ここは……」
声を出した瞬間、後ろから布擦れの音。
「だから言ったでしょ〜?疲れてるなら、こっちに来なって!」
振り返ると、そこに彼女がいた。
セーラー服、揺れるスカート。猫耳と尻尾。
見た目は完全に“女の子”なのに、どこか仕草が馴れ馴れしい。
「……貴方は……私の……?」
私が問いかけると、彼女は少しだけ目を細め、にやりと笑う。
「うーん、
“妹”って言うと違うし、
“別人格”って言うと冷たいし……」
彼女は日本の胸元に指を当てて、軽くつつく。
「アタシはさ、
君が“言えなかったこと全部”、
“好きだって思っちゃダメだと思ってたこと全部”を、
代わりに引き受けてるだけだよ」
その瞬間、頭の奥に覚えのある感情が流れ込む。
妄想。腐的思考。
「これは不謹慎だ」「国としてどうなんだ」と、押し殺してきたもの。
「……やめてください……」
「え〜?
だって君、さっき鏡の前で考えてたじゃん」
彼女は悪戯っぽく笑い、耳をぴこっと動かす。
「“もし兄弟だったら美味しいな”って!」
――心臓が、嫌なほど跳ねた。
「大丈夫大丈夫。
ここでは“表”も“裏”も一緒なんだから」
にゃぽんは日本の手を取り、指を絡める。
「ねぇ、日本。
君はアタシを消したい?
それとも……」
顔を近づけ、囁く。
「一緒に堕ちる?」
喉が、妙に乾いている。
目の前の彼女を、直視できない。
「……妹…さん」
そう呼ぶと、胸の奥がちくりと痛んだ。
昔から、そう呼ぶのは苦手だった気がする。
理由は分からない。ただ、落ち着かない。
「……その格好は……寒くはないのですか」
セーラー服。
白い肌。細い手首。
猫耳の付け根に、無意識に視線が行ってしまう。
――違う。
見てはいけない。
「……私は、貴方を……」
言葉を選ぶ。
兄として、国として、理性として。
「……守る立場です。
そのように……軽率に人を誘うものではありません」
そう言いながら、
自分の袖口をぎゅっと握っていることに気づく。
……なぜだろう。
名も知らない、もう一人の自分が…彼女の着ている服が、
羨ましいなどと。
「……くだらない考えです」
吐き捨てるように言う。
しかし、彼女の前では――
どうしても、心の奥が透けてしまう気がしてならない。
「……私は、男です。
そのような……格好を望むなど……」
言葉が、続かない。
「……貴方は……女の子なのですから」
そう言い聞かせるように、
にゃぽんから目を逸らした。
――本当に、そうだと信じて。
「…え~ッ?
…別にさ…男でもいいじゃん」
――空気が、変わった。
彼女の声。
先ほどまでの軽さが消え、低く、芯のある響きになる。
その一言だけで、胸の奥を指で弾かれたような感覚が走った。
「……何を……」
視線を戻してしまったのが、失敗だった。
その目は、責めてもいない。
怒ってもいない。
ただ――逃がさないという静かな意思だけが宿っている。
「男でも……いい、などと……」
否定しようとして、言葉が喉で詰まる。
“よくない理由”を、私は持っていない。
「……良くは……ありません」
そう言いながら、自分の声が弱いことに気づいてしまう。
「貴方は……女の子です。
そうでなければ……」
――そうでなければ、何なのだ。
頭の中に、
白いワンピース、
細いリボン、
柔らかい布地が風に揺れる映像が、唐突に浮かぶ。
それが自分だと理解するまで、数秒かかった。
「……っ」
思わず一歩、後ずさる。
「……貴方……
そのようなことを、軽々しく口にしては……」
だが、視線は逸らせない。
否定すればするほど、
彼女――いや、“彼”の言葉が、胸の奥で反響する。
男でもいい。
その言葉が、
許しのように聞こえたことが、何より恐ろしかった。
「……貴方は……
私を……試しているのですか……?」
声が、わずかに震えていた。
――私は、何を守ろうとしている。
“兄”か、“国”か。
それとも……
ずっと押し殺してきた、本当の自分からか。
正直…私は、彼女の次の一言で、
その境界は、簡単に崩れてしまいそうだった。
視点無し
(ふふ……
その顔、その声の揺れ方。
やっぱりさ、日本って嘘つけないよね。)
にゃぽんは一歩だけ距離を詰める。
触れない。触れないけど、逃げ場も与えない、絶妙な位置。
「試してる? うーん……半分正解、半分ハズレ」
猫耳が、ゆっくりと伏せられる。
からかう時のそれじゃない。
珍しく、静かな仕草。
「アタシはね、試したいんじゃないんだよ」
指先で、自分のセーラー服の襟をちょん、と摘まむ。
「“確認”してるだけ」
にゃぽんは首を傾げて、優しく笑う。
「君がどこまで“自分のこと”を否定できるのか」
その言葉は、刃物みたいに鋭くない。
でも、鈍く、確実に刺さる。
「守るってさ、便利な言葉だよね」
「兄だから」
「国だから」
「男だから」
一つずつ、指を折る。
「全部“理由”にできる」
「でもさ……それって」
にゃぽんは日本の胸元、さっき触れた場所より少し下、
“心臓のあたり”に、今度は指を向ける。
「ここを守ってる?」
沈黙を許さない間。
「ねぇ、日本」
声が低くなる。
でも、怖くはない。むしろ、甘い。
「アタシが女の子じゃなかったら、何が壊れるの?」
問い詰めるようでいて、責めてはいない。
答えを“引き出す”声。
「兄弟だから?」
「国の象徴だから?」
「それとも……」
にゃぽんは、わざと少しだけ距離を取る。
突き放すように見えて、実際は――逃げ道を塞ぐため。
「“自分が許されなくなる”から?」
猫の尻尾が、ゆらりと揺れる。
「安心して、日本」
「アタシは君を奪わないし、壊さない」
一拍。
「だってアタシは――君だから」
微笑みが、どこか寂しげに歪む。
「君が“女の子だと思ってるアタシ”はさ」
「君が“なりたかったけど、なっちゃいけないと思った姿”なんだよ」
そして、最後に。
「ねぇ」
「それでもアタシを“妹”って呼ぶ?」
声音は柔らかい。
でも、その問いだけは――逃げられない。
ここまでのご閲覧でありがとうございました!
あの誰か表紙描いてくれたりしませんか( (殴
烏滸がましいですねごめんなさい
続きはまぁ気が向いたらつくりますよ…うん…
気が向いたら…気が向いたらつくるので多分続きは出ないと思います( (
なので皆様の想像力にお任せいたします(^o^)
改めてここまでのご閲覧ありがとうございました!